キャプテンとは | 結婚式を伝えよう

結婚式を伝えよう

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こんにちは。

 

昨年の12月のブログ。結婚式場の「質」の見極めの冒頭でも触れましたが

結婚式には多くのスタッフが関わります。

 

それぞれが無くてはならない大切な存在です。

 

今回はその中でも披露宴で活躍する

 

キャプテンテーマです。

 

日頃から結婚式に精通していない方からすると「キャプテン」と言われてもピンときませんよね?

 

私自身もキャプテンとして多くの結婚式のお手伝いさせていただきました。

その経験で得たことやキャプテンならではの視点をお話ししたいと思います。

 

まずはじめに、キャプテンとは披露宴に於いての会場責任者です。

 

会場によっては挙式会場までご両家を挙式会場まで、

そして挙式会場から披露宴までの待合スペースまでのご案内をします。

 

披露宴に於いては新郎新婦の全体的なフォロー、先導や進行のコントロールが主な役割です。

 

披露宴当日に至るまでは担当プランナーと綿密なミーティングをします。

 

ミーティングの内容

 

・列席者人数

・新郎新婦の人となり

・遠方からの列席者の有無

・ご両家が選ばれたお料理やお飲み物の内容

・アレルギーの有無

・当日のレイアウト、テーブルクロスの色、ナフキンの種類

・装花の種類、贈呈品の有無とその内容

・引き出物の内容、プチギフトの内容

・写真や映像の確認

・衣装の点数や内容

・披露宴の進行

・二次会の有無

 

以上の最低限の情報を聞き出し、必要なことは各スタッフと共有をします。

 

そして、

 

キャプテンとして大切にすること

 

➀新郎新婦のおふたりが安心できる環境を作ること。

➁両家親御様が安心できる環境を作ること。

➂ゲストが披露宴を楽しんでくつろげる環境を作ること。

④新郎新婦の写真撮影の際により美しく見えるようにすること。

⑤披露宴を時間内に無理なく収めること 披露宴の進行をご参照ください。

⑥料理やお飲み物はしっかり提供できているかの確認。

⑦サービススタッフに無理がないかの確認。

⑧各スタッフとの情報の共有

 

以上が現場を守るキャプテンとして大切にしなければいけないところです。

先に上げたミーティングの内容そしてキャプテンとして大切にすること

どれかひとつでも欠けるといい結婚式は作れないと思いながら日々従事していました。

 

時には進行などについて新郎新婦との打ち合わせに入ることもあります。

 

進行に困っているおふたりに対して打ち合わせの中でしっかとした提案をすることも大切です。

 

プランナーなりの、またそれ以上の披露宴の知識提案力を必要とされることもあります。

 

過去にあったお話で、Instagramの写真をプリントアウトして

「この写真と同じカットを撮影してほしい!」という希望がありました。

A4用紙に4枚。1枚につき約4カット。中でも披露宴中の希望カットは3枚。つまり12シーンのカットでした。

 

ミーティングの段階で事細かに伺い、カメラマンとも事前にすり合わせをしたおかげですべてのカットを収めることができました。

とても神経をすり減らしたのはいまでも覚えています。

 

しかしその後に新郎新婦から「希望のカットがたくさん撮れて本当に良かったです!」

とお言葉をいただきあの日の疲れも一気に吹き飛びました。

 

結婚式という人生3大イベントのひとつ、ご両家、新郎新婦、ゲストにとって思い出となる日

 

それを成功に導き、すべての人たちに満足を与えるのがキャプテンの役割だと思います。

 

現役のキャプテン、これからキャプテンをされる予定の方、

 

その責任の重さは想像以上です。しかしその先に得られるものは責任の重さ以上にあります。

 

たくさんの方たちを幸せへと導きましょう!

 

 

 

次回は5月21日更新です!お楽しみに!