81日目 10月24日 サンチアゴ・デ・コンポステーラ

朝のんびり起きて、もう暗いうちからパッキングして歩かなくていい気楽さを味わう。

12時のミサまで街を散歩。旧市街には重厚な建物とたくさんの広場をつなぐ迷路のような路地があり、歩いていて楽しい。

広場にはなぜかガンジー
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市場
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このディスプレイは・・・
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観光客も大勢訪れている反面、普通の生活も営まれ、朝は学校に向かう親子連れが歩いていく。

サン・ジャンから局留めで送った荷物を受け取るために郵便局に行くと、驚いた事に郵便局には荷物が無いと言う。スペイン語なのでよくわからないが、電話番号を書いて、そこに電話するように言っているようだ。

観光案内所に行って聞いてみると、どうやら大きい荷物は民間の運送会社の倉庫に送られてしまうらしい。しかもその倉庫は郊外の工場エリアにあるらしい。

電話できる場所を聞くとネット屋を教えてくれたのでそこで電話したが、相手はスペイン語しか話さず、切られてしまった。

困り果てて、ネット屋のお兄さんに聞くと、英語を話すという。このお兄さんが本当にいい人で、運送会社の場所や行き方を調べてくれて、頼むと運送会社に電話して荷物があることも確認してくれた。地獄で仏、いや可哀想な巡礼者を助けるために現れた神か?と思った。

運送会社に向かうバスの運転手もいい人で、バス停では無いのに運送会社の前まで乗せてくれ、帰りなバスの時間と乗り場を身振り手振りで一生懸命教えてくれた。そのバスを逃すと次のバスは2時時間後だったので、本当に助かった。

そんなこんなでバタバタして1日が終わった。

82日目 10月25日 サンチアゴ・デ・コンポステーラ

ゴール前にアルベルゲ探しに入ってしまったので、正式の巡礼路でゴールまで歩いていなかったため、巡礼路を外れた地点から歩き直した。

私たちがゴールだと思っていたカテドラルの前から、さらに奥が本当のゴールだということがわかり、ゴールの広場からカテドラルを眺めるとじんわりと感動が湧いてきた。

カテドラルは修復中
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その夜はうれしいサプライズ。ずっと先に行っていた俊足のブラジル人のギリさんが、フィニステーラまで行って帰って来て、同じアルベルゲに泊まっていたのだ。夕食をおすそ分けし再会を祝った。

美しい街並
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79日目 10月22日 メリデーサレセダ 25km

今日も足首の保養と日程調整のため、約14km地点のアルスアという少し大きい街までにしようと思ったが、あまりにも近過ぎ、途中で会ったスペインおじさんが11km先のサレセダまで行く、と言うのにつられてもうひと頑張り。

道中出会った理学療法士をしているイギリス人女性と、ライフスタイルや宗教の話をした。勘のいい気さくな人なので、私の拙い英語を120%理解してくれて楽しい会話だった。彼女の考えでは、どの宗教も本質は共通していると思うとの事。

サリダからはあまり景色が良くないという記事を読んだことがあったので、あまり期待していなかったが、林や畑の中を通る遊歩道といった趣の道が続き気持ちがいい。

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暑いが、秋は着実に深まっている。
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サレセダはアルベルゲが2軒あるだけの小さな集落。

サリア以降民営アルベルゲは10ユーロ均一になっているようだ。ルールも緩めで消灯も11時だったり、出発も8時過ぎでOKだったりする。サレセダも、快適なアルベルゲだった。

ここでリトアニア人の母娘とおばあちゃんの女3人組に会った。荷台に幼い娘を乗せて裸足でスタスタ歩くたくましいけど美人のお母さんが印象に残った。

80日目 10月23日 サレセダーサンチアゴ・デ・コンポステーラ 28km

5km手前で泊まるか迷ったが、メリデで泊まってから知り合いと日程がずれてしまい、何と無くさみしい感じもあったので、勢いでゴールまで行ってしまった。

ゴール5km手前のモニュメント
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最終地点にはアルベルゲに荷物を置いて空身で行こうと思ったのが失敗だった。

サンチアゴのアルベルゲは高いので、あらかじめ目星をつけておいた10ユーロでキッチン付きに行ってみたが満室。2軒目は離れていて、重い荷物を持って歩くも、日当たりが悪く雰囲気も良くない。3泊する予定なので、できるだけいいアルベルゲを見つけたい。

さらに15分ほど歩いて、やっと納得のいくアルベルゲに着いた時には疲れ果ててしまった。

セミナリエ・メノールという趣きのある古い建物(今も神学校として使われている?)のアルベルゲ
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ベッドもゆったり
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窓から旧市街を見下ろす
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一休みして巡礼証明書をもらいに行ったが、小雨も降り出し、知り合いにも会えず、今一つ盛り上がりの無いゴールになった。


73日目 サリアーポートマリン 22km

久しぶりに天気が良く、緑の牧場エリアを気持ち良く歩く。

サリアの歩道には巡礼に因んだモザイク画
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ガリシア州の巡礼キャラ
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牛の出勤によく出会う
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かわいい子羊
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サリアから114kmを歩けば巡礼証明書がもらえるので、ここからスタートする人も多く、軽装の人が増えた。学生のグループが2組いて、1組は私たちと同じ公営アルベルゲに宿泊していたので、トイレもシャワーも混雑していた。

学生のグループ
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ポートマリンの教会
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74日目 10月20日 ポートマリンーパラス・デ・レイ 25km

