特定非営利活動法人 秋田スポーツPLUS 加藤光平

特定非営利活動法人 秋田スポーツPLUS 加藤光平

〝特定非営利活動法人秋田スポーツPLUS”代表を務める加藤が個人発信するプライベートブログ。2022年9月よりフリーペーパー秋田スポーツPLUS内、加藤光平備忘録をこちらに移行。



野球、サッカー、バスケット。チームスポーツの上位を占めている小・中学生にとってのメジャースポーツがこの3競技かと思いますが、先日、全国レベルの大会を視察した際、SNSか何かで全国レベルにおいても成長の停滞感を感じているといったコメントを書きました。個人の感想なので他者からすれば「あっそう」レベルの話ではありますが、もちろんここ秋田についても同様に停滞感、低下感を感じていて、アベレージのサッカーの質はもちろん上がっていて、今のような整理された戦術的なサッカーなど我々が小学生だった頃には今のようなサッカーなど出来ていなかったですし、その意味では間違いなくレベルは上がっているのですが、ただ、やはり総評として「レベルは下がっているなぁ・・・」という印象は拭えません。突出した個のタレントは見られなくなり、5年前、10年前、20年前にいたようなストロングを持つ選手は居なくなりましたし、個だけではなく「あの年代の決勝のような」「あの年に見たあのチームに匹敵するような」という比較の中でそこに追随してくるようなチームはここ数年見られなくなりました。

1つは運動能力の低下。幼少期からの運動環境の変化、兄弟の減少などによるものも影響しているでしょうか。人口減少と少子高齢化による裾野の縮小、競争環境の変化があるかと思います。

そして、もう1つ。これが今回取り上げようと思っている主たるお話となります。他競技への流出です。

 

冒頭のサッカー、バスケット、野球ですが、ここで1つクイズです。この3つを競技人口の多い順に並べてみてください。秋田県のお話です。皆さんがどう並べたか、自分はおおよそ想像がつきます(苦笑)

答えは・・・

1位サッカー、2位野球、3位バスケットです!!!

どうでしたでしょうか。実はこれは嘘です。

本当の正解は1位バスケット、2位野球、3位サッカーです(苦笑)

なんでブログで1回うそつくんやー!と思われる方、多数かと。

サッカー従事者としては希望はサッカー1位ですよね。そして、サッカー1位の予想を疑わなかった方も多くいらっしゃったと思います。しかし、ファクトとしては以下の通りでした。

 

バスケット

令和3年:2,668名 令和4年:2,447名 令和5年:2,583名

 

野球

令和3年:2,419名 令和4年2,253名 令和5年2,082名

 

サッカー

令和3年1,626名 令和4年1,454名 令和5年1,452名

 

これらはスポーツ少年団登録者数のデータとなります。

このようにサッカーはおそらく皆さんが想像されていた数字よりもはるかに野球、バスケットに差をつけられていて、むしろ上だと思っていた方からすると驚愕の結果となっています。

自分が肌感で他競技への流出を日々感じているその「肌感」を数値で確認しようと調べたところこの結果に。

R4→R5で見るとバスケットが140名程増えています。サッカーについてはR3年からR4年にかけ、172名も減少していて、こうしたことが今後何回か続くと、競技人口は一気に3桁に転落します。

問題はこれらをどう止めるかという対策なわけですが、そもそも、この状況を把握すべき人達が、数字でこれを把握しているかどうかです。ま、僕には把握すべき人が誰なのかすらわからないですが(苦笑)

もし、こうした領域を司る人を知っているという方は、是非その方に質問してみてもらいたい。

「今年の登録者数って何人になりました?」

「今年何人減ったんですか?」

何年か前にある機関に電話でこうした問い合わせをした際に「わからない」「〇〇を調てくれ」と言われたことがあり、その時は「そりゃあ秋田はこうなるよね」と思いました。現状が把握できていないんだから。

まあ、お金の話に変換するとウチの会社がまさにこの状態なので偉そうには言えないんですが・・・苦笑

 

・子供は減っている

・他競技に人材が流出している

・現状を把握していない

・対策が十分でない

 

これに環境的要因なども掛け合わさり、今日に至るということでしょうか。

バスケットが1位で野球が2位。肌感、どうでしょう?

「えっ、ウチの小学校だと野球が圧倒的に多いよ」「バスケ、そんな居るかなぁ」

そんな感想を持った方も多いのでは。

それはあながち間違いではありません。ある意味では野球がダントツの1位なんです。

どういうことか・・・

キーワードは女子です。察しの良い方であればもう説明不要ですね。

サッカー、野球には女子の文化が無い(厳密には野球もサッカーも女子選手はいるが)表現が難しいですが、端的に言うと、バスケットのように女子チームとして活動し、大会を行う程の競技人口は居ないということです。

なので、バスケットの競技人口は男子に加え、しっかりと存在感のある女子の競技人口の合計となる為、1位なわけです。

その意味でいくと、ほぼ男子だけの野球がこの位置をキープしていることはかなりの男子選手を引き込んでいる証であり、その意味で「ある意味1位」と言っていい競技です。

さて、サッカーはこのまま減りゆくコンテンツなのか、何か改善策は見出されるものなのか。

サッカースクールに従事する自分としては非常に悩ましい状況の中で、取り急ぎ今日現在にあっては昨年の会員数を超えて活動できているので非常に有難いことです。まだまだ募集中ですが。おととしの水準まではまだまだ到達出来ていないので、引き続き努力して参ります。

 

長文お付き合い頂きありがとうございました~

 



久々に靴を買いました。普段履きと仕事(サッカー)履きの2足一気に。

この半年くらいずっと買おう、買おうとお店に行っては見ていたのですが、良いなと思うと高い。安いもので探していくと惜しいけど型が好きじゃない、カラーが合わない、などなど、ドンピシャでハマるやつが見つからなくて半年近く経過していました。

で、今回買ってはみたけど、買ってみるとこれまで却下してきた靴達と大した差はなく、100点満点ではないけど消去法的に、そしてそろそろマジで買わないと今のは使えないという差し迫った状況になったことで買ったという感じ。

なんか一緒だな、と思ってこのくだらない加藤の靴の話を取り上げました。

選手のチーム選びも大人の仕事選びもみんなこれだなと。100点は存在しない。ましてや自分にとって全てを兼ね備えていると思えるような選択肢などあるわけがない。何に重きを置き、何を捨てるか。

譲れないもの、大切にしているもの、ここが1番なのかなーと。

ちなみに、自分は昔、adidasのフルオーダーのランニングシューズを作った事があります。タイプ、配置、配色、デザインを全部自分で決められるやつです。

2万円くらいの費用で、後日自宅に送らせてくるんですが、結論から言うと満足感が低かったです(笑)自分の思った通りになるホワイトキャンバス、つまりは自由は逆に不自由であると。

思った通りに出来る事は実は不自由、表現が正しいかわかりませんが、とにかくそこに高い充実感や満足度は存在しない。


ASPに置きかえて考えると、ジュニアユースの3年生が高校の進路を、秋田の6年生がASPジュニアユースのチャレンジを検討してくれていたりしますが、この靴選びになんだか似ていて、昨日3年生が2人、県外の特待で進路を決めましたが、慎重でいてあっさりにも感じるし、熟考でありながら潔い感じがする進路決定プロセス。

ただ、何を大切にするかという点では我々スタッフとご家族共に方向性が一致した上での進路決定にここまでなっている気がしていて嬉しいです。3年生、今月はバタバタ決まる予定です。

後は6年生のセレクションですね。是非飛び込んで来て欲しいな〜

ASPでの3年間できっと見たことの無い世界が広がると思うので。僕は第三者視点から先ほどの靴選び的にASPを評するなら、消去法でASPを選びます(笑)

100点とは言いません。至らない点も沢山あるので。だけど選択肢の中で1番に推します。3年間をサッカーだけで捉えている選手、強さやリーグがどうこうで考えている選手は県内外その魅力を持つチームは沢山あるので是非そちらをチャレンジして欲しいです。

「入口」と「出口」に想像を巡らせた上で我が子にどんな3年間を過ごして欲しいのか、そこをイメージされているご家庭はASP向きです。一緒に良い3年間を作れると思います!

前回の更新が7/3でした・・・出張の度に移動時間などを利用してブログ掲載内容をメモに入れていたりするのですが、それを投稿していないという。そして熱量というか時期・タイミング的になんだか個人的に賞味期限を感じてしまい、使わない・・・みたいな事も結構あります。

今回はそうしたメモの一部を引用して構成します(苦笑)

前々回の掲載で進化圧というワードを出しましたが、今回のワードは「揺り戻し」です。
前回の「進化圧」というワードを最近をよく使っている~という話については、ここ最近の様々なピンチのお陰で本気になって様々な改革に進む事が出来た。危機による本気、改善という様を進化圧という自分なりのポジティブワードに変換しているというお話。決して強がって言っているわけではなく。ただ、この1年を終えた時点で目標に到達出来なかった場合は笑い話を通り越して笑い話では済まなくなるので気合い入れて活動している今日この頃と・・・

 

 

