捕らえどころのないものにひかれる
得体の知れないものにひかれる
もっと知ってみたい捕らえてみたいと
理解のできないものに怯える
計り知れない恐怖に眼を閉じる
閉じてすぐに開きたくなる
喜ぶ前に悲しむ前に
不思議という感情を抱いていたい
あのトゲトゲの手触りを感じてみたい
怖いもの見たさで手を伸ばす
捕らえどころのないものにひかれる
得体の知れないものにひかれる
もっと知ってみたい捕らえてみたいと
理解のできないものに怯える
計り知れない恐怖に眼を閉じる
閉じてすぐに開きたくなる
喜ぶ前に悲しむ前に
不思議という感情を抱いていたい
あのトゲトゲの手触りを感じてみたい
怖いもの見たさで手を伸ばす
巻き戻している間にも
テープの命は再生してる
録画している間にも
再生してる
時間を取り出しながら
時を記録しながら
テープは古びていく
映像の乱れ具合が
過ぎ去った年を示す
テープの中で息づく
あの時代のムード
お茶を沸かし
ご飯を炊き
洗濯物をたたみ
風呂を掃除
トイレも掃除
毎日同じだけど
何か違う
僕が違う
少しずつ家事に
慣れてきて
一人でも
やっていけると
思い始める
嬉しさと寂しさ
ご飯を食べる
自分の後始末で
夜は過ぎる
日の差し込む靴置きの上
尾ひれをささやかせ
めだかは水とたわむれる
めだかは大きな目は
どんな景色を捕らえている
鉢の外の僕に眼もくれず
水草の中をゆたゆたと
人が夜にくつろぐ頃に
めだかは目を開けたまま動かない
どんな夢を見てるのだろう
失われたものが
簡単に取り戻せてしまう
言葉の上では
廃墟や屍を
ただの言葉にして
僕らはその上に立つ
「恐竜」という言葉があるから
僕はいつまでも恐竜を忘れられない
そして今でもどこかに
恐竜がいると思っているふしがある
家族と気まずくなった時
二階が逃げ場所だった
閉じこもるには簡単で
階段を駆け上り
ベットにうずくまり
お気に入りのCDを
ヘッドフォンで大音量で聞いた
眠りの静けさでも
音のにぎやかさでもよかった
心の声に耳を塞いでくれるなら
しばらくしてふっと我に返る
何分寝ただろう
ずっと起きてたのだろうか
「ごはん」と呼ぶ声がする
行かなくちゃ