プランナーの一貫性 | 結婚式を伝えよう

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先週の3連休はブライダル業界にとっての大商戦期でした。
 
目標獲得件数を達成できた会場はどれだけあったのでしょうか。
 
例年では人気の10月、11月は消費増税もありプランの組み立てなど試行錯誤された会場も多いでしょう。
 

さてこの1月の大商戦ですが、私にとってはとても苦い思い出があります。
 
これから話す出来事は若いスタッフが多い、プランナー一貫性の会場の方には同じ経験をされているかもしれません。
 
大商戦に向けて会場は秋頃から対策を練り始めている所もあるでしょう。
 
秋と言えばブライダル業界にとっては繁忙期。一貫性の会場では担当を多く持ちながら
 
1月の企画や準備をしているスタッフも多いでしょう。
 

そして繁忙期を終えると本格的に大商戦に向けての準備に入ります。
 
仕事の量も要する時間も急激に増えます。私が在籍していた会場も正にそんな状況でした。

会場としては「1月の大商戦の目標予算達成」に向いていました。
 
それはごく当然のことです。そこで1年を占うと言っても過言ではありません。
 
しかし、そこに落とし穴がありました。

先ほど述べた秋の繁忙期と比べ、1月、2月は閑散期になります。しかし結婚式のご予約はいただいております。
 
当時の会場も1月にご成約をいただいておりました。
 

当時は現場を中心に取りまとめをしていた私はそのいただいていたご婚礼のミーティングに参加した時、愕然としました。
 
普段は出来ている結婚式においての打ち合わせが不十分だったのです。
 
可能な限り情報を聞き出して当日を迎えましたが不十分な打ち合わせが影響し、当日になってバタバタとしてしまいました。
 

お客様には気づかれないように気を付けて対応をしましたがきっと不満に思われた方もいらっしゃたかもしれません。
 
その日のご婚礼後に担当プランナーを呼び出してどうしてこうなったかの経緯を聞き、出た言葉が・・・
 
「商戦の準備や獲得のプレッシャーに追われてしまった。」とのことでした。
 
その担当プランナーは経験も浅く当時はひとつのことに集中するのが精一杯でした。
 
数字を獲得するために上司からのプレッシャーもあったでしょう。そこに関しては理解もできます。しかし、
 
そのためにひとつの結婚式をないがしろにするのは間違っています。
 
なんのために自分たちがご両家からご成約をいただくのか。
 
自分たちの会場で幸せな一日を過ごしていただきたい。そのお手伝いをさせていただきたい。
 
その思いではないのでしょうか。
 
忙しい中で若手スタッフがしその担当を持ってたらなぜ周りのスタッフはフォローをしなかったのだろうか。
 
「そんなことも出来ないチームなのか・・・。」
 
そんな会場で結婚式を挙げたい方なんて少ないでしょう。
 
今回の不十分な打ち合わせの中で当日を迎え、ご迷惑をおかけしたのはご両家やご参列者だけではなく
 
関係しているパートナー企業様にも多大なご迷惑をおかけしてしまいました。
 
今後も同じことを繰り返すのならどこからも誰からも信用されなくなってしまいます。
 
そして私は担当者に言いました。
 
「どんなに苦労してご成約をいただいたご両家でも、ご成約後にいい加減にされるのなら
キャンセルしてもらった方がご両家のためになるね。」

営業という立場の人間からすればとても辛辣な言葉だと思います。
 
けれどこれは結婚式という大切なイベントを司る者としては当然な言葉だと思います。

以前もブログで述べましたが結婚式場の質はチーム力で決まります。
 
商戦に対しても、打ち合わせにしても、当日にしても
 
周りの協力は必要です。そこに感謝をしなければなりません。
 
一貫性というのはやりがいもあるしお客様への安心感にもつながるのでとても素敵なシステムです。
 
しかしそのぶん仕事量もストレスも疲れも多分にあるということを改めて感じていただきたいと思います。
 

ちなみに私が𠮟責したスタッフはその後しっかりとお客様と向き合える
 
素敵なプランナーになり、いまでも現役でがんばっていますニコニコ