こんにちは😃

ご訪問ありがとうございます。



前回までのお話はこちら。







お天気は良いし暖かだったものの、

少し風が強かった5日目。

その風にめげずに、今日は

三保の松原に行くことにしました。



「三保の松原」と名前は聞いたことが

あるけれど、具体的には何のイメージも

湧かない私。

ガイドブックを見ると、どうやら松林と

海と富士山が見られる絶景スポットとか。


海岸の砂浜をわんちゃん達を連れて、

富士山を見ながら散歩なんて

素敵じゃない!


富士山に感動した私は、

富士山がまた見られると知り、

即行く気満々!

およそネオパーサ浜松からは

一般道で1時間くらいで着くらしい。



ところで、皆さん子供の時に

「天女と羽衣」の話を読んだことは

ありますか?

ある男が山を歩いていると、

水遊びをしている天女がいました。

その近くの松の木には、

天女がかけたと思われる羽衣が

ヒラヒラとたなびいているのが見え、

その美しさに男はその羽衣を

持って帰ろうと思いました。

それに気づいた天女は、

その羽衣がないと天に帰ることが

できないので返して欲しいと

お願いしました。

そこで男は天女に舞を踊って貰い、

羽衣を返してあげたというお話です。

また、中には天女に一目惚れした男は、

是非とも自分のお嫁さんになって

欲しいといい、2人は結婚しました。

そして数年後、偶然羽衣を見つけた

天女は、その羽衣をまとい天に戻って

しまいましたという話もあります。

これ以外にもいくつか昔話はありますが、

何にしても、この三保の松原には、

天女が羽衣をかけたと言われる

松があるとのこと。

一体どんな木なのでしょう?

想像が膨らみます。



車を走らせ、大きな神社のそばを

通って行くと、直ぐに三保の松原

観光専用の駐車場がありました。

わんちゃん達を連れ、

緩やかな坂を登って行くと、



見たこともない大きな立派な枝ぶりの

松の木々が現れました。

確かに天女が羽衣をかけたのも納得!


ふと見るとそばに案内の看板が

設置されていました。



ん?

羽衣の松?


どうやら羽衣をかけた松は

特定されているらしい。

この松じゃないんだ。

案内板に従って行くと、



囲いがされた中にこれまた立派に

枝を広げた松が立っていました。

でも…



三代目ってどういうこと?

初代は傷んでしまい、新たに初代の

若い枝を挿し木にして育てたって事?

しかも三代目ってことは、この木は

二代目の挿し木なのかなぁ。

もう、それってDNAは引き継がれて

いるけれど、天女の羽衣をかけた松とは

言えなくない?

なんか、ちょっと複雑な気持ちに

なってしまいました。

三代目と記載するなら、その経緯も

記載して欲しかったと思いました。



そのまま案内どおりに進んでいくと、

海岸に出ました。




辺りを見回すと、

雲がかかっているけれど富士山の

姿が見えました。

やっぱり雄大で美しい!

撮影する位置がどうも違うらしく、

るるぶなどに掲載されているような

海と松林と富士山が揃って映る構図では

なかったので、もう少し移動して

ベストポイントを見つけようかと

思いました。

でも、その頃には朝から吹いている風も

勢いが強まり、押し寄せてくる波も

かなり白くなって見えました。

波打ち際までわんちゃんを連れながら

歩く私。

もう、砂浜に足がとられ

歩いても歩いても中々前に進まない。

波打ち際に近づいた頃には、

腰がかなり痛くなっていました。

おまけに寒くもなってきました。

わんちゃんを連れて、

波打ち際を優雅に散歩…なんて

そんな思いは見事に砕け散り、


早く砂浜から脱出したい!


そんな思いでいっぱい。

富士山の姿を見れたことを良しとして、

そそくさと退散したのでした。



もう少し暖かな時期に

また訪れてみようと思います。