命は何かを破って生まれる
圧倒的な力に
急かされ押し出されて
地上に芽は出る
火山が噴火したかのように
卵は外にかえる
河川が氾濫したかのように
遥か昔
この星は
破裂するように
生まれてきた
不思議な引力に導かれ
思わず飛び出した僕ら
引き裂かれた世界に
繋がりを求めて
命は何かを破って生まれる
圧倒的な力に
急かされ押し出されて
地上に芽は出る
火山が噴火したかのように
卵は外にかえる
河川が氾濫したかのように
遥か昔
この星は
破裂するように
生まれてきた
不思議な引力に導かれ
思わず飛び出した僕ら
引き裂かれた世界に
繋がりを求めて
僕らは一日という単位を作り
そこに自分を囲って暮らす
心のリズムを保てるようにと
僕らは永遠の中に
数え切れないほどの終わりを作る
何度も生まれ変われるようにと
僕らは時間を細かく区切り
乗り越えることに意味を持たせる
常に新しい時間を迎えられるようにと
全ての数字は答えじゃなく
まだ式の途中かもしれない
何かに足されたり引かれたりするのを
じっと待っているのかもしれない
全ての数字は固形物じゃなく
流動物なのかもしれない
ノートの上で体の中で
まだ計算は続いているのかもしれない
人が作り出した統計を手に
人々は社会問題を論じ合う
神々はその間にも
複雑な方程式を繰り返しているのかもしれない
無力感に苛まれている
あなただからこそ
贈れるプレゼントがある
踏み出すことに怯えている
あなただからこそ
贈れるプレゼントがある
孤独に打ちひしがれている
あなただからこそ
受け取れるプレゼントがある
空虚さを抱いている
あなただからこそ
受け取れるプレゼントがある
今のあなたにしか
贈れないプレゼントがある
この場面でしか
受け取れないプレゼントがある
贈ることでもらっている
プレゼントがある
もらうことで贈っている
プレゼントがある
どんな道を歩いても
隣にはあなたがいた
たまに微笑んで
たまに怒って
どんな夢を歩いても
あなたの胸に
たどり着いてしまう
どんな道を外れても
一人で突っ走って
一人で転んで
擦り切れて
帰り着いた家に
あなたはいた
いてくれたのだとは
気づかずにいた
火花を散らして
僕らの命は奏であう
何度も衝突しながら
僕らは少しずつ歩み寄る
体という壁は
心でしか越えられない
心に最後に残った壁は
体でしか越えられない
一瞬の痛みの中に
生まれ来る未来の音を聞いた
望まずとも
旅立ちの時は来る
待ってもいない
バスの時刻が来る
過去の痛みの上で
じっと座り続けていた
たくさんの人の優しさが
僕を導びこうとしていたのに
望まずとも
旅立ちの時は来る
待ってもいない
バスがやって来た
僕は歩き出す
たどり着いたバスを横切り
誰かの優しさを胸に
誰も知らない未来へ