『術後は発熱や患部の痛みが”出る場合も”ありますが、その際は痛み止めを処方しますので心配いりません』の説明通り、夜になって脇腹から腰にかけて痛み出し、、、ナースコールでそれを伝えるも先生に確認してみますから少しお待ち下さいねと言われ、、、1時間近く待ってやっとお薬を入れてもらえて寝られたのだけれど、、、4時間くらいしたらまた痛みだし更に酷いような。
結局もう一度痛み止めを入れてもらい朝を迎えました。
がっ
熱も下がらないし どうにもこうにも痛みが治まらない。昨日一日絶食だったから(体力落とさないように)今日は絶対3食べなくては!と思っていたのに、朝食が届いても痛みによる吐き気が酷くて一口も食べることが出来ず。 そうこうしている内にC先生が様子を見に来て下さいました。
C先生(以下Cと略): なんか痛いんですって?
fumi: はい、すごく痛いです。 最初脇腹が痛かったんですけど腰も痛くなってきて、、、冷や汗出て吐き気もして。
C: まぁ手術した後だしね... これが尿路結石の痛みってヤツですよ。 急に激痛になるって言うでしょ?
え? でも結石取ったんじゃないの? むしろ手術前より痛いんだけど。
fumi: なんか熱も下がらなくて。
C: 手術した後だしね。 fumizukiさん...痛いの弱い?
fumi: 最初は弱かったけどなんかだんだん痛みが強くなってきて...
C: そうじゃなくて、痛いのに対して弱い?
あ、これ痛いって言ってる私が大げさって思ってるんじゃね?
fumi: うーん、普通? かな。
結局何言っても”手術した後だしね...”で済まされてしまう感じ?
C先生、はぁ~仕方ないなぁみたいな顔をして、
C: じゃあ一応エコーで診てみましょうか? 診たら安心でしょ?今エコー準備してもらうんで、一応ね、診ときましょう!
ってことで病室でエコーで診てもらった結果
C: あれっ? あぁぁーっ! これ流れてないなぁ。 そんなに凄く腫れてはいないけど腎臓が腫れて水腎症になってますね。 ほら、ここ。
腫れてんじゃん ほらほらほら...やっぱりスゴく痛かったんじゃん! 先生、私のことちょっとくらいの痛みで大騒ぎする人って眼で見てましたよね?
C: あー ステントしてるけど詰まっちゃったのかなぁ? ちょっとステント交換してみましょうか。 10分くらいですぐ出来るんで簡単なんで、、、ステント交換したら治ると思うんで。 (ステントとは、術後に尿管が腫れて流れなくならないように一時的に入れる柔らかいコイル状のチタンみたいなヤツです。たぶん15-20cmくらいの長さ)
そう言われて処置室みたいな冷蔵庫のようにキンキンに冷えた部屋に連れて行かれステント交換になった訳ですが、抜いたはいいけど新しいステントが全然入らないっ!! 腎臓から尿管に繋がる部分が(手術後で腫れている可能性もあるけどそれは不明)狭窄してるらしくその部分が通らないらしい。
10分で楽勝で終わるはずだったのに、冷蔵庫の中で2時間以上の格闘(先生が)になりました。 先生も大変だったけど、私も冷蔵庫の中冷気が吹き出している真下にいたから手足の先の感覚が無くなるほど冷たくなって...。
10分で簡単に終わると思っていたC先生、最初のうちこそ
C: あれっ? 入らないな。 あれっ?
って口調も軽い感じで作業にも余裕がありましたが、段々と
C: あっ 何だよー くそっ。 A先生ちゃんと入れてなかったんだな。 手術の時も中々入らないって苦戦してたもんなぁ~ あのさ~○○(武器の名前)はある? えっ?無いの? じゃあ○○○は? えっ無いの?
ちょっと手術室にあった××持ってきて!(看護師さんに指示)
ここの病院設備が整ってないんだよねー(C先生は前の月に他院より来たばかり)。 普通あると思うんだけどさー
もうよりによって何で休みの前の日にこんなことになるかなぁ... etc.etc.
先生...心の声ダダ漏れですど... 私、麻酔してないから全部聞こえちゃってるんですけど...
もう後半はほとんど先生のRPG状態で、私、人間として扱われてなかったと思う。
C先生に2時間格闘して頂いたおかげで最終的にステントは無事に留置され(CTで確認したから今回は絶対大丈夫!って)、その瞬間痛みは嘘のように消えて無くなりました。 病室に戻ってからナースステーションに呼ばれてC先生が今やった処置を画像を見ながら説明して下さり
C: 手術の時のステントをA先生がちゃんと入れてなかったんだねぇ...腎臓まで届いていなくて水腎症になってました。 術後の画像では入っているように見えてるけどレントゲンの画像だから正確に解らなかったんだよね、たぶん。 今回はCT撮ったから絶対大丈夫!
”ここ”狭窄してる人っているんですよ たま~に。
fumi: そうなんですね。 処置して頂いて痛みが全く無くなりました...ありがとうございました。 なんか(狭窄してる面倒な人で)すみません。
C: やっ 別にfumizukiさんのせいじゃないんで それは。 僕が運が悪かっただけなんで。
患者目の前にいるのに”運が悪かった”って言っちゃうんだ?
fumi: 今回TULの手術受けるのにブログとかで体験談探して見たら...男の人だったんですけど、術後一週間でステント抜く時は局所麻酔したけど、それ(抜くの)が叫ぶほど痛くてTUL手術で一番痛かったって書かれてたので、今ステント抜く時に凄い痛いのかな~って思ってたけど それ程でも無かったです!
って言ったら、
C: いやっ 今回のfumizukiさんのは麻酔使うレベルです!
へっ?
C: うちの病院ではこれ完全に麻酔使ってやるレベルです!
いやいやいや 麻酔しなかったじゃん。 それはアレ?麻酔科の先生とかいなかったから?
fumi: 先生、、、私、たぶん痛みには強いですっ!
C: 今日はこの後は(自分は休みになるので)B先生が引き継いで診てくれるからね。 外来は自分になるけど。
結局この日の朝食も食いっぱぐれ、病室に戻るともう昼食の時間になってしまったんだけれど、、、ずっと何も口にせず胃の活動もすっかりストップ+運悪く気象性の頭痛も始まり、食べ物の匂いを嗅ぐだけで気持ちが悪くなってしまい、この日もほぼ一日何も食べられなくてほぼ2日絶食。