  揺り戻し

スクールについて。自分がスクールを立ち上げた時、スクールなんて無かったのに、随分と秋田の環境も変わりました。たぶんスクールという存在も、スクールウェアにバナーを貼り付けるスポンサー広告も自分が始めた当時は他に存在していなかったので、秋田のスポーツ文化の醸成に1mmくらいの影響は起こせたかなぁと恐る恐る自分で言ってみたりするわけですが、
今、サッカースクールと言えばおそらく自分が把握しているだけで10を超えます。ただ、年齢やレベル・目的に照らすと直接競合しないスクールが多く、サッカースクールが沢山増えて困ったな〜というスタンスではない感じです。競合はサッカーではありません。競合はむしろ他競技になってきます。
特にバスケット。凄まじいペースでスクールやパーソナルが増えています。
人口、子供がどんどん減っていく。サッカースクールも増えてきた、そして他競技のチャンネルも増えてきた(スクールやパーソナルなどの選択肢という意味で)
ASPが利用している同じ会場では卓球のスクールもありますし、ウチの女子スクールのような特定の競技に特化しないスクールも沢山あります。現にウチの娘もASP女子スクールとハピネッツのスポーツスクールに通っています。
これだけ選択肢が増えてきたことは当時から比べると素晴らしいことで、以前は秋田でスポーツをすると言えば水泳と体操以外は完全スポ少に依存していました。スポ少登録会員数が東京都より多かったですから。いかにスポーツをする選択肢がなかったか。
最近、スクールの体験や入会が増えてきました。ここまでの話の通り、市中の環境は楽観出来るものが何もなくどちらかと言うと厳しいものですが「他で何かあったのだろうか?」と思うくらい他所のスクールに所属していた子達が体験や入会でASPに来ています。
スクールが始まり、乱立とまでは言わないですが沢山の選択肢ができ、当然、需要が分散し、ASPとしても2022年→2023年と会員も減少傾向でしたが、8月時点で昨対は超え、次は一昨年の水準を目標に更に取り組んでいる状況です。
この数年の全体の流れを見て思うのがまさに揺り戻しだなぁと感じていて、その波は全くない方がいいし、実際、需要の波が無い部門もいくつかあるので全てが常にそうであっては欲しいけれど、長い年月で見れば波は上がり下りを繰り返してはいるが、結局ならしで見るとある一定の横線の前後を進んでいるのだろうかと感じるところです。
ただ、これも今年は結構様々な取り組みを経ての結果なので、進化圧の先にある成果であるのは間違いない。引き続き努力していき、強い体制で以前のレベルまで戻せれば、それは同じ状態に戻った以上のものなわけなので、その姿を楽しみに進めていきたいと思いるところです。

 

 

  ジュニアユースの3年間を俯瞰で見る

先日、ジュニアユースの保護者様からこのようなメッセージを頂きました。

「コーチ陣もお忙しい中、このように細やかな部分までみてくださり感謝します。練習に行くのが楽しい!仲間も最高!と言ってます!親としてもとても嬉しく感じてるところです。またこの間の説明会でも今だけでなく未来のことまでコーチ陣が考えてくれていて、とても安心しました!家に帰ってから旦那とASPに入れてよかったねと話してました!今後もたくさん迷惑かけると思いますが親子共々よろしくお願いいたします。」
シンプルに、凄く嬉しかったです。
1年生の保護者さんでした。ジュニアユースの1年生は北東北のリーグを戦っていますが、未だ未勝利。全敗です。ただ、説明会でも保護者の皆様に伝達しましたが、この結果をどう捉えるか、選手にどう接し、どう伝えるかは別であると。ともすれば大人こそ結果に揺さぶられ、コントロールを失いがちです。大人とは、保護者も指導者も含みます。試合結果を感情で反射的に捉えてしまう事が多い。それが、コントロール出来る冷静な、先を見据えた保護者さんがASPに飛び込んできてくれていると再認識したメッセージでした。
小学時代にチームが強かった選手達が次のジュニアユースのステージで無条件で個として評価されて活躍するわけではないです。現在、中学年代で活躍している選手達のジュニア時代の所属チームを見れば明らかです。むしろ…というくらいの勢いです。
それは中学から高校に進む際も同じ。中学時代に何々リーグに所属していた、何々トレセンだった。だから無条件で評価する、そんな指導者は高校にはいません。高校はもう成果物を提示する勝負の年代。チームが求めるものに合致する選手を実際のプレーで見極めて評価する。強いチーム、リーグがどこか、トレセン何人その「基準」にはお子さんが中学3年間をどのように過ごし、その先の高校、更にその先に繋げていく上でオフザピッチや学業はどうあるべきかという全体を俯瞰したマップはないので、先々で選択肢を失う引き返せない1本道にハマっている場合もあるよと、少なくとも携わっているスクール生には情報として伝えたい。
今、ASPとしてはジュニアユースのセレクション参加選手を募集している時期の真っただ中なので、見栄え重視、良いことばっかり言いたいのところなのですが、中学生ともなれば遠かれ細かれ卒業後も一生の付き合いになる年代です。誠実でお互い気持ちの良いお付き合いが末永く続く、そんな選手・ご家庭と縁を持てたら幸いです。

 

最後におまけにもうひとつ。

自慢ではない?はず。「自」ではないので。ウチの誇れる選手達のお話を~

先日、ある中体連のチームと試合をしました。そのチームは人数が少なくほとんどの試合を大差で負けることが多いようで、試合中、対戦相手からも心無い言葉を浴びせられる事があるとのことでした。その中で「ASPでの試合ではそうしたことが無く、選手の態度も良く、ファンになった」と、監督同士の会話の中で身に余るお言葉を頂いたとのこと。

公式戦だった為、人数不足であってもそのまま試合は行うしかありませんでしたが、試合後のトレマは別。相手の選手達も11人揃ったサッカーをやれたら嬉しいだろうと、出過ぎた真似かとは思いつつもこちらから選手を3名程加えての11vs11を提案し30分1本を実施しました。あいにく途中から大雨になってしまいましたが、やはり11人になるとそれまでとは明らかに違う見え方をする選手、連携が出る事で動きが変わる選手が居て、コーチングしていた自分も途中から両チームへのコーチングに変わっていました(笑)

この夏、全カテゴリーとも遠征や様々な機会を通じて「人」を磨くこと、そこをスタッフ一同強く意識して日程を消化してきたので、まだまだまだまだまだまだ出来ていない事の方が多いですが、少しずつ評価できる現象が見えてきたことはとても嬉しく思います。

 

  繁忙期に迫る勢いの6月を終え・・・

 

6月はとにかく早く終わって欲しい1ヶ月でした。特に土日がひどいスケジュールで、普通に生きていれば平日に働いて週末の土日(休日)が楽しみというのが一般的ですが、このお仕事は休日こそ忙しいので、ただ自分の場合は「嫌」とか「憂鬱」とか、そんな感じではないですが、そのスケジュールを滞りなく時間通りこなせるか否かの緊張感と、1つ1つのパートをどれだけ充実させることが出来るか、その緊張感で週末が近づくにつれて精神を持っていかれる感じで、水~木くらいから用具から資料からメニューから用意し、他との連結や引継ぎの手配など、結構前からそわそわです。
あらゆるカテゴリーの掛け合わせで動いているので常勤スタッフが全員揃うタイミングもそうそう多くない、例年以上に少なくなってきているので、ぼやっとして直前に段取りをしようものなら接続ミスが起こります。
例えば6月の日曜だとこんな感じでした。

6/9(日)
8:00  U14クラブ選手権(U14) @玉川河川敷
12:30 解散
13:30 TRM(U14) @スポパーク
16:30 解散
18:00 アカデミー面談 @県立中央公園
19:00 アカデミーTR @県立中央公園
21:00 終了
22:00 帰宅

 

6/30(日)
8:00  みちのくリーグ(U13) @協会人工芝G
11:30 解散
13:00 パーソナルトレーニング @みん体やばせ
15:00 終了

16:00 アカデミー面談① @桜台事務所

17:00 アカデミー面談② @桜台事務所

19:00 ASPスぺトレ @スカイドーム

20:00 保護者説明会 @スカイD会議室

21:00 終了

22:00 帰宅


といった感じで、小学生、中学生、大会、トレマ、トレーニング、面談、外部講師などが入り混じります。
担当したジュニアユースであれば、滞りなく勝利に導き、アップから試合、トレマ含め、選手にとってトータルでしっかりと強化に足る時間となるよう与えられた時間内の設計に神経を使って消化しますし、
面談場合は保護者様・選手とじっくり膝を突き合わせて話が出来る貴重な時間なので、選手の現状、チームの現状など沢山の情報交換を行いながらアカデミーにおける強化の方向性、選手の個の成長について真剣にお話をします。
外部講師などはもちろん弊法人のスクール生を対象とした活動ではありませんが、でもだからこそ責任重大。たまたまではありますが、自分が担当させて頂くタイミングでほぼ毎回、無料体験のお子さんが数名いらっしゃっていて(苦笑)それはそれは大きな責任を感じながら全力で努めます。たまたま自分が担当したコマになるわけですが、その子と保護者さんにとってはそのスクールをジャッジする時間になってしまうわけなので。

面談、説明会もそうですが、とにかく人前、いや、人自体が苦手な自分が無理して行うものです。精神的負荷はMAXです。帰宅すると灰になります。動くとか、長いとか、身体的負荷の高いスケジュールをこなすより面談で話す、説明会で人前で話すなどの行為の方が帰宅後のぐったり感が毎度レべチです。

6月は大会もあり、試合もスタッフで分散してギリギリで消化する毎週末でした。まずは何とか潜り抜ける事が出来て一安心という感じです。

 

 

  おとなの平日くらぶ

 

「次回、新規事業について」と書きましたが、前ブログ投稿後、間髪入れずこちらを打ち込んでいる為、稿を改めただけの状態になっていますが~

とりあえず発信いたします。

 

 

事業名:おとなの平日くらぶ

 

[事業内容]

会員は月1回のイベントに参加出来る。内容は主に秋田県内の観光スポットや道の駅。

※入場料等は別途必要

たのみは週1回無料送迎の買い物支援を利用出来る。1週ごとに通うスーパーを変え、3〜4箇所程度を月内で巡る。

 

[提供]

・お店から車、車からご自宅まで買い物の搬入サポート

・無料送迎

・イベント期間運営、当日の同行

 

高齢者の移動の問題を解決するいわゆる「移送支援」です。しかし、送迎を行い実費以上の対価を得る事は法で認められていないので、国土交通省の認可を得ない弊法人が法に触れない正当な形でこの問題を解決するにはどうすれば良いかこの2年程考えてきました。

