これまで正しい数字までは記憶しておりませんが、多くのご両家の結婚式をお手伝いをさせていただきました。
中でも披露宴はそれぞれにおいて本当に個性があります。
披露宴の時間は2時間半から3時間が一般的です。
例え同じ進行で披露宴を行っても、ご両家やゲストによって雰囲気はさまざまです。
なので個性がでてくるのは必然とも言えます。
さて、今回はその披露宴において重要な進行がテーマです。
披露宴の進行パターンは考え始めたらキリがないほどにあります。
まずはおふたりがどんな披露宴にしたいのかがポイントでしょう。
しかし最初から完璧な披露宴の進行を提示してくるご新郎ご新婦はいらっしゃいません。
なのでプランナーや司会者などと打ち合わせをして進行を組み立てていきます。
限られた時間の中でおふたりの希望をすべて受け入れるのは時には困難なこともあります。
そこで求められるのが前回のブログでも述べたプランナーや司会者の提案力なのです。
おふたりが希望する内容がどう見ても時間内に収まりそうにない・・・。
でも希望を叶えてあげたい・・・。でもどうしたら・・・。そう悩むプランナーは数多くいらっしゃると思います。
ここで私がキャプテンとして過去に行った進行を例にお話をさせていただきます。披露宴時間は2時間半です。
入場⇒ウェルカムスピーチ⇒主賓2名⇒プロフィール紹介⇒乾杯⇒歓談⇒ケーキ入刀⇒ファーストバイト⇒お色直し中座⇒
プロフィール映像⇒再入場⇒各卓写真(全14卓)⇒余興3組⇒手紙朗読⇒花束贈呈⇒記念品贈呈⇒謝辞⇒退場⇒エンドロール
この進行においてのポイントは余興が3組という所。
余興の内容は
➀新郎会社同期によるDVD上映+スピーチ
➁新婦友人によるDVD上映+ダンス(簡単な着替えあり)
➂新郎大学友人による楽器演奏2曲(要スタンバイ)
さてここであなたがプランナーだったらこのままの進行ですすめますか?
披露宴の余興1件の時間は平均5~8分ですが実際はわかりません。
例えば先に上げた余興➀、➁のDVD上映の時間が10分を超えていたらどうなるでしょう。
➂に関しては2曲の演奏が決まっているので10分はかかるでしょう。
そうなれば間違いなく披露宴の時間は押します。
そこで考えられるのは乾杯後の歓談時間を短くすればいい。という考えです。
ではこれだけ後半に進行がある中でご新郎ご新婦とゲストはどのタイミングで写真を撮るのでしょう。
最初の歓談の時間を逃すと新婦のウェディングドレス姿は見られなくなります。
つまりウェディングドレス姿の新婦と一緒に写真を撮るタイミングは最初の歓談時間だけなのです。
私たちにその時間を奪う権限はありません。
そして余興が立て続けに組まれるとゲストの方も落ち着いて会話や食事ができません。
ならどうするか。私はこう提案し、進行を変更していただきました。
入場⇒ウェルカムスピーチ⇒主賓2名⇒プロフィール紹介⇒乾杯⇒歓談⇒余興➀⇒ケーキ入刀⇒ファーストバイト⇒お色直し中座⇒
プロフィール映像⇒再入場⇒各卓写真(全14卓)⇒余興➂⇒余興➁⇒手紙朗読⇒花束贈呈⇒記念品贈呈⇒謝辞⇒退場⇒エンドロール
変更の理由は
余興➀と➁はどちらもDVD上映があります。つまり会場の照明が着いたり消えたりと忙しなくゲストの方が落ち着けない。
ならば余興➀を歓談後に移せばゆっくりと余興を楽しんでいただけるでしょう。
そして余興➁と➂を入れ替えた理由は、余興➂の方たちのスタンバイが各卓写真中に余裕をもってできるということ。
そして余興➁の方たちは演奏中にお着替えができること。
この日は無事に時間も押すことなく更に再入場後にも少しですが歓談の時間も取れ、皆様に披露宴を楽しんでいただけました。
私が披露宴をお預かりする上で大切にしていることはゲスト目線に立つことです。
ゲストの皆様に安心してゆっくりくつろぎながら披露宴を楽しんでいただきたい。
それがご新郎ご新婦の、そしてご両家の望みなのです。
例えご新郎ご新婦が「こういう進行で披露宴がしたい!」と仰ったとして
「わかりました!やりましょう!」と二つ返事でYESと言ってしまうと思わぬ事態を引き起こすこともあります。
別の披露宴ですがプランナーの軽はずみなYESを出したのが原因で披露宴が1時間以上も押したことがありました。
遠方からのゲストも多く多大なご迷惑をおかけしてしまいました。
そんなことが起きないように自分の引き出しを増やしておきましょう。