モロッコの化石の同定①(ケムケムベッド) | 恐竜化石考察

恐竜化石考察

恐竜の化石を考察していきたいと思います。

お手頃の値段で売られていて大変買いやすいモロッコ産の化石ですが

モロッコの獣脚類はよく理解されておらず、研究発表もほとんどされていません。

全身骨格はほとんど発見されておらず、ほとんどの化石は頭蓋骨がありません。

 

ケムケムベッドは、少し前からテガナ累層とも呼ばれています。

テガナ累層は3つの層で構成されています(Akrabou、AoufousおよびIfezouane層)

 

 

現在確認できている獣脚類は5種。

スピノサウルス・アエギュプティアクス

カルカロドントサウルス・サハリクス
デルタドロメウス・アギリス

シギルマッササウルス(スピノサウルス科)

サウロニオプス(カルカロドンサウルス科)

のみとなります。

 

有名な話ですが、デルタドロメウスの関しては頭骨すら見つかっていません。

 

 

市販されているドロマエオサウルスや、アベリサウルスなどは実はまだ研究が進んでいないのが現状なのです。

これらの歯は、すべてをまとめてラプター(ドロマエオサウルス・SP)として販売されていますので気を付けてください。

歯の性質から、ドロマエオサウルスではないか、アベリサウルスだろうという予測をもとに

販売されていますが、現段階で発表された確実なものではありません。

 

たまにルゴプス・プリムスとしてテガナ累層から出た歯として売られていますが

ルゴプスは現在のところ、エジプトでしか化石が見つかっておらず、モロッコからは発掘されていないはずです。

 

②に続きます。