きっかけは2年ほど前から務めさせて頂いている「秋田市高齢者生活支援体制整備事業第一層協議体」という会議の委員。子供たちを対象とした活動しかしていない自分が畑違いのこの委員を拝命しているのは、本当に何がどう繋がるかわからないものだなとつくづく思いますが、

→個人事業立ち上げ時、遊学舎の事務団体ブースを拠点に活動開始

→これがきっかけで遊学舎を運営するあきたパートナーシップ理事を務めさせて頂くことに

→同法人の畠山理事長から秋田市高齢者生活支援体制整備事業第一層協議体委員を務めないか打診を頂く

という流れで現在にいたります。

 

もちろん、高齢者の地域課題やそうした事業の知見など皆無の自分でしたが、知らないからこそ見えるものがあるというポジティブな解釈と、頼まれた時はまず出来るだけ断らない方向で考えて見ると決めているのと、新しい領域の学びは今後何らかの形で必ず繋がると信じてこの委員を務め、会議に参加してきました。

ゴミ捨てが、雪寄せが、買い物、病院が・・・他にもコロナで孤立して~とか、多種多様な高齢者を取り巻く問題。特に自分が気になっていたのが今回トライする移送支援の問題。テレビをつければ高齢者によるプリウスロケットの事故のニュース、免許返納の流れはどんどん加速し、それに伴い行動範囲は狭まり「スーパーが遠くて歩いていけない」「雪が積もる悪路は行けない」そうした状況が加速。これを聞くと、当事者ではない我々は「ネットスーパーがいくらでもあるじゃないか」「家族と行けるでしょ」などなど、思い浮かぶわけですが、実際はそう簡単ではないわけです。高齢者のネットリテラシーの問題。そもそもネットで頼めない。また、食料が家に届けばいいわけではない、自分の目で野菜を、お魚を選んで買いたいという思い。家族と言えど存在する人間関係。家族に頻繁には頼みにくい。買ってきてもらったとしても、頼んだものとやや違っていたり、しかし買ってきてもらっている中で違うと言えないストレス。些細な事かもしれない、けれど自身が当事者になると決して小さくない問題の数々。

やはり自分の足で、そして自分の目で見て買い物をする。その移送支援の設計をどうすべきか。協議体でも2年間、何度も取り上げられてきた課題です。

この課題について取り組んでいるこの最中、地域の高齢者を対象としたクラブなどと繋がりが2つ程できて、包括支援センターさんとも連携してイベントの送迎、買い物支援もテストで行うなどして実際に行う場合の課題なども見てきました。

 

 

  課題を語り合う会議ではなく解決する会議に

 

今回、事業化を促進するにあたり秋田市へプレゼン。その後、秋田市から秋田運輸局→東北運輸局と事業内容の確認をして頂き、正に了承を得る事ができ、始める運びとなりました。

この座組であればいわゆる白タク行為にはあたらないというお墨付きを得た事でグレーでも、オフホワイトでもなく、正にこの仕組みでもってスタートする事が出来ます。

これを開始をするも前から発信するのは横展開を期待しているからです。今回も得意の「初の事例」が発動しました。会費制であること、送迎を無料としていること。このあたりがこれまで運輸局に舞い込んできていた確認事例とは異なっていたようです。

これまで協議体で発信されてきた他の事例はどれも利用料をどう回収するとか、どのくらい回収するかと言った相違でした。チケット制で行うとか、何円にするとか、領収証の但し書きをどう表現するとか、誰もが「本当にこれは引っ掛からないのか?」確信を持てず「ちゃんとした所に聞きにいくとアウトになるのでは」という不安を感じながらの運用だからひっそりと小声で小さなコミュニティの中で行っている印象でした。

自分は「これだったら問題ない」という道筋を立て、それを各地域で誰もが踏襲できる正しい課題解決モデルを作りたかったので、まずはやろうと。違っていたら修正すればいいし、出来なければやめればいいのだから、会議で同じ課題を毎回出し続けて何年も進まない=課題が解決出来ない会議は会議ごっこ。会議で課題を共有し、それを解決するのがその会議の存在価値だと思うので、自分も委員として参加する中で「生きた情報」を提示出来るように、少しでも協議体と現場でそれらの課題と日々向き合っている支援センターの方々や民生委員の方々のお役に立てるよう、この「おとなの平日くらぶ」を着実に育て、全国に発信できるくらいの移送支援解決モデルにできたらと思います。

 

尚、本事業はイニシャルはかかりません。この課題を語る時、やはり「送迎車を買うのは負担が大きい」「ドライバーはどうするか」「何かあった時にどう保障するか」「お金をもらうと法に触れるし・・・」という繰り返しでどの団体も進まなかったようです。今回、弊法人で行うのは既に居る人員で、既にある車両を使用して行う為、イニシャルがほぼ0円です。

学童やジュニアユースで使用する夕方まで駐車場でピクリとも動かない法人車両を使用し、そしてそして、この為にと言わんばかりに前職で介護勤務経験がある介護福祉士資格や初任者研修資格を持つ者が2名待機しています。

立ち上げ前の今には絶対に想像つかないところですが、超少子高齢化の秋田において、将来、ASPの子供達を対象とした事業がこの高齢者の事業と割合で入れ替わる事だってありえない話ではありません。だって、1年目がたった3人だった学童が230人に、240人いたスクール生は今や半分以下になっているわけですから。

950名いた桜小生徒は現在800台、2040年には500台になる予定です。子供の人数は目減りするのは間違いないので。

予言としてここに記しておきます。無論、そうなるように動いていくので必然的に当たる確率は高くなります。


以前アップした備忘録にて「次回は会社のお金の部分について〜」と綴っておりました。前回であったなら予告通り、前々回であったなら1回分遅れ。もっと前だったとしたら口だけ男なわけですが・・・
ま、弊法人に興味の無い方はどうでもよい話でしょう。ただ、利用されている方や同業、スポーツビジネスにこれから飛び込もうと考えている方にとっては我々のような草の根レベルの事業規模のスポーツ団体の資金繰りなど幾らかは参考なるところではないでしょうか。そもそもこの備忘録に関して言えば、興味が無い人はこの活字地獄の加藤備忘録を見にはこないわけなので、幾らかの興味を持ってこのお話も聞いて頂けると信じております(苦笑)
 

 

  地域とのリレーを大切に


2013だったか2014だったか(たぶん2013)に会社員を辞めてフルコミでサッカースクール事業を開始。加藤個人で言えば指導自体は17の夏からなので今年で27年。スクール活動自体は2001年だったか2002年には立ち上げていて、当時在籍していたクラブの下部組織として位置づけ、活動していました。この2013年に「秋田市」を対象としたスクールに発展したのが秋田では初事例で、秋田で小学生がスポーツと言えば、体操や水泳を除けばほぼ全てのメジャー競技はスポ少の一択で、サッカーにおいて「スポ少」「地区」「チーム」ではない活動はそもそも誰もその発想がなかったです。

当時、指導者とは誰しも「あのチームの指導者」という存在でしかなかった秋田の中で、自分も同じように「あのチームの監督」というイメージが認知されていました。秋田市の北部で南部で西部で、各エリアの子供達を指導するという例が無い、まだ秋田にはそうした文化・免疫が無かった時代。なので、圧倒的拒絶を示した指導者も少なく無かったし、自分が所属していたクラブに選手を集める為にやるんだろとか、ウチはそーゆーの迷惑だとか、はっきり言い放たれた方もいました。もちろん、そうなることでそのエリアでは連携は全くなくなるわけですが、逆にそれがフィルターとなり、育成に対しての考え方の相違がはっきりし、信頼の置ける指導者、そうでない指導者が明確になってある意味良かったと思っています。そこで「人」がはっきり見えました(笑)
スポーツをする子達を増やす。少しでも早期から身体を動かし、各地域で活動する上位カテゴリーのクラブや少年団にリレーをする。その説明に対し共感・共闘して下さったチームは後に全県優勝や全国の舞台を踏むなどの好成績を得たり、団員増加などわかりやすく活躍されていったし(個人的にはこうしたバロメーターで表現するのは好きでは無いが)そうでなかったところは・・・まあいろいろです(苦笑)
なので、自分が大切にしていたのはこの「リレー」

役割を分業して地域全体でスポーツを形成する。当時のウチはその全体の内の「入り口」を担当し、次の方達へ送るということ。
それにより地域で活動する双方が活きる活動となり、数年後には少年団入部希望者を先にウチのスクールに行くよう提示して下さるチームや、掛け持ちでレベルアップする環境に理解を示して下さるチームが増えていきました。
そんなこんなで会員数も240くらいまで増え、その持ち上がりで当時の秋田県サッカー協会の4種登録者数も数年の間かなり増えたと後に様々な方から聞きました。単体のスクールで240名がドンと増えるわけですからそりゃ少なからず一翼として寄与出来たことは推察出来ます。もちろんウチの活動だけがその要因ではないですが。
地域を無視しての自己利益や特定の利益を優先した活動をしてしまうとこの活動に意味は無いし先は無いと考え、地域全体でのリレーを謳って活動してきたわけですが。。。

ま、この話はとりあえずここまで。

 

 

