ためらいを軽く越える時に

心は引っ張られて

十二の月を渡ってきた

去年の僕より

成長できたかな

去年の僕には

もう戻れないよな

本屋に並んだ

来年の手帳を買う

どうせほとんど書かないくせに

何にだって見える世界

だから何にも見えない

この目に映る

星なら綺麗

除夜の鐘が
幾つもの時をこだまさせる
終わりから始まりへと

優しくリズムは向かう

不安だから

「大丈夫」とつぶやいて

立ち止まる

途切れた言葉を

繋ぎ合わせる二つの手

こくりと頷いて

幻の道を歩く

確かな足取りで

雲を突き破り

そびえる山々が

地上の僕には

見晴らしいい景色

あらゆる固体を

焼き尽くす星の炎も

地球の僕には

かわいい光

ふっと風に消えそうな

僕らの炎も

遠くからあんなに

美しかったら

眩さに

導かれ

静かな輝きに

願いを差し出す

僕が歌わなくても

街は歌で溢れている

互いの手のひらを感じあう恋人達の歌

無邪気にサンタに願いを託す子ども達の歌

当選の鐘を響かせる商店街の歌

うっとりとする眩しさに満ちたイルミネーションの歌

何かを分けて欲しくて

僕は立ち並ぶ店の前を

用もないのに通り過ぎる

誰もがみんな

羽根がないのも忘れて

空を飛んでいるみたい

賑やかさの中のふとした静けさ

虚しさの中にも響き渡る鈴の音

心に湧いた小さな灯を連れて

12月はゆるやかに日々を下っていく

画用紙の色

メモ帳の色

あるのだけど

ないように見える色


空の上から

白がいっぱい降ってきて

屋根も壁もなくしていく

街はたちまち

生まれたてのキャンバス


この景色の前では

どんな想像も

妄想も許されている

今日もどこかの玄関の前に

描かれた一匹の雪うさぎ

僕と君の間にあるもの

それが僕らを繋げて

それが僕らを遠ざける


どんな美しい川でさえも

容赦なく何かを隔てている

甘いせせらぎに引き寄せられて

永遠の流れに立ち止まる

あれもこれも言い訳させてくれ

この命がある限り


あるはずのない理由を説明させてくれ

この人生を通して


思うがままに

思いがけない朝を探して歩く

わざと大きな足音立てて

お久しぶりです。何の連絡もなくサイトの更新を中断してしまい、申し訳ありません。

今日から、詩をまた書いていきたいと思っています。

以前のように、題名どおり、毎日書くことはできないと思いますが、自分なりのペースで続けていくつもりなので、ちょくちょく読みに来ていただければ嬉しいです。

導き出したはずの結論に

足をとられて

たぶん人から見れば

何でもないところで

つまづいている

終わる寸前で書き直した

答えが正しかったのかどうか

今頃どきどきしてきた

ひどく乱雑な文字で

謎の地名と時間

カレンダーのメモには

思い出のヒントがある


さかのぼって

引っ張り出せる過去は

1月まで


カレンダーのせいで

ぼんやりとさえ想像できない

12月より先のこと