捻った足首が痛くなってきたので、テーピングをしてスタート。今日も天気が良い。

日程に余裕があるので、20km以下で泊まってもよかったのだが、アルベルゲとバルが1軒づつしか無いような村が続いたので、パラス・デ・レイまで歩いた。

顔なじみの人達と抜きつ抜かれつで同じペースで進んでいる。ここまで来ると先が見えて、よくここまで来れたね、もうちょっとだね、という励まし合いの雰囲気が満ちる。

途中のアルベルゲには、なぜか大きなアリのモニュメント。夫(よ)が、すかさず「アリベルゲ」とオヤジギャグ。
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昨日の公営アルベルゲの混雑に懲りて、10ユーロの私営アルベルゲ。きれいでキッチンもwifiもあって快適。
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昨日バルに搬入されたキノコ。これとそっくりのキノコを道中で採取したので、キノコパスタにしようと思ったが、宿のおじさんにやめた方が無難、と言われて泣く泣く諦めた。
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75日目 10月21日 パラス・デ・レイーメリデ 15km

プルポという名前のタコ料理が美味しいというメリデで日程調整も兼ねて一泊。日差しが強く、10月後半とは思えないくらい暑い。

公園でサンドイッチを食べていると、顔なじみのカナダ人ファミリーの、日頃は寡黙なジョンパパが、「あと2日だぁ!ガンバロー!」とテンション高く追い抜いて行った。

蒸しダコ料理は、程よい蒸ぐあいのタコにオリーブオイルがたっぷりかかって、とても美味しかった。隣の席のスペイン人とも仲良くなって楽しかったが、奥の方で店員同士が大きい声でケンカしているのがスペインらしくて笑えた。






70日目 10月16日 ビジャフランカーラ・ファバ 24km

朝起きると、ウンザリするような土砂降り。それでも、誰もが黙々と歩いている。私達は、今日は短めでもいいね、と言っていたのだが、他の人達につられて当初の目的地まで歩いてしまった。

折り重なる山並みや、川沿いの緑がきれいだが、雨で楽しむゆとりが無いのが残念。

緑が深い
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この辺りの屋根や煙突は山から切り出した平たい石を利用している
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ラ・ファバの教会。この横にアルベルゲがある。

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71日目 10月17日 ラ・ファバートリア・カステーラ 27km

今日は最後の難所と言われるセブレイロ峠越えだが、昨日のラ・ファバまででだいぶ標高を稼いでいたので、さほどキツくない。

セブレイロ峠の教会。巡礼路で最古と言われている。この辺りでは教会の祭壇はシンプルな感じ。
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峠からアップダウンが続いた後、一気に700m近く下る。今日も降ったり止んだりで、山道が川のようになっている。牧場地帯なので、牛フンを避けながら歩く。山道は得意、と調子に乗って下っていたら足首を軽く捻ってしまった。

途中のモニュメント
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こんな巨木も。
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ガリシア州の公営アルベルゲは6ユーロに統一されている。ここで日本人の若い女性二人組と出会い久しぶりに日本語のおしゃべりを楽しんだ。

72日目 トリア・カステーラーサリア  17.5km

昨夜から風邪気味で、短いと思った17kmが長く感じる。今日も降ったり止んだり。

途中の給水所
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サリアの街でアルベルゲを探している時、昨日の日本人二人組と出会い、同じアルベルゲに宿泊。8ユーロだが今までで一番快適なアルベルゲだった。

きれいな内装のアルベルゲ
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67日目 10月13日 アストルガーフォンセバドン 26km

今日も後半は雨。この辺りの家は味があっていい感じ。
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途中で見かけた看板
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雨の中イラゴ峠への山道をひたすら登り、フォンセバドンに着いた。

アルベルゲしかない村の一番上にある寄付制のアルベルゲは、スペイン語しか話さないミゲルおじさんの指示の元、全員で協力して夕食を作って食べた。山小屋のようなアルベルゲで16人で和気あいあいと食事を楽しんだ。

ミゲルおじさん
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完成したパスタ。ただのトマトソースに見えるが、チョリソーや刻んだゆで卵が入って本格的。
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ここで知り合ったブラジル人のギリさんが、誰かが忘れていった傘があるけど、と言って私にくれた傘がこの後とても役に立つのだった。ギリさんありがとう!

68日目 10月14日フォンセバドンーポンフェラーダ 27km

今日は深い霧の中をスタート。イラゴ峠の鉄の十字架も霧にけぶる。

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緩い傾斜の山道を延々と下る。

途中のバル。テンプル騎士団のマーク
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モリーナセカは中規模のきれいな街だったが、翌日の行程を考えてポンフェラーダまで進む。モリーナセカからは舗装路で、硬い登山靴のソールだとカカトに響く。

モリーナセカの街
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ポンフェラーダは教会やお城などの見所があり、大きいスーパーが3軒もあった。寄付制のアルベルゲではウェルカムドリンクまで出してくれて、感激。

レモン入りのドリンク
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お城
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69日目 10月15日 ポンフェラーダービジャフランカ・デル・ビエルゾ 24km

途中から激しい雨が降り出し、ギリさんがくれた傘が無かったら、また服までびしょ濡れになるところだった。

雨の中辿り着いたビジャフランカは見所の多い街だったが、雨が激し過ぎて出歩けず。

許しの門がある教会
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修道院のアルベルゲは珍しく2段ベッドではなく、空いていて良かった。

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同室のスペイン人夫婦の奥さんはマメが酷く、親指の付け根の皮が向けて痛々しい。
その足でこの後も私達と同じ日程で歩いているので本当に驚いた。