  スポーツ、保育をオールイン=新法人に


会社員を辞して1年目、いや、会社に通っていた最後の数ヶ月もかぶっていますが、130万程の費用をかけてJFAマネジャーズカレッジ(以下SMC)に飛び込み約1年学び(こちらは何度もここでも触れているので詳細は割愛しますが)一生ものの財産(経験、学び、人脈)を得て、翌年にはまるでわからない領域の学童保育事業を開所すると。
これもSMCでご一緒した大分の方が(元日本代表の清武選手を輩出したカティオーラというクラブ)フットサル場とカフェと学童保育がオールインの施設を保有されていて、SMC鹿児島セッションの際に視察させてもらい、そこでのインスピレーションからが始めました。自分が生まれ育った桜エリアが学童保育定員問題を抱えていたこともあり、やれることならやってみよう!という形でした。
足りない足りないと言われていた桜。なのに1年目利用者は3人だけという地獄のような巨額赤字(賃料135,000円、スタッフ3名、市の委託料初年度無し)からスタートした学童も今ではさくら教室、ごしょの教室と2つになり230人が通う施設になりました。先日のスタッフミーティングで、学校の先生が放課後の1年生の帰りのコース分けで「アキガクの子達だけで1クラス超えてる…」とため息ついていたと話していました(笑)桜の1年生だけで35名ほどいるので。

さて、その学童保育ですが、当時は個人事業で行っていました。スポーツ部門は法人で。それがキッズサッカースクールを外したタイミングで全てオールインの法人内事業にまとめました。
1つになって分かりやすくなっただけでなく、中心事業のキッズサッカースクールが外れ、このタイミングで一度、会員数も事業規模も非常にコンパクトになりました。
さて、ここからがお金のお話です(前置きなげーだろ!のツッコミが聞こえてきますね~)

 

 

  新法人では初の赤字に

 

NPO法人というのは県に報告が義務づけられていて、内閣府のHPで会計が丸裸、誰でも閲覧出来るようになっています。なので数字をふせたところで調べればわかることなので赤裸々に語るのですが、
前法人時代は法人の決算(スクール事業)は毎年赤字でした。赤字を出しながら毎月キャッシュアウトに怯えながら、冗談抜きにそうした活動だったんです。そこから1本化=新法人・秋田スポーツPLUSとなって、1年ずつこつこつと進めてきて、新法人になってからここまでは赤字無しで過ごしてきていました。
ところが、昨年度=2023年度は「秋田スポーツPLUS」としては初の赤字。事業規模は9000万を超えていますが費用がそれを上回り約250万の赤字を計上しました。

要因はハッキリしています。言える要因と言えない要因があるので前者だけをオブラートに説明すると「集金出来ない、にも関わらず経費がデカい」そうしたものが多いからです。ヒトやモノの話です。10万や20万、100万や200万の話ではないです。

「絶対に必要。しかし収入は生まない経費」ここにスポーツの弱さを凄く感じます。
問題はここからで、各種事業とも減る要素はあっても増える要素が無い中で新年度を進めています。また、今年度新たに見込まれている経費もなかなかエグいレベルで、昨対にするととにかく悪い。我々スタッフが昨年と同じ領域内を同じレベルでワークした場合、完全にキャッシュアウト、倒産です。
そんなこんなで、個人としては、いや、会社のハンドリングを担っている者としては会社が潰れる、スタッフが全滅するのだけは避けなければならないので、こうしたい、ああしたいという思いとはうらはらにシビアに「やめる」「縮小する」「削る」という判断をしなければならないし、そこは春から社内で何度も共有してきました。やれるだけやって、ここを越えたら終わるというラインまで来たら最後はジャッジしなければならない場面が出てくるかと思います。

 

 

 

  進化圧


ただ、そのラインに到達するまでの炎の努力がとても大切で、自分の中で今年キーワードに上げている「進化圧」を常に意識しながらこの3ヶ月、様々なトライをしています。
利益を上げるのは売り上げを上げる努力と同時に経費を削る方で確実で即効性が出てきます。あらゆる無駄を探し、点検してみたところ、沢山削れるものがありました。年間数万のものから数十万の削減になるものも。また、工夫により予定していた費用が数十万円削減出来たり、不要に支払っていたものや、必要と思って保有していたが無くなっても業務に支障がなかった=実は不要であったものまで。
もしかするとこうした状況でなければこうした無駄に向き合わなかったかもしれません。これが自分の中では危機により行動変容し生まれた産物、まさに進化圧だなと思っています。
また、これまで温めてきた新規事業となる可能性を持ったいくつかの内、1つ、具体的に走らせる事になりました。
子供達を対象にした事業だけを行なってきたASPが少子高齢化の中で先々立ち行かなくなる事を考え、全く違う領域の事業をもう1つ行うべきと考え、この2年ほどテストしながら立案してきたもの。それが今回こうした圧がかかったことでスピードアップし、事業化しました。
今のこの状況がなければこれももっと悠長だったかもしれません。
次回はこの新規事業のお話になるでしょうか。
スポーツだけではないでしょうが、しかしやはりスポーツは難しいです。スポーツ庁の発信にある通り、スポーツ産業の市場規模は今後大きく伸びると言われていますが、それでもスポーツの価値をそれに見合う対価に変換するのはまだまだ難しく、何かに頼らなければ各コンテンツが単独・独り立ちして活動していくのはまだまだ難しい状況です。

飲食店であればそのラーメンの代金、カレーの代金という対価で事業が成り立つでしょうし、ホテルや旅館であれば宿泊代金でその事業が成り立ちます。提供しているサービスの対価で経費を下回り利益が出る。当たり前です。しかし、スポーツではそれにあたる「会費」だけでは事業が成り立ちません。これがこの日本の「スポーツの価値がまだ醸成されていない」という際たる証だと思います。

 

 

まとめです。

現在感じているピンチによる進化圧を実は楽しんでいる部分があり、悲観的ではないです(ウチの経理は非常に暗い感じですが)

昨年度までと大きく異なるのはジュニアユースが3学年になったこと。それに伴い、今年度は中古のマイクロバスの購入もありました、来春には海外遠征の費用も発生したり、冒頭記した通り、費用が増える要素ばかりの1年です。

例年通り活動すれば昨年と同じ赤字額だし、そこに更にイレギュラーで発生している費用もある。なので、昨対を大きく上回る努力がなければ立ち行かない。勝負の1年です。

経費圧縮、新規事業のトライ、そして、既存の全てのコンテンツを改めて1つ1つ大切に行うこと。今年良い形で終える事が出来ると、これが今後数年、踏襲していくスタイルとなります。最良の「型」を作ります。


はじめて全少を見に行ったのが2013年、まだ静岡開催の頃でした


  秋田と全国との差

これまで何度も何度も、それは何度もジュニアの全国大会やワーチャレなどを観てきて、秋田と全国の競技力の差を2学年と表現してきました。


ただただ地元を卑下しているだけ、大袈裟な表現と思われる方もいるかと思いますが、実際、全国に出場したスクール生の保護者さん達の感想は「コーチの言っていたことがよくわかりました」「ショックでした。」「本当に2学年分は違いました」などなど、我が子を通じた実体験として言葉を残されます。僕が言う言葉より遥かに正確で重みのある感想です。
毎年、秋田で最も良いと評価される選手が1人~2人いるかと思いますが、その子の技量で全国のGK相当、あるいは関東・関西のJクラブでサイド起用されている5年生MFくらいです。これは全国大会がまだ静岡開催だった2013年からウォッチしてきた自分の肌感です。「遠征で県外チームと数試合した」「動画で全国大会の試合を見た」程度ではその体感誤差は大きいと思います。



  セレッソスペトレを現地で学ぶ

今回、大阪に飛び、セレッソ大阪にて開催されているスペトレの様子を現地で見学してきました。

スペトレとは?
https://special-training.jp/whats_jst

ここに記されているスペトレの枠組みそのものにASPが加わっているわけではありません。
昨年1月に自分がセレッソのスタジアムで風間さん主催の風間塾に1dayで参加し、3月には秋田に来て頂きクリニックを開催し、その中で技術を再定義した事で自分の中の指導が一気にアップデートされ、以来、ゲームの中で見える景色が完全に変わりました。
試験勉強の際に赤いシートを重ねると赤い字は見えなくなり黒い字だけが浮かび上がる下敷きがありましたよね、あの感覚で今まで見過ごしてきた抽象的に捉えてきた技術的エラーがクッキリ見えるようになりました。1つの学びと通し、このくらい段が変化するくらいの変化、まさに「段違い」の変化を自分の中で感じられる経験はあまり記憶にありません。

こうした流れがあったので技術をどう突き詰めるかという中でこのスペトレへのトライは必然でした。
そもそも、名前は別としてこうした多世代混合の環境はこれまで実体験としても沢山あったし、自身、それにより成長させてもらった経験者でもあったのでその効果も相当に感じてきた経緯があります。
自分が最も成長させてもらった中学時代の3学年でのミニゲーム、高校を卒業して社会人初期に参加させて頂いた中通小でのシニア〜社会人〜学生が混じり独自ルールで開催されていたフットサル。その後は桜小にて毎週日曜夜に同様のフットサルも自主開催していました。

話を戻します。
秋田の2学年差の話を持ち出したのはここが繋がります。今回のスペトレ見学で2周回ってシンプルなとこに落ちました。
「2学年差がある秋田の子達には2学年以上と対峙する機会を作る」
結論、至極シンプルな話でした。
試合でどういった事が起こっているか。例えば・・・

 

・1stタッチが止まらず、トラップ距離が50cm長いことでキックの為にボールに寄るのにかかるコンマ数秒の時間にフィジカルで上回る相手にブロックされる。
・横や斜め後方からのパスに対しての1stタッチが決まらずボールがパワーを残して数10センチ横移動していることで味方との角度を失い繋がらない、滞留する、潰される。
・最速最短でボールを送れていない=数十センチ味方の前方に送ることで身体が伸び切ってトラップするだけで精一杯になり次の動作に向かえない、あるいは届かずラインアウトする。

