皆さまごきげんよう。4/30の夜&5/1昼に追記更新しました。
10連休中のごはんおおもりです。
アメブロ3年生になりました。
一番最初に投稿した記事を読み返すと、
👉【日能研】学習力育成テスト(4年生第5回、4/30実施):送り出し編
今でも恥ずかしくなり、追記/修正したくなるんですが、
始めると終わらくなるので放置プレイです。
さて、昨日は次女の公開模試の結果発表がありましたが――
――正直いって驚きました。
国語の平均点がなんと、
55.6点.
ちなみに、
国語と算数は150点満点、
社会と理科は100点満点ですからね。
公開模試の平均点が4割以下(60点以下)なんて、
嘘だろ?という思いが正直なところですが、
問題をいろいろ分析すると、
今の小4にとってはとても難しい問題であることが分かりました。
今日はこの平均点55.6点の衝撃について、
敗者の弁も交えつつ、
おおもり流に分析、
最後にMクラスとAクラスの差に迫ります。
日能研生を持つ小4/小5/小6の保護者様に加え、
日能研で中学受験を終えた保護者様や、
これから日能研に通わせようと思う保護者様、
他塾に通って中学受験に挑もうとしている保護者様にも読めるよう、
内容を大幅アップグレードしました。
かなり長いですが、どうぞ最後までお付き合い願います。
衝撃の国語平均55.6点
1.2つの平均点予想
わたくしの平均点予想は、大きくわけて2種類です。
以下の記事に書いていますが、
一つ目は過去2年分のデータをもとに、
平均点/標準偏差を出し、そこから±σの範囲を平均点予想としています。
これは、正規分布において、
平均値を中心とした標準偏差σの2倍の幅(±σ)に入るデータの割合は68.27%
ということからきております。
簡単にいうと、
降水確率70%ならば傘持って行くよね?
おおもり予想は
それくらいの確率で当たるんだよ。
という感じ。
下の記事にも書いてあるとおり、わたくしの国語予想は73.8~91.4点でした。
二つ目は、問題を見た感じの直観+一つ目のデータ。
敗者の弁として、
わたくしには国語の平均50点台なんて予想できません。
なぜならば、
小4の過去の公開模試の平均点が82.6点、標準偏差が8.8.
ここから、仮に±3σの範囲で見ると、56.2点(=82.6-8.8×3)です。
平均値を中心とした標準偏差σの6倍の幅(±3σ)に入るデータの割合は99.73%
99.73%の範囲を超えた値がくるなんて思いもしません。
ちなみに自己採点でのおおもり予想は65点。
じつはこれもだいぶ攻めていて、
標準偏差σの2倍の幅の下限が65点(=82.6-8.8×2)です。
95.45%の確率で入るということで、これを予想値としました。
ちなみにこの予想、
昨年の有馬記念並みに自信がありました。
2.衝撃の国語平均55.6点
これから分析をしていきますが、
大きな流れは以下と似ています。
👉日能研公開模試徹底攻略! 偏差値60の壁の正体に迫る![追記修正]
まずこちらの記事を読んでからのほうが、理解が早いかもしれません。
①分布
まずはじめに、国語の偏差値分布です。
理想は偏差値50を中心とした正規分布ですが、
今回は偏差値45~50をピークに、
40~45, 50~55の順に頻度が高く、
35~40と55~60がだいたい同じくらいの人数になっております。
一方、上の方は偏差値75超えもいて、
平均点が低かった分、偏差値の差が出やすいテストでした。
②過去の国語平均点
過去2年間の国語の平均点を、5点刻みで何回あったのかを調べた結果がこちら。
小4の国語は平均点は幅が広いのが特徴で
下は65~70点、上は100~105点の範囲まであります。
一方それが小4→小5、小5→小6になると、平均点数は段々下がる傾向になります。
そして最も低いのが小6の60~65点のテストです。
これは、2023年2月12日にあった国語のテストで、
このときの平均点は64.3点でした。
2024組が新小6で受けた公開模試1発目です。
わたくしの中では、
小6の公開模試の平均点(64.3点)より、
小4の公開模試の平均点が下回ることはない
という固定観念がありました。
だったら65点くらいに収束するはず!
