親子通園で、家だけでは知らなかった息子の姿を見る機会が多くありました。通い始めて1ヶ月で分かったことを書いていきます。

 

=凹んだこと、気づいたこと=

思った以上に発達支援が必要だと認識させられています。

 

・注意散漫さが集団生活、それ以前の自身の身辺自立といった日常生活にかなり支障をきたしている

→まず玄関での靴や靴下の着脱が周りに気を取られて全く進まない。靴箱側を向く(周囲を見せない)、先生と私で体で壁を作る、声かけをかなりすることでようやく進む。ここでまず周りの子に置いていかれる。お着替えなどでも同様。注意散漫タイプが現在息子だけで、皆さっと支度するのに驚きます。

 

→集団指示を全然聞いていない。個別指示で声かけしても目が違う方を向いていて話が入っていない時もある。先生にT君、といつも注意を向けさせられている。

 

→ご飯中もキョロキョロしたり、異世界へ行ってしまって上の空だったりで集中しにくいなと感じる。

 

・気分の切り替えの苦手さ、怒りっぽさが顕著

→口頭指示が苦手でぐだぐだ&癇癪を起こしやすいため、家ではタイマーを使っています。(数が見えるのと、音で反応しやすく、事前告知で納得して切り替えしやすいため)療育園では言葉とジェスチャーでおしまいを告げるのですが、気持ちと上手く折り合いがつかず癇癪を起こすこともしばしば。おしまいの10秒カウントダウンで心残りのおもちゃや遊具に走っていって、他の子が片付けしているなか、時間が過ぎてもこれだけする〰と一人だけ伸ばし伸ばし遊んでいる時もあります。

 

→とにかく些細なことで怒る。選べない、上手くいかない、自分の思った通りじゃない、食べ物が落ちた、、、など。自分に対してもそうなんですが、他人の言動も許せない時もあって、先生にそんなに怒らなくていいんだよと諭されています。。ご飯の時間が結構地獄です(苦笑)。自分で食べても食べなくてもずっと怒っている、そんな状態。大好物で食べやすい食べ物の時だけご機嫌です。他のママさんも、親子教室では見たことない息子の姿にびっくりしています。主治医も経験で許容範囲は広がるだろうがこの気難しさは続くと言われているので、付き合い方に悩む時があります。母疲れるよ。。。

 

・運動が苦手(挑戦心はある)

凹んではいないのですが、発達障害児が全員運動苦手な訳じゃないということを初めて知りました。運動発達は月齢以上という子もいて驚きます。3歳近くになるとよじ登ったり、ジャンプが出来るのに驚きです。運動療育や遊具遊びの時間に色んな発見があります。息子は刺激か憧れの気持ちがあってか、動く子が大好きでよく追っかけにいっています。動きも遠くや近くで観察し、挑戦してみたりするので、運動得意な子には感謝です。

 

・言葉が上手く使えない

→自閉傾向があるので当たり前なのですが、中々人に言いたいことが伝わっていないと感じます。その後も伝えようとするのですがどんどんズレていき空回ってしまっています。療育園の先生は話を軌道修正され、端的に話すことで見本を示してくれています。クラスでは一番のおしゃべりなので、正しい言葉を聞く機会が少なく、言葉の面の改善はゆっくりです。(定型児に交じると何故か言葉が伸びますが。。)言語聴覚士の方に相談予定で、受けられるなら訓練も受けてみたいです。

 

→人に太っちょだね(はらぺこあおむしの文言で、息子的にはご飯一杯食べてるねということ。でも相手が実際ふくよかな方なのでこの時は焦った)、面白い顔をしているね(お目目大きくて可愛いね)と誤解されやすい語彙を選びがちでヒヤヒヤすることがあります。教えていくしかないのでしょうが焦ります。言わないで欲しい言葉に限ってすぐ覚えて使ったりします。。

 

・集団で疲れやすい

園の終わりの挨拶になると指示に従えなくなってきます。早く家に帰りたいのと、疲れているんだよと先生に言われました。怠けているのかと思っていたので反省です。帰るとすぐ昼寝します。夜も疲れがたまった日はパニック起こす日も出てきました。ので、家では本人のやりたいことをメインにゆるく遊んでいます。(親子での楽しい遊びは情緒安定に繋がっています。)テントのような個人スペース作ろうか考え中です。

 

=良いところ、良い兆候=

・人に対して好意を持っている

先生、通園の親子皆大好きな様子で、よく絡みにいっています。大人に対しては私を置いて抱きつきにいきます。クラスの子は常に目で追ったり、遊ぶ姿が見られます。名前もよく覚えています。

 

・場を笑いに持っていく

思わず笑ってしまう発言や行動があり、皆を笑わせてくれています。歌も替え歌を作って楽しんでいます。

 

・ダンスを踊ろうとする意思を見せる

今まで抱っこでしかダンスを見なかったのですが、降りて手繋ぎで踊りの一部動作をするように。しないものだと思っていたので嬉しかったです。模倣が以前より増えてきました。

 

☆☆☆

 

療育園では体力的にはしんどいですが、意外と辛さはないです。息子を理解して優しくサポートしてくれる園の先生や、頑張っている他のママさん、何かと比べなくてもいいという環境で、比較的穏やかな気持ちで過ごせていると思います。息子の支援施設であり、母親の支援施設でもあると実感しています。孤独じゃない、ヘルプを出せる、これは本当に大きいです。

 

前は発達障害の情報を知りたい!という私に対して、ゆったりとした園に反発?していた部分もあったのですが最近はあながち間違っていないのかもと感じています。知りすぎてもやりすぎても疲れることが増えるので、ほどほどを目指してやっていきます。

 

生活に即した療育は家庭でもすぐ取り組めて無理がないのでいいです。生活習慣に結びつけるための視覚サポートや補助グッズなど参考に出来るところを上手く取り込んでいきたいです。