こうした事が「パスミス」「トラップミス」「持ち過ぎ」など、抽象的に見られているのですが、解像度を上げていくと風間さんが現在やっている部分に着地してきます。



小学生から大学生まで共にプレーするスペトレ、この日は小4も参加


「技術」これは多世代混合でプレーする中で、年齢が関係ない=唯一誰もが同じ舞台で戦える要素で、習熟度だけの勝負になります。だから大阪でスペトレ終了後に風間さんが「下の子たちいいでしょ?」と話されていた、その下の子たち=4年生たちはポゼッショントレーニングでもどんどん中に入っていきます。外に立てば観るべきものは内側だけ、中に入れば前後左右を観なければならないし、プレッシャーも前後左右から受けます。その中に入っていくのは中学生や高校生より小学生が顕著に見られました。
止める、蹴るの基準が少しでも低いとフィジカルで上回る上級生にパワーと速度で回収されてしまい、プレーが立ち行きません。「小学生と高校生では体格でつぶされる」などという想像で適当に言葉を並べるような抽象的な話ではなく、コントロールの基準の低さを許さないフィジカルの差がこうした年代間での対峙では起こっているんです。なので、年齢が下がれば下がる程、高い技術が求められ、シビアな環境になります。
これが、秋田でトップレベルと言われる小学生にはその高い基準を求められる環境が無いわけです。
全国大会に行けばGKや5年生くらいと相違無いレベル。ただ、それは運良く10月に優勝し、12月に鹿児島に行ってはじめて感じる事で、それをここでつぶやいたところでなんともしようがない。
秋田のトップレベルの選手がそこからもう1つ競争があり、高い技術を求められる状況が秋田では用意出来ていない。環境が秋田の育成の問題点です。なので、現状としては出来るだけ早期に秋田を離れる事だと思っているので、そのチャンスがある選手、選択出来る環境にある選手はどんどん後押しをしていきますが、同時に秋田での環境改善も推進していく必要があります。今回の取り組みがその解決の1つのコンテンツになるかもと期待しているところです。
 


4月に開催した第1回目ASPスペトレに参加した小4〜中3の選手達


  ネガティブではなくむしろ意図した成長環境

もう1つの側面があります。
毎週火曜にジュニアユースのトレーニング担当を拝命している加藤ですが、練習会場はジュニアフルサイズくらいの天然芝ピッチを定期利用させて頂いていて、昨年に引き続き今年も芝養生のお手伝いを少しだけ予定しています。ピッチを少しでも良くしてプレーしやすいように今年も可能な限り芝平出動頑張りたいと思いますが、この火曜のジュニアユーストレーニングもスペトレに準ずる機会になっていて、必ず1時間程8v8〜7v7の時間を確保し、3学年混合としています。
まさに中1にとっては2学年差です。そこにウチのスクール生を加えたのが先日の第1回ASPスペトレになるわけですが、これが前述の「下の年齢の者が上の年齢の者と対峙する厳しい環境の中で磨かれる」という下の学年の子達を引き上げる為だけの機会ではないという事です。
むしろ、この機会は今のASPジュニアユースの3年生の現状に照らすと「中3メンバーの成長の為に必要不可欠で必ず継続実施すべきもの」と考えています。1時間はテクニックとフィジカルに働きかける内容、残り1時間は徹底的にゲームです。8人制で使用するジュニアサイズを更に4分割している中で同等の7〜8人でプレーします。
こうせざるを得ないというネガティブなものではなく、自分の中では状況と設定がある程度マッチした感じになっています。実際、ジュニアのアカデミーでも自分はフルサイズの会場をほとんど予約していません。決して抽選負けして取れていないわけじゃありません(笑)なので、小学生にしても中学生にしても自分の設計はこうなので全く問題ない。広ければ広い程、選手が育ち、サイズに比例して有能な選手が輩出されるというエビデンスは存在しないし、昨年対戦させて頂いたvivaio船橋さんはフットサルコートで活動し、アンダーの代表を何人も輩出している。むしろ狭い方が〜というエビデンスが出てきそうな勢いです。
強度、負荷についてもジュニアユースのあるご父兄からは「火曜トレーニングの翌日、水曜朝だけ起きてこれない」と報告をもらっているのでフィットネスにもしっかり働きかけは出来ているかなと。
3年生、2年生、1年生が混ざる事で最上級生に起こる現象、これが凄く今ASPの3年生が課題としてきた部分を改善してくれる大切な要素になると思っています。あまりに内部のお話になるのでここの詳細は割愛させて頂きますが。


いずれ、ASPが現在解決したい要素、秋田の育成環境の改善「秋田」と言っても自分は秋田県を大きく変える為に大改革〜みたいな事は1mmも思っていなくて、人を巻き込んで事を起こすのが苦手な上に大きなうねりを作り出す力も発信力もない。これ!と思う事を自分の領域でそれこそ最速最短でまずやる。それしか出来ないのと、そうした活動の総数が最終的に「秋田の〜」というフェーズに繋がって行くと思うので、まずは日常のスクール、毎週火曜のジュニアユース、ASPオリジナルの多世代混合トレーニング、これらの中で探っていきます。
今回は完全に指導領域のお話。企業を訪問していると「えっ、加藤さんがサッカー教えるんですか?」と、メガネ加藤がサッカーなど出来るんすか?的な驚きを隠そうともしない方々が散見されますが…加藤、まず基本が指導者です。一応サッカーはやってきました。引き続きよろしくお願いいたします。


最後に2つ!
加藤個人のパーソナルトレーニング、おかげさまで1月から全て満員御礼でASPの選手、そうでない選手、様々にご利用頂いています。その月のスケジュールに照らし月間2をベースに最大でも5名程度なのでそりゃ埋まるでしょ、という話なのですが、先日、ご利用されたご家庭から販売開始日の9時にヨーイドンで取れた、取れなかったみたいな話を聞かされ(苦笑)申し訳ない気持ちと需要がある事に対しての嬉しい気持ちと…
いずれ小学生も中学生も広く対象としているので何かのキッカケ作りに、日常のトレーニング方法獲得に是非飛び込んできて下さい。もちろんその1回だけで大きな改善は出来ないかもしれませんが、日常に働きかけるトレーニングメニューなども処方しますし、LINEグループを形成し、期間に関わらずいろんなご相談にも応じる事が出来ます◎

先日、スポンサー企業の訪問の際に2種年代(高校年代)1種年代(社会人など)について話が及びました。
ジュニアユースを卒業した後、我々としては2種の高校、クラブへとリレーをするわけですが、その選択肢として細く沢山を用意するのではなく、豊富な選択肢の中に何個かだけでも太い選択肢を持てるといいなと。しかもそれが1種にまで続くような3種から1種、ASP的に考えると最大4種から1種まで。秋田の中では凄く画期的で魅力的なアイディアが1つ持ち上がりました。

早速来月から検討に入ります。ほんとコレ、形になるといいな〜と考えています。
あらかじめ断っておきますが、ASPが高校年代のサッカーチームを立ち上げますという話では決してありません(苦笑)頼まれても不可能です。
昨年度の決算は赤字となりました。来年度も赤字となるとキャッシュ上、倒産に向かいます。法人内の新規事業はそのイニシャルだけでキャッシュアウトをもたらすレベルなので、このお話もあくまで連携、共同参画のお話です。でも久しぶりにワクワクするお話でした。夏くらいまでに発信出来るように進めて参ります!

備忘録です。以前はフリーペーパーの誌面を頂戴して掲載していましたが、8ページしかない(表紙・背表紙を除くと6ページしかない)限られた誌面の約1ページを加藤の戯言で占拠していまうのは気が引けると思い、あるところからこちらのブログに飛ばして誌面を空けました。で、このような形で2ヶ月に1回、備忘録分としてブログをUPするわけですが「次は何を取り上げよう?」など、考える必要はなく日々いろんな事が起こり、発信したいことは積み重なるので、本当はその都度発信していければ良いのですが、なかなか難しい所です。特にこの1~3月は。このブログで取り上げたらいいなと思ったものが幾つもありましたがそれら全てが通り過ぎて本日に至ります。で、それらは自分の中では賞味期限が過ぎていて何だか書き連ねるモチベーションが・・・苦笑



  久々のピッチレベルへ

札幌へ出張に行ってきました。毎年、札幌に本社を置くオフィシャルパートナーで長く弊法人を支えて頂いている西岡メディカル薬局様へ1年のご報告へ足を運んでいます。

せっかく札幌にいくので、出来るだけコンサドーレの試合があるスケジュールにかぶせて社長のご予定もお伺いし日取りを決めますが、今年もうまく試合を見る事が出来ました。

現在はコンサドーレ札幌のトップチームでコーチをされている砂川さんにも事前に連絡をし、色んなご調整を頂きました。現U14が中1の頃の8月遠征でコンサ―ドレU13とマッチアップさせて頂いたのも砂川さんにお願いをしてでした。伸二選手と砂川さんにお越し頂いての秋田でのクリニック以来、本当にお世話になっています。

今回は超久々にJのピッチレベルを体感。以前、サッカー修学旅行を企画し子供達を連れて行った際、コンサドーレさん全面協力の下、Jの試合がまさに始まらんとするピッチレベルに入れて頂き、選手達のウォームアップを目の前で見て、ベンチに座り、芝を触り、極めつけは選手がアップから戻ろうとする同じ通路をウチの選手達と保護者さんが一緒に歩いているという・・・今でも忘れられないあの信じがたい光景(苦笑)あれは2017年だったはずなので今回、7年ぶりにピッチレベルに降り立ちました。

ちなみに以前もどこかでお話しましたが、自分がJリーグ観戦で一番大好きなのは札幌ドームのゴールドシート。独立シートで前後左右を気にせず足を伸ばして広々。ハーフタイムまでの間、飲み物がおかわり自由で何杯でも飲む事が出来る。

