カーブスの奥様宅にお呼ばれして、仲良し奥様(75才)と2人で訪問。
85才、ご主人を看取られご自宅を売却、現在はUR賃貸マンションでお一人暮らし。
ご近所住まいのお子さん方もお孫さんも頻繁に訪れているというそのお部屋は、なんて素敵な!と思わず声が出ます。
我が家なんて昭和の名残たっぷりの部屋だけど(センスが昭和のまま)、奥様宅は令和のセンスで素敵なお部屋。
終活も終え、物を極限までに減らしたとの事だけど、若者向けのお一人暮らし用のモデルルームとしてもそのまま通用するお部屋。
とても80代の方のお部屋じゃないでしょ?と、何度もお呼ばれしているという奥様も感嘆。
(私なんてたまたまこちらの75才の奥様と同じマンション友達というご縁で、声を掛けて頂いたようなもの)
見晴らしだけは最高なのよ、とのこのロケーション
隅田川の花火大会も最高のポジション。

実年齢差はあるのでしょうが、波長が合うというのか、馬が合うというのか、楽しすぎる会話。
85才の奥様が、8万円以上を落とした話をされます。
「くっつけていた前歯がポロっと取れてしまったものだから、チャック付きのコノ(小さい)袋に入れて、バッグの外ポケットにポイっと入れて歯医者まで自転車で行ったのよ」
「普段ならバッグの内ポケットに入れたのだけど、長いお付き合いの歯医者だから、家にあった菓子を渡そうと考えて、外ポケットに入れてしまったのね」
「分かっているのよ!チャック付きの袋はチャックをしなきゃ意味が無いってこと!だけど、面倒じゃない!バッグを自転車の前カゴに横に倒して入れたのも、バッグの中に菓子が入って手提げ紐がハンドルに掛けられなかったからなのよ」
「歯医者に付いたら、ビニールの中の歯だけが何処かで落ちて消えていたのよ。その結果、新たな歯に8万よ、8万!歯さえあればくっつけるだけで済んだのに。」
「もうこの年齢だから、前歯一本くらい抜けててもいい!って叫んだわよ。でも歯医者からあれこれ言われて結局作り直す事になったのよ。」
「しかも歯に8万円なのは保険が効かないからなのよ。同じ歯の場合、2年以内は保険が効かないっていうルールがあるからね。もう何十年もの付き合いの歯医者なんだから、ここはこっそりと隣の歯の治療という事にしてくれても(ブツブツ……)」
私「チャックが面倒って、失礼ですがO型?」
奥様「そうよ。私はO型よ」
私「私もO型ですが、やっぱり大雑把ですよね。私もチャック面倒だけど、今後は気を付けます」
私「そもそも自転車で(そんな遠くの)歯医者に行くのもビックリですよ」
奥様「自転車はね、この方(隣の75才の奥様を指し)にも危ない、危ないって注意されてるのよ。私の母親か!ってね」
お子さん方には、自転車で転んで骨折でもしてたら8万じゃ済まないんだから、8万の歯を落としただけでも良かったと思いなさいと言われたとか。(袋のチャックは大切ね)
こんなに楽しいお友達とも出会えて、楽しいのに年齢は関係ないんだなと思ったのでした。