Memorial 平昌エキシビションSp、NumberPlus レビュー(その2) | 見上げれば、青空 ~羽生結弦選手に夢を託して~

見上げれば、青空 ~羽生結弦選手に夢を託して~

励まされ、受けとめられて、初めて人は、生きていけるのかな?

コメント、嬉しいです。
励まされないと、何もできない性質なので・・・・。
って、いきなり弱気?

フィギュアスケートの羽生結弦選手を応援しています。

苦しい程に結弦くんが好きな方、ようこそ!

昨日UPした記事では、画像の重複があったりしてごめんなさい。

書き足りなかったこともあり、
また、『Number PLUS FIGURE SKATING TRACE OF STARS vol.7 フィギュアスケート2017-2018 平昌五輪シーズン総集編 』も読了したので、その感想を記しておきたいと思って、追加分の記事を書くことにしました。
なお、誌面画像を掲載しますが、雰囲気以上のものが伝わらないよう配慮した形で載せています。出版流通関係者の方で、問題となると思われた方は、コメント欄からお知らせ下さい。速やかに善処いたします。


まず、『フィギュアスケートMemorial 平昌エキシビションSpecial』について。

このシリーズでは、閉幕直後に出た大型本(といっても、NumberPlusのサイズね!)があって、当時は、あんまり高評価してなかったんですよね・・・。

それでも評価できる部分をあげるならば、というか、自分的に、この本を買って良かったと思えた理由としてまず挙げたいものは、この写真の存在でした。



プレカンでの、ほんの一瞬。
結弦くんが、先に座っていたハビの後ろを通り抜ける際に、ハビの肩を抱くように触れた瞬間です。たった一瞬の出来事。二人の笑顔が全てを表しているような大好きな場面。

そんな素敵な瞬間だったのに、が載っていたのは『フィギュアスケートMemorial 平昌オリンピック特別号』だけ。


他にも、SEIMEI歓喜のステップのコマ割り詰め合わせとかクワドの連続写真とか、貴重な頁がありました。

でも、今回の『エキシビションSpecial』にも、同じ写真がありましたし、

SP、FS、公式練習の頁も十分なボリュームで載っています。なので、『フィギュアスケートMemorial 平昌オリンピック特別号』に代わるものとして、『エキシビションSpecial』を出してきたんだなと捉えています。

記事も、良いものが揃っています。
独自取材によるものではないので、新しい情報はありませんが、
結弦くんファンの立場から総括した文章が素晴らしいんです。

キャプションなしの写真集状態の中、限られた文字数の中に、結弦くんファンとして押さえておくべき情報をきっちり詰め込んで、

彼だからできたこと、彼ならではの功績、そういったものをきちんとリスペクトして詰め込んでいるところに、ライターの方の誠実さと羽生選手への理解度の深さを感じています。


昨日の記事でも書きましたが、EXの滑走順が大トリだったということの意味、

各国の選手と積極的に交流し和やかに遊ぶ姿に対しで、単に「楽しんでいた」で済ますのではなく、「羽生が率先して各国選手と仲よくすることで、世界全体で良い雰囲気が築けている」と書いてくれるなどなど・・・。

各国選手との和やかな密着ショットは、もうお宝!!初見のものも沢山。

それにしてもホタレックさんって素敵、ああいう男性と結婚したら幸せになれそうねって思わせられるほどに、他国の選手も良い表情で写っているものを選んでいる点にも細やかな配慮が感じられます(^∇^)



フィギュアスケートMemorial 平昌オリンピック2018 エキシビションSpecial
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さて、次は5日に出た『Number PLUS FIGURE SKATING TRACE OF STARS vol.7 フィギュアスケート2017-2018 平昌五輪シーズン総集編 』。

平昌五輪シーズン総集編なので、ワールドのことも載っています。

そういえば、ミラノワールド単体の特集号って、どこか出してるのかしらね。あまり印象がないけど、21日に出る『ワールド・フィギュアスケート 82 (ワ新書館)』あたりが、その可能性があるけど、どうなんだろ。


さて、写真がいずれも透明感が高く美しいことは、以前にも書いた通りですが。

よく知られたショットでも、別角度だったり、ほんの0.5秒前後だったりして、違う表情で収まっているものが多いので、じっくりと眺めていると新しい感動が湧いてきます。

たとえば、FSの演技終了直後に右足首に触れてる写真、これはよく見る場面だけど、今回載っているのは、触れる直前のもの。

足首に手が触れる直前で、顔の表情が見えるんです。表紙が捉えた3A前の一瞬の凄みは言う前もないけれど、こういう小さい写真にも、ドラマ性のある瞬間を選んでいるのが嬉しいですね。