何と言っても屋根付き空調ありの札幌ドームであるから快適そのもの。今回も雪降る札幌にあってドーム内では半袖でもいけちゃうくらい快適な室温でした。

チケットはだいたい13000円くらい。サッカー1試合の観戦としては高い印象を持たれるかもしれないですが、間違いなく対価に相応しい。他のスタジアムでこの価格帯のチケットを買おうとは思わないし、以前にも書いた通り、現国立競技場であれば日本代表のチケットを無料でゲットしたとしても僕は観に行かない。以前あそこで2時間拷問を経験した自分は国立だけはもう一生行かないと決めている。



  日常と非日常

スタジアムと言えば…秋田でも県・市で様々な議論が巻き起こっていますね。サッカーの話をしていると県内外、このスタジアムの話を振られることもしばしば。もちろん自分なりの見解はあります。スタジアムを実際に作ろうとしている人達に比べれば微々たる知識ですが、それでも外野でただ感情を述べている人たちに比べれば、全国のスタジアムに実際に足を運び、また、その内部に入り関係者と情報交換をしてきている分、情報量、見通しの精度は幾分高いかと思います。ついでに言うとブラジルのマラカナンスタジアム、バルセロナのカンプノウ、ミラノのサンシーロなど、チャンピオンズリーグやクラシコ、ミラノダービーを現地で観ているというのも秋田人ではなかなか希少性が高いかと。

ちなみに先日、愛知で出席した全国会議の夜のレセプションではテーブルで同席したお隣さんが静岡のワールドカップ競技場であるエコパの指定管理者の方々でした。

同じくワールドカップ競技場であるヤンマースタジアムの指定管理者を長らく務めてこられた清水さんはSMCでご一緒した関係でこれまで何度も競技場にお邪魔しては勉強させて頂きました。子供達を連れてセレッソの試合前のスタジアム内部、更にはピッチにまで入れて頂いたことも。

スタジアムの話になるとスタジアム推進派の方々と不要派の方々の存在が頭をよぎるので、必要だ、不要だの偏った見解を発信して、そのいずれかのグループの心象を損ねることが無いようにと思ったり、そもそもここで発信したところで大して影響ないだろ!とツッコむ自分もいたり。自分ごときが意見を述べたところで…というポディションの中で余計なストレスを受ける必要はないわけで。


ただ、そんな長い前置きの中で今回少しだけ述べたいのは、先日視察した今治でもスタジアムは40億。それも、様々な奇跡が重なっている上、あらゆるコストカットを敢行しながら、現段階で5000席のスタジアムでこれだけの費用です(増席可能な仕様)

鉄骨の防腐剤は全部ではなくここまでとか、スタンドはコンクリートで上から下までではなく、中段から海外の移動式スタンドをはめ込んでいたり、手作りDIYの部分まで。ピッチの土の話や照明やトイレや、挙げたらキリが無いほど。

シーズン移行による冬季開催は間違いなく集客力を削ぐし、ぼやっと語られる事が多い人口減少は数字で言えば毎月1000人の人口減が続いている。

学童を運営している弊法人も、少子高齢化の人口減は肌感として日常的に体感しているところで、ほんの少し前には1000人に迫る勢いだった全県1位のマンモス校の桜小は今や800台半ば。2040年には500人台が予定されています。

Jの定める15000人収容という基準が地方には全く合わない。しかしながらそのカテゴリーに夢を見るこのミスマッチがスタジアムの意義を考える上での障壁になっている気がしています。

ただ、それは非日常のJリーグを開催する為のハコモノの議論であり、我々は日常の課題と向き合い、解決を目指さないといけない草の根の活動です。

シーズン中のグラウンド、そして冬期の屋内施設。特に屋内はサッカー関係者からすれば減ることはあっても増える事はない。使えなくなったり、使う条件が悪くなって機会が減ることは年々増えているものの冬でも活動できる場所が生まれるなど、そうそうあるものではありません。(この冬もサッカー関係者にとって某屋内施設の使用条件にネガティブな変更がありました)

短期間であのようにみん体が2つ生まれたのは奇跡のような出来事でした。

まずは足下。末端で日々必要なもの、課題解決に向かって最短距離で向かいたいところです。引き続き努力します。



  2023年から2024年へ

 

2024年1発目の備忘録です。12月〜年末はなかなかでした。1年のいろんな感情を最後の1ヶ月にブチ込んだような、激しいスケジュールでした。

12月は秋田20日間、県外11日間、内3日は娘を連れての旅行も。公私共にやりきった12月だったかなと。

2024年になりましたが、この2023年の最後は翌年2024年への伏線、助走みたいな気持ちで動いていました。なので新年思いも新たに〜という感覚よりかは12月からこの1月がいろんな意味で繋がっています。年末年始も結局、12/30にアカデミー、1/3には室内サッカー、他、朝だったり夜だったりほとんど毎日事務所に行っていたので1人でゆっくり仕事する時間が長くとれたくらいの感じです。

去年からいろんな事が学べたし、今、そんなトライの真っ最中。指導のところで個人的に少なくない変化が起こっていて、毎年緩やかな成長であったのが、明らかに別のステージでの挑戦と成長を始めたなと、個人的実感があります。

抽象的な話の中で幾つか具体的なワードで示すと、「個への提供」があります。

今自分の手持ちの表現としてはパーソナルトレーニングになります。もちろんそれは日頃のスクールにも浸み出すように表れていくわけですが、2022年から立ち上がったこのジュニアユースの選手達を次のステージへ繋げるにあたり、3年間どんなアプローチをして次へリレーするか。その為の「個」という話になります。

彼らの評価や進路はチームの成績やチームメイト、前後左右に並ぶセットで決まるわけではありません。あくまでその選手個人のパフォーマンス、素養です。

ジュニアからジュニアユースに上がる段階で県外に行く選手、僕は秋田の現状、それは推進派なので留めるような事は一切しません。もちろん、自チームのジュニアユースに残したいからとあの手この手〜みたいな自チームの利益を優先したバカな事はそもそもプライドが許さないので絶対ないです。

外に出た選手はもう行った先の環境にお願いするだけなのでこちらとしてはウォッチしていくだけになりますが、県内に残り、ASPジュニアユースを選択してくれた選手とご家族には良い3年間だったと思って頂けるような次のステージへの接続を目指さないといけません。

なので、1人1人がどう成長出来るか、どうアプローチしていくかという事になります。そして加藤個人の話に戻すと、自分の立ち位置から、自分の関わりから、あるいは関われる時間や裁量の中でどう寄与出来るかという自問自答の毎日になっています。これがとにかく難解で答えの見えない旅みたいな感じ。期待のお言葉を頂く都度、有り難さを感じながらも正直苦しんでいるところです。

 


  深掘り・・・地中深くに根を張る

 

昨年は学びが大きくアップデートされた1年でした。先に何かで述べた通り、2022年はJFAのA級U12を取得して1年を終えましたが、2023年の年明け早々には風間塾に飛び込み、最後はキッキングラボの田所さんで締めた1年。

これまで畑の大きさや植える品目を増やしてきた自分の指導が、2023年は同じ大きさ、同じ品目ではあるものの、地下により深く根を伸ばしたような、今あるもの、今知識としてあるものや今技術としてある既存の手持ちのそれらを深く深く追求していく1年になりました。

風間塾ではどういう状態が「止まる」なのか、定義付けの話がありましたが、キックにしても選手にとってのベストキック、最速のキックとはどんな状態を指すのか、これもまず定義付けありきだなと感じました。

例えば、イロモノとして見られがちな無回転キック。普通の選手だと、打ったらたまたま発生する年に1回、数年に1回モノのキックであり、マンガの必殺技かプロサッカー選手で蹴れる人がいる〜くらいの認識かもしれませんが、理論的、科学的にはキックした際のその時のパワーにおける最速の状態は無回転であると。つまり、インステップキックなどでシュート練習をする場合、無回転で蹴られたボールのみがインパクトの結果として見た場合には「成功」であり、そうすると無回転シュートというのはヒールリフトやオーバーヘッドキックといった類の種別ではなく、基礎の延長線上にある当たり前に目指さなければならないキックであると。自分はこう再定義し現場に持ち帰りました。

で、結果がこれです。



スクール生に無回転シュートを仕込んでみた映像

https://youtu.be/DD_WbQM53fY?si=XUDl969IBGZlkn8k

 

「5分の練習で無回転シュートしか打てなくなる」

キャッチーなタイトルを付けてしまいました(笑)そうです。このタイトルは賑やかしで付けた感は否めません。事実と比べると正確ではありません。やりすぎました、申し訳ありません(笑)

ただ、どう正確じゃないかというと、5分ではさすがに不可能だったり、無回転が蹴れないで終わった選手も存在するという、意地悪な人から見ればそれ見たことか的な意味もあれば、逆に2発蹴ってもう出来上がりという5分もいらない選手もいるので、上にも下にも幅があるという意味で不正確なタイトルではあります。

動画は誰でも入会可能なU12スクールのキックの動画です。トレーニングは所要20分程。当日は新年1発目のトレーニングで11名のみの参加でした。その11名の中でスポ少などチームに所属する競技選手9名は全員無回転シュートが複数回成功。内、2名はもう打てばほぼ全て無回転になりました。

デモンストレーションと全体への口頭説明、上手くいかない選手へのアドバイスと修正の為のトレーニング方法の提示だけです。

 

自分は高校3年時点では意図して無回転が蹴れたので、ロジックでその方法がわかっていました。それは何の答え合わせも無い我流の方法ではありましたが、今回、田所さんとのやりとりの中で答え合わせが出来て、更に言語化出来たことや科学的な裏付けをインプット出来たことで(12月に田所さんに会った後、出版されている本を確認、他にも筑波大などで研究された論文などを確認)自力でデモンストレーション出来て、ロジカルに説明出来て、なおかつキックする側の立場を踏まえて情報提供出来る状態になりました。これはデカいんじゃないかなと。

