軍曹!時間だ!… -59ページ目

シャーマン戦車

以前からほしかったシャーマン戦車の資料本をやっと手に入れた。

その名も

The Sherman DESIGN AND DEBALOPMENT

「シャーマン デザインと開発」

シャーマンという名称は元々イギリス軍が供与を受けたM4中戦車に付けた愛称だが、戦後アメリカでも定着し、米陸軍の資料の中にも「SHERMAN M-4」とか表記されている。

シャーマン(Sherman)は呪術師、とか巫女という意味なので「巫女タン(巫女タンク)」と呼ばれているのはご存知の通り。

 

本日購入したグランドパワー誌とPANZER誌を重ねても更に1冊分厚い堂々の386ページ!

 

中身は図が満載であり、ほぼ全ページこんな感じだ。

御覧の75mm砲塔だけでも11種類が掲載されている。

文は全て英文だが、見ているだけでも十分満足できる。

 

シャーマン戦車がお好きな方は絶対手に入れておきたい本である。

 

ちなみに購入先は栃木県佐野市にある「ホビーリンクジャパン(Hobby Link Japan)

近くだから買いに行こうかと思ったら通販専門店だった。

土曜日に頼んで火曜日の午前中には届くのだから良い世の中だ。

ちなみにお値段は、本体(5500円)+消費税(488円)+送料(600円)の計6,588円

内容を考えれば非常にリーズナブルだと個人的に思うわけだ。

 

H28総火演(今年の目玉)2

今更感もあるが、展示の目玉を忘れていた。

演習には参加しなかった3両の新装備車両である。

左より

・輸送防護車

・16式機動戦闘車

・水陸両用車(AAV7)

 

【輸送防護車】

オーストラリア製のブッシュマスターMRAP(エムラップ)である。

基本的には戦闘員を運ぶのではなく民間人を輸送する車両だ。

V型の車体下部構造で車体下の地雷等の爆風を効果的に逃がす構造だ。個人的にはタイヤで踏んで作動したらどうするんだ?という疑問は捨てきれない。

4輪じゃそこでアウトだよな。と思ったりする。

約1.8mのおっさんが横に立っても分かるこのでかさ

このデカさで4輪なんだよ。

重量14.5tだから1輪あたり約3.6tだ

 

【16式機動戦闘車(試作車)】

 先日、防衛省HPに掲載された

「我が国の防衛と予算 平成29年度概算要求の概要」
http://www.mod.go.jp/j/yosan/2017/gaisan.pdf

によると「16式機動戦闘車」と記載されている。

今回展示されたのは車両番号「99-0300」

試作2号車である。

 

これまで公開された試作車と最も異なる部位が操縦手用ハッチである。

 試作2号車のハッチは跳ね上げ式ではなく、10式戦車のように横スライド方式になっている。試作車4両中一般公開されていない試作3号車(99-0292)も横スライド式だが試作3号車の方が10式戦車と同様な方式の様であり、今回公開された試作2号車のスライドハッチは別形式のスライドハッチのようだ。

また、この試作2号車にはウインチが装備されている。

 

 タイヤはブリジストン製のコンバットタイヤだ。

サイズは395/85R20である。

実は先の輸送防護車のタイヤはミシュラン製だが同サイズである。

という事は、輸送防護車や重装輪回収車ベース車はこのブリジストンタイヤにシフトしていくのだろうか?

 

【水陸両用車(AAV7)】

展示されていたのは東富士演習場に隣接するキャンプ富士から来た米海兵隊のAAV7だ。

輸入されたAAV7は現在九州で運用試験中である。

第4戦車大隊に配備され教育訓練等を行っているようだが、この水陸両用車が配備されるのは第8師団隷下部隊となる水陸機動団の戦闘上陸大隊に配備されるのだろうが・・・・とすると何故第4戦車大隊で?という疑問は残るが、いろいろ事情があるのだろう。

 

おまけ

待機する機動戦闘車とAAV7

H28総火演(今年の目玉)

今年も富士総合火力演習に参加してきた。

当日(28日)に速報を上げるつもりだったが、仕事の関係で今日と相成った。

昨日は早朝から「三菱重工へ行ったので機動戦闘車の量産型を見てきた」と書きたかったが、近くに行っただけであり、むろんそんなもの(機動戦闘車)なんか外から見れる場所に置いてあるわけはない(多分)。

今日は未明から台風が来るというのに山形県までの運び屋。1日走行800kmはやはりキツイな。

 

さて、昨年は派手な履帯外しを披露してくれた我が陸上自衛隊、今年はどんな手で来るのかと思ったらこれだ!!

27日(土)早朝の点検射における10式戦車だ

右の10式に注目!!

煙が出ている。火事だな。

違っ!!!

砲塔に注目だ

フタ、開いてますぜダンナ

 

安全係が何故フタを抑えていたかの謎が後で分かった事案

しかし、隣の戦車が撃った衝撃で開放ですか?

ロックレバーは「閉」位置、ぴったりと閉まっているのに、抑えなくてはならないという事は内部のロック機構が壊れたのだろうか?

 

そしてもう一つ

28日(日)後段演習時

ジャムっちゃってそそくさと走り去るRCV(87式偵察警戒車)

実は砲塔上の赤旗と橙旗に気を取られて撮影したものだ

これも写真を見て初めて気が付いた

安心してください。入っています。

エアクリーナ・・・かな?

 

不真面目なものだけだとアレなんで

今回の一番の驚き

10式戦車の「背面行進射」

こんな射撃要領見たこともない。

無論、したこともない。

実弾を使わない演習ではよくやってたから

「実弾でだっていいじゃないか」

という事だろうか?

面白いことをやるもんだと感心した。