あかり姫登場!そしてプレゼントをめぐる死闘が始まった!
龍馬スタジアムでは、一着を取った選手を称えて、その選手の土地の民謡などが流れる。
そして、レース後にはお待ちかねの一着インタビュー。
本場所を催されるプリンセス「あかり姫」が登場!思わず姫に向かって
「ごきげんよう!」
と声をかけると、あかり姫は笑顔で手を振って下さったのでした。
ゲートからカートに乗って、選手が半周回って観客のいるスタンドの前に来ます。
そして、選手は姫の頼みで、一発芸を繰り広げるのでした。
一発芸はインタビューの最後に選手が行い、観客はどっと笑って拍手をして選手を送るのです。
そして、選手がスタンドに寄ってきて、お待ちかねのタオルの投げ込みです。
各レースで投げ込まれるタオルは三つ。うち一つないし二つが、あかり姫のイラスト入りのピンク色の「姫タオル」で、もう一つは高知競輪の白タオルだ。
全てのレースで3つずつ投げ込まれるから、結構な数になり、本場のお客にとってはお得である。
当然のように、客同士でバトルが勃発する。一人でいくつも取る爺さんがいる反面、私はなかなか取れない。一番前の柵の角に立った客に、毎レース、選手が一つはタオルをそこに手渡しするように投げるので、そのお客は毎レースそこに立って、いくつもタオルをゲットしていたのであった。
選手の皆さんに一言。タオルを投げる場所は、絶対に散らした方がいいと思います。柵にしがみつく人は、大抵同じ面々ですから(笑)。
そして、今開催の目玉プレゼントはもう一つ「あかり姫ストラップ」である。なんでも、スタッフの手作りで、一つの姫人形を制作するのにに30分かかるのだという。
スタンドの観客のお爺ちゃんたちが、姫に「ストラップは?」と次々に聞いている。すると、衝撃的なことに、姫人形は、初日はほとんどを、キッズコーナーに大勢いた小さい子供たちにプレゼントしてしまったというのである。そして、私も場内で、事情を話して歩く姫の姿を何度か目撃した。
龍馬スタジアムのプリンセス「あかり姫」、お客のおじさんたちに結構な人気があるようだ。
龍馬スタジアムにて
3月2日朝、龍馬スタジアムのスタンドにに立った私は、春の柔らかな陽射しの下、透き通るような空を眺めて、気持ちが大きくなる思いがしました。
この龍馬スタジアム、バンクの内側にトラックがあり、陸上競技もできるスタジアムなのですが、今は主に競輪場として使われているということです。ミッドナイト中継でご存知の方も多いと思いますが、照明設備のある立派なスタジアムです。
この高知スタジアムの二階の奥には、なんと、元競輪選手が待機していて質問に答えてくれる、「質問コーナー」があるのです。誰でも自由に入れて、元選手に直接質問が出来るのです。元選手が競輪を直接教えてくれるというのは初めて見ました。
なんと、そこにいたのは元選手でニコ生ミッドナイト競輪でおなじみの「JJ」こと野本順三さんと、競輪スピードチャンネルキャスターの赤澤佳美さんだったのです。テレビでしか見たことの無い二人が、今、目の前にいることにビックリ。あまりの驚きに、思わず声を上げてしまい、ご挨拶をしたところ、お二人とも笑顔で気さくに話して下さって、ジュースを注いで下さったのでした。
高知競輪場には、東京や埼玉の競輪場では味わったことのない感動がありました。
高知競輪、素晴らしい!
あかり姫と坂本龍馬
幕末のヒーロー坂本龍馬だが、実はあかり姫と接点があった!?
うむ、あかり姫といえば高知競輪。いったいどういう関係なんだ!?
3月2日、9時20分、予定より早く高知駅前に到着した。
長年の東京生活、旅行をしたのはもう10年近く前。正直、ここが高知と言われても分けが分からない。
地図で見た高知競輪場に向かって歩き出すが、なかなか着かない。
歩きながら気が付いた。ここは東京じゃないんだ。全てが離れていて遠いのだ!と。
駅前の通りを下り、鏡川を渡り、すぐ右折して、河川敷沿いにず~っと歩くと見えてくるのが競輪場なのだが、私はその前に左折したせいで迷ってしまった。
やっとの思いでたどり着いたのは高知競輪場と思いきや、そのような名称はない。そこには
「龍馬スタジアム」
とあった。
実は、あかり姫が活躍しているのは、「龍馬スタジアム」だったのだ。
う~む、そうすると、このスタジアムは龍馬様が見守っておられるはずだ。
そう思うと歴史のロマンに胸が高鳴る私であった。