定義が一致していないと検証はズレるし、動画や数字などの情報を集めても比較検討にならない。

風間さんの講義の中では言語化、映像化というワードも提示されていました。

現場でそうした学びをなぞりながら選手の変化や喜ぶ姿が見られる。これは本当に楽しいことです。

今、こうしたことをやっている最中です。サッカーのプレーを分解して掘っています。

 


  指導の届け方

 

1月の現在、ツインパーソナルというメニューで4名、通常パーソナルで2名の計6名のパーソナルを個人で受けました。2月も同じ人数が決まっていて、3月も同じ人数の上限で行う予定です。

アカデミーやスクールでの指導提供と並行し、更に強い思い、あるいは別の思いを持った選手に直接的に自分の現段階の全てを提供して何かが変わるキッカケを作れたらと考え、この1月からはじめたものです。

パーソナルは〜さしずめ、虫眼鏡で太陽の光を黒い点に集中させて集めるあの感じですかね。

具体的改善によって目に見える成果を出し、費用対効果が可視化されないと提供者としては負けになります。

今回はキックの話を取り扱いましたが、サッカーにおいては他にも沢山の要素があります。それらを切り取って分解して深掘りして本質に迫らないといけない。特に自分のような育成年代の指導者は。

野球やバスケなど他競技はその方向性がありますが、サッカーはまだまだそこが雑なんですね。野球のスイングや投球フォームのようにプレーを切り取って深める事が出来ていない。

もちろん競技の特性が大きく異なるので難易度は高いわけですが。

 

その仕組みや答えや改善手法は、全て自力で発見をする必要は全くなくて、誰かが膨大な時間を費やして見つけてくれた、整理してくれたそれらを活字や動画や言葉で収集し、比較検討、足し算引き算、カスタマイズして指導提供する。

自分がそうした人達から費用を払って学びを得たように、末端の指導者と選手の関係も同じです。時間や苦労や費用をかけて得た情報やスキルをこれまた費用を介在して選手に提供している状態。つまりはハブってことです。

なのでより広く深く学び、それを適切な形で届けられる指導者でなければなりません。

例えば、ある分野で「重心が~」また別の分野では「姿勢が〜」と、指導提供されるコーチが居たとして「まずはこれが出来てからでないと次には進めない」「これが基礎、これが大事」と、何度通ってもずっと同じ似通ったメニューで、利用者に消費されてしまうケースがあります。提供しているそれは真理ではあると思うのだけれど、利用者はどうしても「それはもうこの前もやった」「他には何か教えてくれないのか」という状態になります。そもそも提供者と利用者は不一致な部分が非常に多いです。利用の決定権者は保護者さんなので「もういい」とか「意味ない」と思ったら選手はもう来ません。

大前提として指導者は選手を自分の前に連れてこないと改善が出来ないので「この大切さをわからないならこなけりゃいい」というのも1つの考えですが、継続して来てもらい、改善していく機会を作る事、その為にどう構築するのかが腕の見せ所だと思います。

自分はスクールですごく大切にしているのが「ディファールラーニング」です。ディファールラーニングとは、同じ要素を様々な刺激、方法で行うこと。身に付けさせたい要素に時間がかかる、あるいはどんな要素も身に付けるには時間がかかるのが当たり前。なので、習得させたい要素は同じでもメニューは変えていくことでいつも新鮮さを維持して取り組むモチベーションを落とさないよう心掛けていく必要があります。ASPアカデミーでは3年間で何を習得するのか明示しているので、そのゴールに向かって道のり(メニュー)は様々でありながら進めていく感じです。

チームでルーティンで実施しているあんなトレーニングやこんなトレーニング。それを「獲得できるものは同じながらもメニューは都度違う」というオーガナイズにすると習熟度が上がるというのがディファールラーニングです。

 

さ、改めて勉強になった2023ー2024です。

今現在はいろいろ精査をしています。提供をよりスムーズに行う事が出来るように、作成と整理整頓です。

今年1年で指導提供については大きくアップデートさせていきたいと思います。

ジュニアユース、スクール、個人提供にて自分の都度ベストで提供を行いたいと思います。

長文ファンの皆様、お待たせいたしました(このくだり、知っている方は知っていますよね)

計画表を見ながら今年1年の自分の動向を振り返ってみました。今年もいろんな所へ足を運び、いろんな人に出会い、いろんな学びがありました。

 

  月ごとに見る1年の振り返り

1月、楽しみに楽しみにしていたJFAフットボールカンファレンス横浜へ参加する為、羽田に到着してから申込みの不備に気づき参加不可・・・1日目はジュニアユースのスペイン遠征の打ち合わせでしたが、カンファレンス参加予定だった2日目・3日目のスケジュールが急遽空いてしまい、いきなり前日オファーでカレンロバートさんの木更津スポーツビレッジを視察させて頂くお願いを。今思えばこれがもう波乱の2023年を予期していた気も・・・



月末には大阪、ヨドコウスタジアムのピッチに立ち、風間八宏さんと初対面。風間塾に参加し風間メソッドを講義と実技で体感。刺激的な1月でした。

3月にはその風間さんを秋田にお迎えしサッカークリニック。1月末に初めてお会いし、その場でオファーをし、3月には秋田でクリニックが実現するこの自分の無謀ぶりと風間さんのフットワークの軽さ、そしてマネージャーさんの仕事と決断の速さ。どのクリニックもそう簡単ではないので、開催者冥利として別の感激を感じていた加藤でした。





4月、パートナーである西岡メディカルさん訪問に加え、コンサのトレーニング見学と日本ハムファイターズの新拠点:エスコンフィールドの見学。

そして、秋田市と八橋運動公園球技場のネーミングライツパ―トナー契約が締結され、ニュースに。全国的にも珍しいスポーツ団体によるネーミングライツ取得で秋田スポーツPLUS・ASPスタジアムが誕生。除幕式が行われ、テレビなどでも取り上げられました。




とにかくテレビ、新聞などメディアに出たくない加藤としては、この件は出来るだけ大きく拡散されてくれる事を望みつつも、自分があちこち出るのだけは最小限にしたいと願っていた中で、まずまず最低限の露出で済んだかなと・・・まず映像で自分が映る姿を見るのがとにかく嫌で絶対見ないですし、11月にも少々ラジオなどにも出ましたが、自分の声や話している声を聞くのが物凄く嫌なのでテレビでもラジオでも何かで見返す、聞き返すことは100%ありません。そして、家族にも言わない(苦笑)

5月は鹿島アントラーズつくばジュニアユースに進んだアカデミー卒業生の試合を見に車で茨城県へ。

6月、人生初の山口県へ。2022年に同じA級U12ライセンス講習で受講した鷲頭さんを訪ね、経営されている合宿施設やフェスティバル運営について学びに。他にも県内の様々な施設へ足を運び、見学させて頂きました。最終日は1人東京へ移動してビックサイトでのスポーツビジネス産業展へ。

7月、専用グラウンドの創出に向け、毎日のようにあの銀行、この銀行、はたまたあそこにも~と、打合せ、提出物の作成でピッチ外を走り回っていた月。7月が佳境でした。

グラウンドを作るのにかかる費用は明確に数字が出て、あとは借り入れの条件面の調整と融資実行の可否次第という中で、ASPが法人単独でこれを進めるべく全力を注いでいました。最後、打ち合わせに行った某公庫では(某の意味がないか・・・)豪雨災害で目の前の歩道が決壊、正面の道路は池状態の中、駐車も出来ない為、車は遠くに止め、池の水たまりを革靴でビショビショになりながら打ち合わせに行きました。



8月は灼熱の夏休みを地獄のスケジュール。

8/5・8/6・8/7とU13の関西遠征で奈良・大阪へ。帰りの飛行機が遅れ、20:45秋田着予定が22:30頃に。そこから事務所で作業、帰宅して洗濯、翌日の準備と、就寝が2時頃。そして3時間睡眠で起床5時からの車でU14の埼玉・千葉遠征へ向かう地獄の1週間。8/5-8/7が関西で8/8-8/11が関東という刺激的なスケジュールでした。

飛行機による前日の2時間タイムロスは計算外でしたが、運転はしっかり2人体制で選手の安全面が脅かされないよう対応。問題は1人で運転の加藤。誰か乗せているわけではないので何かあったらまあそれはそれでドンマイで済む話ですが(苦笑)疲労と睡眠不足で8時間運転はやばいな~と思いつつも、ミスチルを8時間熱唱し、眠気0で埼玉到着。ただし喉が少し壊れる・・・



関東遠征最終日は日本代表の拠点、JFA夢フィ―ルドへ。自分は日本代表vsブラジル戦の前日練習でトレーニングと施設を見学させて頂いた事がありこれが2回目。その時に連絡をとっていた経路でダメ元で選手の施設見学を依頼し、まさかのOKを頂き、しかも一般見学エリアを超え、自分が見学させて頂いた時と同じくピッチ内やトレーニングルーム、入浴室や監督室などにも入れてもらえた。幸運◎

8月末、大仙で行われている大会でゲストを探しているとのことで大会関係者からお話を頂き、秋田さんにオファー。快く引き受けてくださり、ASPも大会とクリニックへ参加。前日はグルージャホームの試合があった中で翌日に車で来て下さり感謝。お会い出来たのも嬉しかった◎



9月、ASPとして初開催の9歳以下大会をASPスタジアムで開催。大会の決勝を解説してもらう為、ミシェルさんに秋田へお越し頂く。大会参加者とジュニアユースへクリニックも実施。前日にミシェルさん、加藤、娘2人とねぶり流し館で竿燈妙技見学、男鹿観光へ。

10月、これまたASPとして初の試み、ジュニアユースのフェスティバルを10月3連休に2日間開催。中旬には自身初となる滋賀県へ足を運び、キムラスクエアガーデンさんの施設を視察。前日には久々となる日本代表の試合をノエビアスタジアムで観戦。代表戦としては今まで一番ピッチに近い席でした◎