読み物は、意外にも初出情報あり、です。

五輪言行録には、金メダル確定後の各局インタも含んでいたのだけど、これって、他誌では載ってないよね。

松原さんの文章は、いつも読み応えがありますが、今回は、彼の孤高に注目したもので、胸に刺さります。孤高の中で掴んだものは、確固たる歴史、強さであり、今後も永遠に刻まれていくのだろうという予感で〆られた文章は、私のように、沢山のゆづ本を持ってるファンでも、何度か読み返すことになるんだろうなあ。

幼少時からジュニア時代を綴った松原さんの「ユヅルは双葉より芳し」にも、初出情報あってビックリ。なんだ、やっぱりバレエの練習もしてたんじゃんっとか。「出る杭は打たれるけど、出過ぎると・・・」のセリフについても、詳しいです。さらに都築先生とのエピソードでは、結弦くんのご両親とお姉さんが、全てを注ぎ込んで結弦くんをサポートしたのも、こういうことがあったからかと納得したりとか。必読です。

面白かったのは、武史先生の「羽生結弦が4回転アクセルを跳ぶために」かな。
ヤグディンや本田先生自身も4Aを練習していたという話には、ちょっとビックリ。そういえばブライアンだって4Tを練習では降りていたんだしね。

ただ、その目的は3Aを跳びやすくするためだったということだけど、そんな本田先生だからこそ、4Aへの道の見え方が、その前世代の佐野先生とは違う訳で、この辺りがとても興味深かった。

脇を締めるか締めないか、幅か高さか、そういった具体的な部分での考察が細かくて裏付けがあって、3Aへの影響への言及も説得力があり、必読ですね、今後の結弦くんの動向に関心のある方は。北京五輪への展望で〆るという姿勢にも共感しました。

これと一緒に読むことで一層の説得力が出て来るのが、小塚くんのコラム「トータルパッケージこそ王者への道」。

謎のTOYOTA仲間アゲ記事が多かったので、最初から読む気を失ってる方も多いでしょ?これは大丈夫。やっぱりね、あの一連の記事は、なんらかの意図というか圧力があったんだろな。

「自分に集中することは大切ですが、練習では他の選手を思い浮かべないといけません」という辺りも、彼らしい言葉。ここで言外に存在したのは、ゆづハビの強さ、でしょうね。思い浮かべるまでもなく、彼らの場合、最大のライバルが目の前にいた訳ですから。

「羽生選手~は、オリンピックの究極」という言葉から始まる章では、オリンピックまでの4年間を、オフ3年+本番シーズン1年と捉える考え方を出しています。これはブライアンたちの考え方とも重なり、今回のゆづハビの成功を支えたものでもあります。

ただ、この考え方を素直に実践してしまうと、ゆづハビみたいな国内敵無しの強さがないと、そもそもナショナル代表になれないというジレンマもあり、どうやって実戦に落とし込んでいくか、でしょうね。

国内女子部分、真凜ちゃんへの考察は、まったくその通り。今後に期待です。昌磨くんの考察では、「ミスが無ければ勝っていたかも」みたいな表層には一切触れなかったのも好感度高し。尤も、昌磨くんファンからのレビューでガッカリ★がつけられたのは、この辺りが理由の一つかな?

写真の美しさについては、amazonレビューからお借りします。
「演技中の妖艶なしぐさや引き締まった鋭い表情、セレモニーでの宇野君やハビエルとの美しい抱擁、練習で見せるお茶目な様子など、テレビでとらえられなかったような場面も、美しい写真で見せてくれています。
羽生君の全身が写っている写真が多いのも嬉しいポイントでした。」
「メダル授与から遡る構成。
ハビとの感動的な抱擁や笑顔満開のシーン、髪かきあげシーン、バラ1の目を見開いた時のシーンがあって嬉しいです!
笑顔を見てると、あの時の感動がジワジワ蘇ります。」

結弦くんの占める割合的には、他のゆづ本には敵わないのですが、読み応えという面では文句ない1冊。エキシビ写真は割愛されてるので、今回ご紹介した2冊一緒の購入というのも、おススメパターンですね(^∇^)

それにしても、本棚やばいですっ(T▽T;)


Number PLUS FIGURE SKATING TRACE OF STARS vol.7 フィギュアスケート2017-2018 平昌五輪シーズン総集編

文藝春秋 (2018/4/5) ¥ 1,620
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昨日の履歴
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Memorial 平昌オリンピック2018 エキシビションSpecial レビュー



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最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。


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