闇に消え行く今日の寂しさと
姿を見せる明日への不安
その隙間に涙がぽとり
小さなリビングで流した涙は
拾ってくれる人もなくこぼれて
カーペットの上で光る
なにか価値あるものに
つなげられなかったとしても
輝かしい涙
闇に消え行く今日の寂しさと
姿を見せる明日への不安
その隙間に涙がぽとり
小さなリビングで流した涙は
拾ってくれる人もなくこぼれて
カーペットの上で光る
なにか価値あるものに
つなげられなかったとしても
輝かしい涙
湯けむりのもくもくの中で
頭のもやもやは消えていく
たっぷり満ちたお風呂に入り
溢れさせる小さな贅沢
ざばっとお湯を頭から浴びて
悩みを理由ごと洗い流す
すっきりとした体に
希望がじんわり染み込んでいる
照りつける日差しに
制服もようやく正直になって
真新しい白が列を作る
自転車で気持ちいい風を浴びながら
道いっぱい並んでおしゃべりしながら
6月1日の朝を行く
朝は涼し過ぎた半袖を
昼はすっかり着こなしている
頭で想うのはもう夏休みのこと
部屋の明かりが消えた後も
小さな光を残している照明
溢れる情報を見えなくして
僕はじっくり本を読む
差し込む光に招かれた
文字が心に浮かび上がる
スタンドはまばゆく照らし出す
僕が探していたはずの言葉を
太陽に照らされながら
すくすくと僕らは大人になって
そして埋めた宝物の在り処を忘れていった
どちらからともなく返事は滞り
徐々に薄れていく青春の色
一粒の涙でつながっていた僕らは
乾いた時が別れ
右足が
ためらう左足を引っ張って
左足が
ふらつく右足を励まして
遥かな場所へと
景色を飲み込みながら走る
僕が僕を超える瞬間
苦しみの後の心地よさ
汗で見えないゴール
車の音で聞こえない靴音
でも伝わる
体は足になる
僕は足になる