London Bridge Is Falling Down
「ロンドン橋落ちた」
通常なら、この一節はマザーグースの有名な童謡の冒頭。
英国時間の9/8、英国の国家元首である女王エリザベスⅡ世陛下がスコットランドのバルモラル城にて崩御後、遂行された作戦発動の暗号だとは。。。
さすがは「007」のお国柄
今回は予約投稿にしています。
一昨日14日にYOU TUBE「The Royal Family Channel」のライブ中継にて、バッキンガム宮殿からウェストミンスター寺院へ移送される女王陛下の葬送行進を視つつ、この記事を書いております。
前回のヴィクトリアンスタイル・ブーツの記事を入力中、「女王陛下が医師団の監理下~」というニュースを眼にし。
まさか危篤?までいかないにしても重篤なのかしらと。
女王陛下の実母エリザベス王太后は101歳でしたし、今年6月の在位70周年記念式典プラチナ・ジュビリーのお祝い動画を見て、女王陛下も100歳になられた暁にはまた盛大なお祝いされるんだろうな~と漠然と考えていましたから。
やはり王の重責、王の孤独は一般人には計り知れないほど長年一人で耐えるには重いものがあったのでしょうね。
という訳で、当初予定を変更し、今回ご紹介するのはコチラ
Red Rose 1998年
練香水:ビューティフル
セカイモン経由ebayにて入手
これもね、長年欲しかった容器なのです(欲深)
側面を
幾重にも重なった花びらには、真紅のラインストーンが
パヴェ状に嵌め込まれています
真上から
中心部は黄金色のバラ。
背面を
もうね、兎に角ぐるりとラインストーンで埋め尽くされてます
この薔薇をデザインしたのは社外デザイナーのボブ・コンテ氏。
今回は箱付きで、しかもコンテ氏のサインが入っていたので思わず落札
数年に亘り、同一デザインで何色か発売されていまして。
・Yellow Rose(1997) ビューティフル
・White Twinkling Rose(1998) ビューティフル
・Pink Rose(1999) ビューティフル
の他に、レア色で紫色、青色の薔薇(練香水名不明)があるのだ~
*9/21追記*
Haemiさんと↓コメントでやり取りしていた「Yellow Rose」と「White Twinkling Rose」の見分け方について。
改めてebayで現在出品されているバラの練香水容器をじっくり見比べてみたら。。。
ローゼリンさんの練香水本情報に不足があるなあ~
アンさんが現在出品されているYellow Roseの練香水はプレジャーズとのこと。
やはりアンさん出品のWhite Twinkling Roseの練香水はビューティフルだそうなので。
白バラ購入を予定される方は練香水名も確認なさってくださいね
はえみさんがお持ちの白バラは、ビューティフルとプレジャーズどちらかしら?
また、英国より出品中の白バラは「Sunlit Rose」という商品名で練香水はプレジャーズとのこと
以前にも何度も指摘していますが、同一容器でも中身の練香水は発売年や販売国により異なる場合が普通にあるので細部まで確認してね
蓋を開けてみました
蓋裏には「Estee Lauder©」の刻印が。
商品シールやタグはありませんでしたが、外箱付きだからまあ良いか。
驚くのが、蓋裏部分にまでラインストーンの装飾がなされていること
しかもね、花びらの幅に合わせて大小サイズのストーンを組み合わせています。
職人さんの技術力の高さだよねえ~
70年以上に亘って大英帝国連邦を統治してきたエリザベスⅡ世。
本当なら、ELから過去発売されたロンドン橋やビッグ・ベン、ユニオンジャックの練香水容器で偲びたいところですが、いずれも高いのよ。。。
現在1$=145円前後、1€=143円前後と円安に歯止めがかからないでしょ
英国絡みの中でも一番ふさわしい練香水容器は、
Harrods English Emblems 2004年
練香水:ビヨンドパラダイス
につきます。
女王陛下崩御後、俄かにebayで複数出品されてるけど、高額過ぎて手が出ない
10万円超えてるもの。。。
円高になってほしいわあ~(切実)
なので、
(画像はお借りしています)
エリザベスⅡ世陛下の紋章
文字の上に描かれている紅白の薔薇は「ばら戦争」で有名な
ヨーク家・ランカスター家を表したモノ
盾に描かれている部分は女王旗のデザインでもあり。