結果としては、最初に書いた通りの55.6点。
過去2年間にあった公開模試の国語平均点の最低点を大幅に更新。
もう驚く以外になにもありませんでした。
③4科の平均点
少しだけ寄り道。
次は4科の平均点。
こっちも過去2年間の平均点を10点刻みで何回あったのかを数えました。
4年の傾向は、
国語と同じく平均点の幅が広く、
下は265~275点、上は315~325点の幅にあります。
一番低いテストは、2023年7月1日のテストで266.1点。
今回の4科平均264.5点は、
過去2年間の4科の最低平均点を更新。
国語一教科で、ものすごい平均点を下げたテストになりました。
3.徹底分析
①正答率 VS 出題数
まずは、正答率と出題数の数をまとめたのがこちら。
記述問題は、正答率や採点毎に分けていますが、
これ見てどう思います?
正答率50%以上の問題(図の左側)が、少なすぎると思いません?
②正答率 VS 配点
配点も全く同じ傾向。
見た瞬間、目ん玉飛び出るかと思いましたよ。
正答率50%以上の問題を全部取ったところで何点になるの?
③正答率 VS 偏差値
最後に、ある正答率までの問題を全問正解したときの偏差値。
これみて、ホント衝撃を受けましたよ。
正答率50%以上の問題を全問正解しても、
偏差値38
正答率45%までの問題を全問正解して、
ギリギリ偏差値50に届かない感じ。
偏差値50以上を狙うためには、
正答率40%までの問題を正解しないといけません。
ちなみにわたくしが以前ガチ分析した小6の公開模試の算数はこんな感じで
👉日能研公開模試徹底攻略! 偏差値60の壁の正体に迫る![追記修正]
正答率50%までの問題を取れれば、偏差値50前後は取れていました。
国語と算数、
小4と小6、
異なる2つのテストを同じように比較してはいけないと理解しつつ、
少なくとも酷語女子にとっては
ホントにムズカシイテストだった
と断言できます
4.MクラスとAクラスの差
もしかしたら日能研の運営母体によって表示は異なるかもしれませんが、
はなまる姉妹の通う日能研関東では以下のように、
問題毎の正答率をMクラス/日能研全体/Aクラスでそれぞれ分けて見ることができます。
今回はこれを使い、MクラスとAクラスの差に迫ります。
①正答率 VS 出題数
Mクラス/日能研全体/Aクラスの各正答率と出題数の数をまとめたのがこちら。
これ見て、正直に驚きました。(←もう何回驚いたかワカリマセン)
今回の難易度の高い国語でも、
Mクラス生はしっかり解いているんですよ。
その証拠が、例えば正答率20%以下の、いわゆる"難問"の数。
Mクラス生はたったの3問しかありません。
一方のAクラス生は、16問もあります。
②正答率 VS 配点
配点も全く同じ傾向。
Mクラス生にとっては、
Mクラス全体の正答率20%以下の"難問"はたったの9点。
これを落としたところで、
141点スタートですよ。
一方のAクラス。
「なんだこれ?」
「イミフメイwww」
的な正答率20%以下の問題だけで
61点もあります。
次女まる子を含めたAクラス生は、
公開模試開始と同時に、
イキナリ89点スタート
ですよ。
③正答率 VS 偏差値
ある正答率までの問題を全問正解したときの偏差値を、
Mクラス/Aクラスで比較すると差は歴然。
Mクラス生は、
Mクラス全体の正答率50%以上の問題を全問取れれば、
偏差値58
だいたいMクラスの基準偏差値あたりですかね。
一方のAクラスでは、Aクラス全体の正答率50%以上の問題を全問取ったところで、
偏差値37
これが全体傾向としての、
AクラスとMクラスの差です。
④Mクラス VS Aクラス
さぁ、だんだん面白くなってきました。
ここまで読んだら、皆さん気になりますよね?
AクラスとMクラス、
どの問題で差がついているの!?
