軍曹!時間だ!… -34ページ目

防衛産業委員会特報 10式戦車と・・・

防衛産業委員会特報 285号

10式戦車と今後の戦車の製造の態勢

 

またもや国立国会図書館さんにコピーをお願いした。

 

全7章から構成されており項目は以下の通りだ。

 

第1章 「10式戦車」の概要について

 1 性能諸元の特性比較(戦車開発の歴史)

 2 技術特性の概要

第2章 戦闘力統合化

 1 ネットワーク技術

 2 情報共有化技術

第3章 火力

 1 徹甲弾技術

 2 戦車砲技術

 3 自動装填技術

 4 射撃統制技術

第4章 機動力

 1 エンジン技術

 2 変速操向機技術

 3 履帯・懸架技術

第5章 防護力

  1 装甲技術

 2 IRステルス技術

 3 特殊武器防護技術

第6章 試験装置

第7章 今後の我が国の戦車製造態勢の在るべき姿

 1 「10式戦車」開発の成果

 2 戦車製造を取り巻く環境

 3 今後の課題と施策

 4 まとめ  

 

個人的には第3章が非常に参考になった。

初めて納得できる徹甲弾侵徹量の計算式に出会ったな

 

第4章で「ガク引き」について説明してるけど、間違ってると思うぞ。

第一機甲教育隊 解散式

本日解散式だったようだ。

 

1962年8月に発足してから56年半の歴史を閉じた訳だ。

そういや、30周年の時には在隊していたから記念品がある。

今も使っている湯のみだ。

 

当時は6個中隊編制であった

第1陸曹教育中隊:陸曹候補生課程、初級陸曹特技課程(偵察、戦車)

第2陸曹教育中隊:陸曹候補生課程、初級陸曹特技課程(戦車)

第3陸曹教育中隊:陸士特技課程(初級機甲整備)、初級陸曹特技課程(中級機甲整備)

第4陸士教育中隊:陸士特技課程(基本機甲)

第5陸士教育中隊:陸士特技課程(基本機甲)

第6陸士教育中隊:初級特技課程(装輪整備、装輪操縦)

 

後に第6陸士教育中隊は駒門自動車訓練所になり、第3陸曹教育中隊は整備が武器科教育となったため欠番となった。

3中隊が6中隊と異なり欠番となったのは、いずれ機甲整備が復活するためという期待を込めた話であったが、結局復活することはなかったわけだ。

 

機甲教育隊と私

 

■1980年

第5陸士教育中隊にて基本機甲教育

いわゆる新隊員後期教育だが、何故か第1空挺団の士長と1士の同期がいた。

装甲車(60式装甲車)を操縦するのに必要なモス(基本機甲)を取りに来ていたわけだ。

操縦訓練は61式戦車だったが、彼らは補備教育で60式装甲車の操縦も習っていた。

 

■1981年

第3陸曹陸士教育中隊にて陸士機甲整備教育

戦車乗員でも整備技術を持っていれば有利だ

と、半ば強引に入校させられた。

教育枠があったのだが、希望者が退職してしまっていたので私に白羽の矢が立ったようだ。後にレンジャー教育も同様理由(希望者辞退)で受ける羽目になる。

 

■1983年

第2陸曹教育中隊にて陸曹候補生課程教育

「陸教前期」といわれていた。

普通科分隊長としての指揮手順等を学ぶ

 

第1陸曹教育中隊にて初曹陸曹特技課程教育

上下の画像は普通科の同期学生との普戦共同訓練

「陸教後期」と言われていた前期に引き続く教育だ

操縦手と砲手の資格を得られる課程と言える。

前期は2中で後期が1中だったのは1中が61式戦車乗員の教育を担任していたためだ。

 

■1984年

第2陸曹教育中隊で74式戦車慣熟訓練

 

■1988~1990年

転属

第2陸曹教育中隊にて助教

 

■1990~1995年

第3陸曹教育中隊にて助教及び砲塔整備陸曹

機甲教育隊の74式戦車4両が改修を受け74式戦車(改)に

初度射撃実施後、富士学校へ管理替えした

 

■1995年

第3陸曹教育中隊にて中級機甲整備教育

野外夜間整備

右誘導輪が被弾により破壊されたという状況

転輪を誘導輪として使用する応急修理

お前、次期整備班長な

という中隊長のツルの一声で転属したばかりの

古巣?へ学生として逆戻り

整備班長は上級機甲整備モスを持っていなくてはならず、上級モス取得の条件として中級モスを持っていなくてはならないという理由で入校しなくてはならなかった。

元同僚である助教達に「班長に教えることは何もないから」と、いぢめを受ける。

 

その後も演習で富士に行くたびに何かと支援をしていただき助かった。

 

ありがとう機甲教育隊

 

今後は戦車教導隊、偵察教導隊と統合し機甲教導連隊となるようだ。

 

防衛産業委員会特報 16式 機動戦闘車

 

「16式機動戦闘車を語るならこれ読まずして語るな」

という事のようなので、国立国会図書館さんにコピーしてもらった。

 

掲載ページとか良く分からなかったんで丸ごと白黒コピーだ。

丸々機動戦闘車だった。

だから「特報」か?

 

詳しいデータなどは防衛秘密などの保全上の理由で記載されていないが、機動戦闘車が何故あの形状になったのかの理由が明快にわかる。

「それは秘密じゃないんだ」という、ある意味驚く記述もあるので読んで損はないな。

経費は3000円強(送料込み)