四九式戦車

 

四九式戦車(愛称:御楯(みたて))はかつて皇国陸軍が運用していた主力戦車(戦後第3世代相当)である。

 

①開発
2015年の春の時点で、陸軍の「主力」は装輪式である四八式機動砲が担っていた。
しかしながら四八式は不整地走破性や攻撃力が不足しており、新型の履帯式戦車がもとめられ、同年夏に制式採用、49式戦車「御楯」と名づけられた。(なお後の制度改訂で四九式となった。)



②性能
i)攻撃力
主砲は国産の120mm砲である。
これは21世紀における列国の主力戦車と同等の能力を持つとされた。

また、砲塔上部にはRWS(リモコン式の機銃)を搭載し、乗員を外に出さずに戦闘・警戒を行うことを可能にした。



ii)防御力
砲塔前面には複合装甲が施されたが、重量の軽減のために薄めである。
また、車高は低く抑えられ、隠密性の向上も図られていた。


iii)機動力
サスペンションを組み込んだ3ポッチ幅の履帯は高い不整地走破性をもち、最高時速は90㎞近くなる。


③運用と欠点
配備当初は陸軍の機甲部隊の主力として配備されたが、運用が進むうちに自動装填装置の非搭載による不具合や各所の故障が目立ち始め、11月始めに実戦を経験しないまま退役した。
退役後は主力戦車として五〇式軽戦車(ケカ車)、続いて五一式中戦車(チレ車)が配備されることになる。


④派生
車体のサイズが大きく使い勝手が良いため、多くの派生型が製造された、派生型もすべて退役している。


i)四九式自走重対戦車砲 ”御戟(みほこ)”
132mm連装対戦車砲搭載の対戦車自走砲。


ii)四九式自走重迫撃砲 ”御弓(みとらす)”
115mm8連装迫撃砲搭載の自走迫撃砲。
少数が配備された。


iii)四九式重戦闘工兵車 ”御鋤(みすき)”
クレーンや地雷破砕装置などを装備している戦闘工兵向けの車両。
工兵部隊に配備。


iv)四九式重歩兵戦闘車 ”御釖(みはかし)”
30mm機関砲を装備し、歩兵5名を搭載可能な歩兵戦闘車。数両のみ試作・配備。

 

v)四九式重突撃砲 ”御劔(みつるぎ)”

130mm砲を装備予定だった重突撃砲。五〇式砲戦車との開発競争にやぶれキャンセル。


vi)五〇式重装甲歩兵輸送車 ”御縅(みおどし)”
歩兵6名を搭載可能な装甲兵員輸送車。
コストが高く試作車のみでキャンセル。

 

vii)新型主力戦車計画
125mm砲を装備する予定だった計画戦車。


⑤諸元(C-21丙型)
重量 40 t
全長 22ポッチ
全幅 12ポッチ(スカート込で14)
全高 6と2/3ブロック
乗員 3名(運転手一名、砲手一名、車長一名)
主武装 四九式120mm戦車砲
副武装 四九式12.7mm遠隔戦闘システム
懸架装置 シーソー式
行動距離 514km
最高速度 90km/h

 

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ずいぶんと前に製作した最初で最後の本格的な現代主力戦車です。

もろいのが欠点でしたが、砲塔がかっこよく、初めて3幅キャタピラを使用したので思い出深くもあります。また、壊したあとも派生型が多く残っているのも面白くなったと思います。

最後に、製作にあたって色々と教えてくれたレゴビルダーの皆さまありがとうございました。

 

2016/12/22 画像の差し替え+文章の訂正

 

 

 

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