ここからはそこに迫ります。
次に、
横軸:全体正答率
縦軸:Mクラス/Aクラスそれぞれの正答率
をプロットしたのを示します。
これ見て、皆さんどう思います?
Mクラスのほうが正答率が高いのは当然ですが、
わたくしはなにか隠されているものはあるのか?とよく見てみると
ありましたよ。
キラリと光るMクラス生が得意とするものが。
⑤Mクラス生が得意とするものは?
先ほどと同じく、
横軸:全体正答率
縦軸:Mクラス正答率ーAクラス正答率
をプロットしたのがこちら。
なんとMクラスとAクラスの間で、
正答率に40%以上も差がある問題がありました。
これぞまさに、
Mクラス生が得意とし、
Aクラス生が苦手とする問題そのものです。
⑥その問題とは!
問題を書けなくて申し訳ありませんが、
以下2つの問題です。
[四]問一Ⅰ:全体48%/Mクラス76%/Aクラス31%
[四]問一Ⅱ:全体47%/Mクラス73%/Aクラス30%
言い換え問題で、
Mクラス生はおよそ4人中3人が正解していますが、
Aクラス生はおよそ3人中1人しか正解していません。
こういうところで、MクラスとAクラスの差はついているんです。
5.可能性を探ろう!
わたくし実は、
日能研小4カリキュラムは、
2周目です。
2周目だからといって、
なんて裏コマンドはありませんし、
1周目がまだ終わっていません
1周目は1周目で毎週大変なんですが、
とりあえず小4の1周目で大変だったことは、
全部過去記事に書いてある
ので読み返せば思い出すことができます。
過去記事含め、最新の記事を読み返すと、いろいろ気づき点があります。
わたくしが一番大切にしているのは、
伸びしろはどこか?
です。
というのも、課題は簡単に見えるんです。
なぜならば、
だからです。
難しいのは、
①褒めポイントを探す
②将来の伸びしろはどれくらいか?
の2つです。
まだ小4.
しかも公開模試2回目。
褒めポイントと伸びしろを見つけてあげて下さい。
例えば次女まる子の場合、
正答率50~80%の配点こそ高くありませんが、
これら点取り問題のほとんどが×なんです
一方、配点の高い正答率40~50%のほとんどが〇.
すなわち、正答率40%以上の問題を落とさなければ、
偏差値55は取れた計算に。
そして驚くべきことに、
正答率19%の問題が〇.
仮に正答率20%以上の問題を全問正解とすると、
偏差値70超え
ですよ
ちなみに長女はな子は、
小6の公開模試/国語で正答率20%以下の問題は
全問不正解です。
そして先ほど書いた、Mクラス生の正答率が高かった二つの問題。
次女まる子は――
――もちろん正解!
これが次女まる子の伸びしろです!
さいごに
完全版をお届けするにあたり、
以前以下の記事を書いた際に頂いたコメント/メッセージがホントに役に立ちました。
👉日能研公開模試徹底攻略! 偏差値60の壁の正体に迫る![追記修正]
この場を借りて、当時やり取りさせて頂いた親愛なる先輩ブロガー様/戦友ブロガー様に感謝致します。
ありがとうございました。
いつか、長女の小6/公開模試/算数でも似たような考察を書こうと思っております。
さぁ、いよいよ5月ですね。
GWが明けると長女はな子は公開模試!
ここで一気に後期日特を決めて欲しいところ!
ですが...
以前以下の記事を書いてしまったので、
👉日能研公開模試徹底攻略! 偏差値60の壁の正体に迫る![追記修正]
この記事を読んだ日能研が
「おおもり対策」
改め
「はなまる対策」
をするのかが個人的には気になっています。
今回は小4の国語がとんでもない平均点でしたが、
次の小6もなにかあるかもしれません。
どんなトラップ/罠が潜んでいるのか、少しワクワクしております。
書きたいことをとにかく書き続けたら、かなりの長文になってしまいました。
ブログを始め3年目。
だいぶわたくしの記事も
キレッキレになってきたことでしょう。
3年目は、遥かなる高みを目指して頑張っていきます。
これからも、応援よろしくお願いいたします。
ごはんおおもり
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