園の臨床心理士の方と気になることについて話をしてきました。自閉症スペクトラムだと言われていて、それについては受け入れていると言うと、今までのように曖昧にされずしっかりとした説明を聞くことが出来ました。

 

・気の散りやすさ等が目立つが、AHDHもあるのか?主治医には小学校まで分からないと言われた

→見る限り、自閉症スペクトラムの範囲では。(刺激によって不注意や多動や衝動的になりやすく、似たような症状に見える)また、春などの新しい環境では変化が多く、落ち着かない子が多い。一年かけて落ち着き、またゼロから。。を繰り返す。息子は経験と理解力でカバーしていくので心配ない。ここ1ヶ月だけでも周囲を見て、色々吸収している。出来ることは増えていく。

 

・小さい癇癪が酷い、切り替えが悪い

→私の表情や心の動きを読んで、癇癪したら言うことが通ると分かっている。毅然とした態度でいくこと。私に対しては癇癪多いが、先生には通らないことが分かっているのでそんなにしない。してもすぐ辞めている。集団指示も個別指示も聞いているが、敢えて分かっていないフリをしている。輪を外れて従わないそぶりをしていても、お母さんは息子のほうに行くのではなく、集団や流れから外れないこと。しなければいけないことを流れで悟らせる。そうすれば息子も自ら従うようになる。この練習はサポートするので、お母さんが園生活中にしっかりやっていくこと。家でも実践しないと意味がない。

 

・言葉が上手く伝えられないことについて

→お母さんが2語文、3語文ぐらいで代弁することを繰り返していく。すぐには効果は出ないかもしれないが焦らない。

 

・園選びで悩んでいる。来年は療育園に単独通園のほうがいい?

→公立園3年を加配つきで行くのがいいのではないか。経験値を上げるため、2年でなく3年行く意味は大きい。地域の小学校に行くなら尚更。自由な園より、ある程度療育園のように一日のカリキュラムが決まっている園のほうが、息子はやりやすいと思う。人の多さは小学校に行くと増えるし、練習にもなるのではないか。(ちなみに小学校のインクルーシブ教育についての話を聞くと、うーんと言われていたので、私の自治体では支援級のサポートが上手くいっていない現状がやっぱり続いているようです。)今の状態を見て心配になることが多いと思うが、成長して姿が変わっていくからそれに合わせて考えていけばいいとのことでした。ちなみに定型児主体の園に通園し出したら、療育併用は絶対ではないとのこと。園生活だけで十分な場合もあるようです。

 

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園での息子の姿に動揺していたのですが、環境の変化と、息子に合わせすぎていた自分が原因とのことで、分かってほっとしました。息子の行動は知能犯だったようです。確かに私も癇癪されたくないと焦っていました。揺すられないように気を付けよう。。ぶれない力をつけることが、私の課題のようです。

 

障害児保育の先生や専門職の方はいつだって息子を信じてくれていて、すごく背中を押されます。私が一番息子を信じていないような気がしてなりません。いいところがあって、ゆっくりでも成長していけるということを、第三者から言ってもらえることが、私にとっては救いだなと感じます。これがないと気になることに目を向けてしまって、理解はしたつもりでも、息子を困った子と思ってしまう自分が出てきて、苦しみます。

 

園選びでも視野を狭くせず、色んな園を考えていきたいと思います。