今週から土曜日はしばらく、私が開発したオリジナル心理療法である「十三技法」についての説明をする予定です。
まず、そもそもなんでオリジナルの心理療法なんかを作ろうとなったのか? について。
私は自分の精神疾患を治すために、FAP療法によるカウンセリングを受け続けてきました。
おそらくはそのおかげで、数年かかってじわじわと回復し、ついには自分自身がカウンセラーとして仕事をやる側に回るぐらいには復調しました。
とはいえ、まだ全ての症状が消えたわけではありません。
てかぶっちゃけ、いろんな症状がまだ残っています。
それらも全部治したいと思うわけですが、FAPだけだと果たしてどれだけ時間がかかるのか? という疑問があります。
ただ、今現在この世に存在する心理療法の中では、FAPはおそらくトップレベルのものであり、これ以上の心理療法はそうないんじゃないかなとも思っています。
(別に明確な根拠などはありません。なんとなくそう思っているだけです)
である以上、もっといい心理療法をいろいろ探すというのは、現実的ではない。
あと、現在臨床で使われているFAPは、セルフケアとしては使えないという欠点があります。
あくまで他人に対しては使えるけれど、自分自身の治療には使えない、というわけですね。
なのでその意味でも、自分自身を治療するという目的では、FAPは不適と言えます。
(※「心に聞く」とかも広義ではFAP療法に含まれるので、そこらへんを入れれば別ですが)
ということで、FAP以上に効果があり、かつ自分自身に対しても使える心理療法って作れないの? と心に聞いてみたら、「作れるでー」と言ってきました。
それで心に聞きながら開発を進めたのが、十三技法という療法です。
これは本当に、全てを心に聞きながら作っていったので、既存の心理療法のなにかがベースになっているということはありません。
まあ、いろんな言葉を唱えるという意味ではFAPの流れを組んでいるとも言えそうですし、そもそも心に聞く自体をFAPに含めるならば、FAPの発展・変化系とも言えるかもしれません。
そういうわけで、心に言われた通りに作ってみたけど、これホントに効果あんの? という疑問は当然ながらあります。
どうせ作ったからにはセルフケアだけでなく、カウンセラーとしての仕事でも使いたいと思ったわけですが、さすがに効果不明の心理療法を仕事でいきなり使うわけにはいきません。
ということで、十三技法がある程度完成した段階で、自分自身だけでなく、何人かの知人にお願いしてこれを受けてもらうことになりました。
その結果、どうやら効いているっぽいな、とわかりました。
効き方は人それぞれで、ハッキリ効いているかどうかわからない人もいましたが、その人の場合は大嶋先生から直接受けているFAPに関しても、効いているのかどうかはやはりハッキリとはわからないということなので、それはまあしょうがないかと判断。
心理療法においては、意識では効果がわからなくても、無意識レベルではちゃんと効いており、数ヶ月や数年単位で見たら「あれ、気づいたら前より回復してるかも?」と自覚できるようになるケースもあります。
というか、私自身がクライアントとしてFAPを受けていたときの状態がまさにそれなので、意識レベルですぐに効果がわからないからといって、その療法は効果がない! と断定はできないわけです。
そして効く人によっては、ずっと頭を悩ませていた悩みが、十三技法を1回やっただけでガチで頭から消失したり、半年間決断できなかったことが決断できるようになったりと、劇的な効果を発揮するケースもありました。
まあそんな感じで、なんか効果あるっぽいなと確認できたところで、仕事のほうでも使い始めてみたら、やはりちゃんと効果が出ているみたいです。
なお現時点での十三技法の完成度は、心が言うには「76%」とのこと。
ちなみにこれが100%になったとしても、「それはVer1.0が完成した程度の意味で、それ以降もパワーアップは続くけどなー」とか心は言っています。