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ニカワマネジメント

貼り箱の肝となるのは、生地(心材)と包身(化粧紙)を貼りあわせる糊のマネジメントなのですが、
これが一筋縄にはいきません。
ユーシ・イレブンで使っている糊はニカワなのですが、
ニカワというのは熱で溶けるもので、
水と混ぜて使うのが一般的です。
ということは、温度と濃度の管理になっていくのですが、
夏は気温が高くて湿度が高いためニカワが固まりにくく
冬は気温が低くて湿度が低いため固まりやすい性質になります。
そのため夏は速乾性の高いニカワの割合を増やします。
この性質を持つニカワのことをオープンタイムが短いと言ったりします。
逆に冬はオープンタイムが短いニカワの割合を増やします。
さらに、包身(化粧紙)が糊の食いつきが良いかどうかでも
つきの良いニカワにするかどうかを調整したりします。
機械貼りと手貼りの違いも大きいです。
機械貼りのほうがオープンタイムが短いニカワを多く使う傾向にあります。
この辺はあくまで基本で、様々な条件でニカワのブレンドを替えていきます。

流れ作業は大変だなー

機械の流れに沿って作業をしている時のほうが
自分のペースで作業するより疲れます。
人間の動きは一定ではありません。
調子よく体が動いてくれる時間と
思うように動いてくれない時間があります。
調子いいときは機械を待つことになりますが
思うようにいかないときに作業が滞ると大変です。
一度溜まるとそれを消化させるのは相当ペースアップをはからないとなりません。
人手がギリギリの時にこの状態だと一度機械を止めてもらわなければならないこともあります。


労災講習会

昨日は、紙器加工関係の会社のための労災講習会に行ってきました。
紙加工業者の怪我で多いのが「挟まれ・巻き込まれ」というのには納得がいきました。
さらにここ最近労災が増加傾向であるということにも、
これだけ不景気が続くとどうしても安全管理が疎かになってしまうのかと思いました。
講習では、リスクアセスメントの話を中心に、
労働災害を回避するための基本的な考えを学びました。
話を聞きながら、自分の工場にも安全対策が必要なところがいくつも思い浮かんできました。
講師の先生も100パーセント安全ということはありえないといっていましたが、
なるべくリスクを減らしていくように気をつけて対策していきたいと思います。

試作と本製作は違う

貼り箱にしてもVカット箱にしても、そのほかの紙加工品にしても
数個しか作らない試作品と数百から数十万作る本製作とでは、
ひとつの製品にかける注意がまるっきり違ってくるのはわかっていただけると思います。
試作品は出来るだけ本製作品に近い物を作ろうとしますが
作る手順や方法が違う部分があるために
100%同じものを作るとこは難しいです。
その代わり本製作ではありえないくらいに時間や労力を注いで作るので、
仕上がりが本製作以上の完成度になることもあります。
皮肉なことですが、スペシャルメイドの試作品を基準に
大量生産の本製作品の完成度を求められて困ることがあったりします。
コストと品質は比例するので、一つ一万円以上で作った試作品と
単価数十円~数百円で作られた製品を比べられてもとは思いますが、
出来るだけクオリティを高くしようとするのは
ものづくりの至上命題だとは思うので、
なんとか品質と適正コストのバランスをとっていこうと思います。

富士山雪化粧

今朝の雨が富士山では雪になったようで、結構下まで白くなっていました。
東京にいたころは、富士山が目に入ることは全くなかったので
あらためて毎日見ることが出来るこの環境というのは
恵まれているなと思います。
子供のころはいつもそこに当たり前のようにあるので気にしなかったですが、
10年離れて生活したので、
富士山って現実感が薄い山だと見るたびに思うようになりました。
綺麗な山、自慢の山なのですが、
実は一度も頂上に登ったことがなかったりします。