バルモラル城→エディンバラ近郊の空軍基地までは女王の柩はスコットランドの旗に覆われ、
棺の上にはスコットランド王の王冠が載せられていました。
ガラス張りのベンツの霊柩車にも驚いたけど…。
(英国ではガラス張りの霊柩車は当たり前のことだそう)
13日は空路、ロンドン近郊の空軍基地からは女王旗に覆われ、柩の上には王の証しであるインペリアル・ステート・クラウンが載せられました。
王冠の正面にセットされた「黒大使のルビー(正確にはスピネル)」の大きいこと
王冠には他にも、カリナンダイヤなど歴史の証人たる宝石が複数セットされています。
空軍基地→バッキンガム宮殿までは英国車メーカーであるジャガー製の霊柩車に乗り換えましたね。
先程ライブ中継で視た、バッキンガム宮殿→ウェストミンスターホールまでの行進では、本来大砲を積む砲車を馬車仕立てにして柩を移送したんですね。
大英帝国の威信にかけて、公務に就く王族方は軍服着用でしたし。
紋章に準えて、ハロッズの紋章+ライオン+一角獣を組み合わせてみた
「英国のバラ」と云えば、故ダイアナ元妃を思い浮かべる人も多いことでしょう。
でもね、女王陛下の名を冠した薔薇もあるんですよ
(画像はお借りしています)
クィーン・エリザベス
女王陛下の即位を祝って1954年に作出されたこの可愛らしいピンク色の薔薇は、
白色や黄色、赤色もあるのです
黄色がお好きだったという女王陛下の好みに合わせて色数も増えたのでしょう。
「王冠は非常に重いモノ」との言葉を遺した女王陛下。
NHKのBSで王冠の特集が放送されたようですけど、後日総合でも放送されるかしら。
(画像はお借りしています)
1975年、来日時の宮中晩餐会での女王陛下。
日の丸を意識されたのでしょうか。
見事なルビーとダイヤのティアラとネックレスのセット
(画像はお借りしています)
こちらは大粒のアクアマリンとダイヤのティアラとネックレスのセット。
ティアラのデザインが繊細なんですよね~
ドレスに縫い付けられているマーキースカットやラウンドカットのピジューは
スワロフスキー、それとも本物?
マッチ棒の兵隊ならぬ近衛兵の真似をするフィリップ王配と、
王配を見て笑う女王陛下がチャーミング
英語版ですが、プラチナ・ジュビリーでの模様を再度貼り付け
くまのパディントンと軽妙でユーモラスなやり取りをする女王陛下。
「I keep mine here 」と言って、黒いバッグからサンドウィッチを取り出す女王陛下に笑いました。
パンに挟んでいたのはマーマレード、或いは女王陛下のお好きだったチョコレートだったのかは永遠の謎ですね
そして、QUEENで現在ヴォーカルを務めるアダム・ランバートによる「We Will Rock You」がカッコ良すぎるんですよ~
崩御二日前の、新首相トラス氏との会見ではフォマールなワンピース姿ではなく。
杖を付いた平服での謁見でしたし、顔色も悪く右手甲に点滴や注射によるであろう青あざがありましたから、体調悪いのかなと感じましたが、まさかでした。
画像がボケてた~
生涯に亘り30頭ものワンコ達と生活された女王陛下。
コーギーの練香水容器は無いけれど。
(画像はお借りしています)
正装し、インペリアル・ステート・クラウンを被っているのに
愛犬のコーギーを抱っこする女王陛下
左側の、ブルーアイのコーギーの顔が。。。
の形のドッグタグをつけてるオサレさん。
最期は4頭の愛犬を残して旅立たれたそうで、コーギー2頭の引き取り先は早々に発表されましたが。。。
コッカースパニエル1頭と、ドーギー(コーギー×ダックスフントのMIX)1頭の行先も決まったのかしら。
元々犬好きとしては気にかかる
崩御の速報が駆け巡った際、バッキンガム宮殿には二重の虹が掛かりました。
きっと虹の橋のたもとで、フィリップ王配と愛犬達に再会されたのでしょうね
19日の国葬には天皇皇后両陛下の列席も決定されましたし。
世界同時配信で中継されるでしょうから、PC画面の前でご冥福を祈りたく思います。
昨年のフィリップ王配の葬儀時に斉唱された英国国歌では「God Save The Queen」の歌詞でしたが、国葬では最後のGod Save The Queen(女王陛下万歳/神よ女王陛下を守り給え)と歌われるのか。
それとも新国王チャールズⅢ世陛下に倣い、「God Save The King」になるのかも注目です