スローダンス、なぜだあ?
連続ドラマを見続けるには、主人公に共感できるかどうか、自分を投影できるかどうか、さらには、主人公を好きになれるかどうか、ということが大切なポイントだと思う。 スローダンス、なにやら、妻夫木聡君をもってしても、視聴率は芳しくないらしい。 このドラマの女主人公、なぜか好きになれないのだ。話の展開としては、おもしろいし、長らく独身で肩肘はってがんばって仕事してきた女として、「ああ、いわなきゃよかった」とか「そんなつもりじゃなかったんだけど」とか「まあ、人生そんなものかあ」なんて、悩んだり、無理したり、迷ったりすることには、共感できる。 でもこの主人公の“元気そうにがんばってる女性”に「かわいいなあ」「かわいそうに」という感情はわいてこない。この女、嫌な女だし、うっとうしいし、いらいらしてしまう。 なんで?“無理してテンション上げてる人”を表現することは、むずかしい。がんばりすぎて、うそ臭い芝居になったり、デフォルメし過ぎて、見てるほうが疲れる感じがしたり。(役者やってるわたしとしては、とっても勉強になるス) 深津絵里って、昔もっとかわいかったのになあ…。なぜだあ?