まとめになりますが、これまでの記事は私の個人的な意見ではなく
アメリカのコレクターやショップで使われている見分け方になります。
今のところアメリカではナノティラヌス≠T.rexという考えの方が多いようです。
※このブログを立ち上げた理由は、騙されて購入する人を減らしたいためです。しっかりと見極めたうえで購入してほしいです。
①ショップや出品者を信用しない
歯化石の断面の写真を見せていない業者は知識がないか、騙そうとしていると思ったほうがいいです。
追加写真を必ず要求し、自分で判断すること。
歯断面やセレーション密度は恐竜同定に非常に有効です。
またタイトルや説明にナノティラヌスの可能性をうたっている場合はいいと思いますが
ナノティラヌスの可能性はほとんどない、またはなくなったと書いてある店は
たとえ日本のショップでも疑ったほうが無難です。
気になるならしっかりと写真や数値を要望し、判断してください。
②産地はとても重要
正直これがないとまったくどの恐竜の歯化石かわかりません。
この表記がなければ買うのは控えましょう。
③ロングカーブ長を使用している
これは実にわかりにくいが、しっかりと表記されたロングカーブ長で印刷できれば
直線表記よりもサイズがわかりますが、やはり購入側としては両方表記してほしいです。
直線もどこからどこまでか、わかりにくい場合もあります。
わかりやすいのは、定規と一緒にうつった写真を撮っている業者です。
④化石を手にのせて写真をとっている業者に気を付ける
人によっては手が小さかったり大きかったりするのでとてもわかりにくいです。
海外だと、子供の手や女性に手に乗せ化石を大きく見せる手法もあるので気を付けることですね。
この場合も、定規と歯化石が一緒に写っている写真があれば問題ありません。
⑤知識を身につける
知識があれば騙されにくくなります。
形や色、各種計測やセレーション密度などでわかることも多いです。
特にT.rexは安い買い物ではないのでしっかりと聞きましょう。
⑥欠片に気を付けよう
ナノティラヌス≠T.rexという考えに基づいた場合
T.rexの歯化石欠片や、骨化石のかけらは基本怪しいと考えてください。
なぜなら見分ける方法がほとんどないので。
本当にT.rexの化石が欲しい場合は信頼できるショップから、自分の目で確認したうえで購入していただきたいです。