ハサミ職人さん|ハンドメイドインテリア (ameblo.jp)
写真を整理していたら博多鋏の写真が出てきた。
友達が新聞の切り抜きを持ってきたのは
その翌日だった。
もう二度と逢えないお方になっていらっしゃった。
勿体なくてなかなか使わない鋏になっていた。
良い錆が出始めていい感じになってきている。
よく、技術継承の難しさを口にされていらっしゃった。
教科書で伝われば学校は要らない訳で
技術伝承となるとことさら口伝でも難しい。
物の価値とは?物とは別に魂が見えぬと分からぬ、とも思わせる。
便利な使い捨ての世の中にわざわざ鍛冶で創るという事を理解するのは難しくなってきている。
この鋏が来たとき、将来、如何に貴重な日本の伝統の鋏だと誰に託せばいいのか?と、ふと思った。50年後に良い鋏となるからだ。
その良さを知るには鋏を手直し出来る職人が必要だとおっしゃっていた。
技術が消えたように思えたが、後継者が決まったと記事にあり、
嬉しい限りです。