12月は1発目、まずは東京へキッキングラボの田所さん、酸素ボックスやら展示会やらで足を運び、2発目、大阪へU15全国大会を視察。クリスマス前には娘2人を連れて妻抜き3人で神戸・大阪旅行(FB参照)へ。ラストはU13・U14全員参加で陸路鹿島遠征3日間で締め括り、例年よりかなり遅い12/30開催の年内ラストのアカデミーで法人の全ての日程を終えました。

 

  2022年に引き続き今年も・・・

今年は夏に学童保育で大きなアクシデントもあり、その際は出張もキャンセル、打ち合わせも全キャンセル、1ヶ月程スポーツ事業の現場から離れてフルコミット。思い当たる先輩経営者の方々にも沢山相談をし、経験した事のない毎日を過ごしました。

専用グラウンドについても今年最後に進めていた候補地が上手く進まず断念。1期生に対しての約束という意味で、現在の中2が在籍中に形にするという目標の中、工期から逆算すればこのお盆には候補地の決定と資金調達が確定しなければ不可能というリミットの中、結果的にそれが叶わなかった為、遠征終了時のお迎えの際に1期生保護者様へ経緯と結果をお伝えし謝罪。

1年間を振り返ると、本当に沢山の場所に足を運び、沢山の人に会い、沢山の新しい事を学べた1年でしたが、全体的に見ると思うようにいかなかった、ネガティブな感覚の残る1年でした。思い返すと2022年も1年の結びを「本当に嫌な事ばかりで、1日でも早く終わってしまえと思っていた2022年」と表現しています(どんだけ嫌なことあったん?笑)

2023年の年明けは心機一転、期待に胸を膨らませスタートしていたはずですが、今年も塩辛い1年でした。今年は「早く2023年終われ」というより「今年、無事年末迎えられるのか?」を社内でよく連発していました。とりあえずは2023年が終わろうとしていますが、2024年に対して過度な期待はすることなく、1年間粛々とすべきことを消化していきたいと思います。

2024年、新しくトライしていくであろう具体的なものは4つくらい今頭にあります。

それらはしっかりと形にしていきたいと思います。

また、ASPが実施している既存のものについても、選手、子供達、保護者様が喜んで頂けるような「今よりもっと」を目指して努力していきます。領域が広がり、自分が直接的に携わる箇所、時間は限定的になってきました。それが凄くもどかしく、どれも全て自分が直接提供できて、成功も失敗も全て自分で負うことが出来るならばそれがベストですが、そうすると出来る事の総量は少なくなる。サイズと質はトレードオフの関係にあります。ここに今自分は絶賛悩み苦しめられている気がします。この2年ほど、心穏やかに1年を終えられない原因があるのかもしれません。

スクールの最終日、保護者さんから「コーチ、来年は~」とお話を頂きました。ある視点から見れば期待を頂いている有難いお話ではありつつも、現状、自分がそうした期待におそらくストレートには応えられない中で、しかしながら何らかの形で絶対に応えたいその気持ちをどう形にするのか、そこが2024年以降の自分の在り方になっていきます。何にも無いけれど、気持ちだけはあります。ほんの少しでもいいので、なんとかその気持ちを形にして示すべき人達に示せるように努めて参ります。

 

2024年も秋田スポーツPLUS並びに加藤に対し変わらぬご支援、ご指導をよろしくお願いいたします~

 

加藤光平




  31分の11

12月は私用3日を含め11日間の県外。東京出張2日間、大阪出張3日間、3人での旅行3日間、最後は茨城遠征3日間です。


先日ブログで上げた大阪と日程が前後しますが、その前の東京では

1.kickingLab田所さん

2.ビックサイト展示会

3.タイムワールド訪問

と足を運んできました。

田所さんと聞いてピンとくるあなたはサッカー通(笑)こちらの動画で一躍有名となったキックコーチです。


鈴木啓太さん×田所さんYouTube対談はコチラ↓↓↓

https://youtu.be/Sm1NLeoJIZ0?si=WMvwxgEPrVCX2OCN


元日本代表の鈴木啓太さんのYouTubeチャンネルで取り上げられ、自分もここで田所さんの存在を知りました。これまで、様々なところで田所さんのようにキックをロジカルにエビデンスありで解析・伝達されている人や場所はないか探してきました。スポーツ系の展示会に出ている運動解析などをしている大学に話を聞いたり、筑波系で探ったりなど。


そーいえば、鈴木啓太さん、去年だったか秋田でのクリニックを目指し進めていましたが、マネジメント会社のリレーションが上手くいかず途中でもう止めました。スケジュールが合わない、合わない。そして連絡がこない、こない。最後は返事もこず、自分も気持ち良くないので追いかけてまで連絡はしなかったという経緯でした。

一番最初もマネジメント会社に2回メールをするも待てど暮らせど連絡がこないので、もうしびれを切らして鈴木啓太さんに直接連絡してようやくそこから会社と調整スタートという形でした(苦笑)

これまでスクールに沢山の元代表クラスの方々が来てくださっていますが、その陰には沢山の調整失敗もあるという事をこの場を借りてお伝えさせて頂きます。

だからこそ、過去複数ASPの活動に携わって頂いているミシェルさん、秋田さんはじめ、縁もゆかりもない秋田に来て下さった小野伸二選手、砂川さん、宮本さん(JFA会長、決まりそうですね◎)楢﨑さん、風間さん、福田さん、レフリーの西村さん、奈良クラブの濱田さん、ランニングの仁井さん、

こうした方々の素晴らしさ…あたりまえじゃないからな!笑



  異なるものに触れる

ビックサイトの展示会、こちらは遂にスポーツ0です。新しいアイディアを求め、刺激と化学反応を求め、スポーツのすの字もない展示会に足を運びました。

この類の話はこれまでも様々な機会に触れていますが、とにかく自分、この5年くらいはピッチレベルで言うとサッカーよりバスケ、野球、ハンドボールなど他の競技から学ぶ事が少なくないですし、事業に関してもやはり異業種から学ぶ事を意識しています。あまりかけ離れると比較の基準を失うので、同業からの学びは継続しつつも、その中で。

ただ、今回ほど振り切った感じは久しぶりで、展示会では工場に設置するような製造ライン用のドデカイマシンや、醸造の巨大な機械、清掃用具、飲食店向けアプリ、などなど現在の事業にはかすりもしない展示会を何時間も歩きました。

ワークショップではトレタの社長が講師をされていて、あれは凄く参加したかったですが、時間の関係で残念ながら…

ホリエモンチャンネルで集客や常連化について語っています。これ、聞けば飲食店だけの話じゃないよね、って思うはずです。

野球では突き詰めているのにサッカーは蔑ろにされているよね、という領域があり、飲食店じゃ当たり前なのに、スポーツ界ではその概念がない。みたいな事に気付かされます。ピッチの上でサッカー関係者とサッカーの話だけをしていては絶対に生まれない化学反応を他から刺激やきっかけとして頂いてきました。




  初酸素ボックス

「タイムワールド」

これでピンと来る方、おそらく居ないと思います。

酸素カプセルです。

加藤、過去、酸素カプセルを利用した事がなく、唯一使いそうになったのがJヴィレッジでA級U12受講中、身体がもうボロッボロで藁にも縋りたい状態になった時、同じ境遇の受講者仲間が「ここ、酸素カプセルあるぞ!オレ、入ってくる!」と、使用していたのを見て、オレも使ったら明日まで生き存えるかな…と使用を検討した時でした。

なんと言ってもライセンス講習、朝から晩まで8vs8の紅白戦です。インストラクターの目が光る中、指導実績している仲間の質を担保する為にも走らない、競らないなど許されません。

毎日自分の部屋まで足を引きずりながら戻ったものです。

そんな、あの時使わなかった酸素カプセルを体験&打ち合わせの為に東京駅正面、横断歩道を渡れば到着のタイムワールドさんに行ってきました。

導入を検討しているのは複数人も利用可能な酸素ボックスです。

酸素ボックスって酸素が沢山出て回復するやつというイメージかと思います。

自分もそうでした。実は酸素だけでなく気圧もコントロールされているそうです。自分が体感してきたのは1.3気圧。入って5秒で耳にきました。

ペットボトルを持ち込めば凹むそうです。身体全体に圧力がかかり、全身マッサージのごとく血流を良くして疲労物質を流していくそうです。

睡眠の質改善、眼の疲れなどは即効で効果を感じるらしく、スポーツ選手の〜というイメージがありますが、むしろ健康の領域にこそという感じがします。例えば天気が悪くなると気圧の変化によりいつも偏頭痛がある方もいいみたいです。

やるか、やらぬか、どこに置くかを検討中です。




  残るは茨城遠征のみ

そんなこんなで東京から戻り、次は大阪へ全国大会を観に。月曜の午後に伊丹から秋田に戻りましたが、3日後の木曜の今日はまたもや大阪の地に。

娘2人を連れて3人で家族旅行でした。はい、そうです、妻はおりません。

「仕事休めばいいじゃない」と話しましたが、休むといろいろ大変らしく、また、1人生活も楽しみなようで、昨年5月の東京ー三鷹ー川崎ー横浜3人旅以来の妻抜き3人旅行です。

こちらはFacebookのあっちのアカウントをご覧下さい。子連れ旅行のちょっとした情報収集として。

自分がこの数年ウォッチしている事業再生のスペシャリスト、森岡さんが手掛けたネスタリゾートなど旅行しながら遊びながら体験的に学んできました。

滞在1日で全てを回りきれていないのでまた機を見て家族で行きたいと思います。


というわけで年内残るは鹿島遠征の3日間のみ!

(12/30にアカデミー生とのフットサルゲームもありますが…)

冬の秋田から茨城に向け現在爆走中です。

U13は全員参加ですが、U14だけが4名もの離脱で交替4人だけです(苦笑)やり切れるか…