こちらには日本国外にお住まいの方も多いようですが
日本人だとご近所やお友達から
「日本語を教えて欲しい」
と言われた方もいらっしゃると思います。
また
日本語教師は
特に中高年の方に人気なようで
興味を持っていらっしゃる方も多いようです。
サイトで調べればすぐに分かるのですが
ここでもわかる範囲で
日本語教師
についてお話ししたいと思います。
日本語教師は今のところ
特別な資格や免許は必要ありません。
私はこちらの短大で
補修担当として週に2-3日雇われました。
その時は、日本語の教え方なんて知らず
しいて言えば
秘書検定や接客業をしていたので
敬語の使い方が多少できるぐらいでした。
短大で日本語担当の先生が
日本語の教え方をトレーニングして下さいました。
それで、そのまま
のべ100人以上の生徒さんに教えてきました。
謂わば、私は
自称 日本語教師
日本語教師のお勉強をしてから
教える事で収入を得る方とは
真逆のパターンです。
資格も免許もいらないけど
それらしきものはあります。
大体、多くの語学学校が
日本語を教師を採用する条件として
1.日本語教育能力検定試験に合格する
学歴、経験、全く不要で、合格すれば良い
でも
2.大学や大学院で日本語教育に関する科目を習得
3.文化庁が認定した研修420時間を終了+学士の学位
大体、この3つです。
私のように短大しか卒業していない者は
1番の検定試験に合格が唯一の方法
ですが
私はあえなく撃沈
ざっと語学学校の採用条件を見ていると
検定試験に合格しても
大卒の学位を足している所も多いです。
”先生”として何かを教えると言う事は
少なくとも大学を卒業して欲しいと言う事かしら?
多くの日本語教師は賃金が安く
中にはボランティアでなさっている方も多いそうです。
私みたいに
ちょっとトレーニングを受けて
独学で教えている教師もいるわけで
これから増えるであろう
日本語学習者のために
日本語教師の質と地位の向上を図るために
国家資格にしようではなか!
と、政府(文化庁)が考えたそうです。
今年の3月に発表されたものは
名称:公認日本語教師
資格条件:
1.試験合格 2.教育実習の履修 3.学士の学位
と、ハードルが高くなっています。
しかも
資格には10年間の有効期限があるのだそうです。
なんかアメリカみたい。
アメリカの資格、医師でも弁護士でも有効期限があります。
期限があるたびにお金払って講習受けて更新。
(そのうちビジネスマン用とか子供用とか細分化されたりして)
まあ、私はきっと
この資格を取って10年経ったら
良いおばあちゃんになっているだろうから
更新はしないのだろうなぁ…
今までは
なんとなぁくあった
日本語教師の資格
それが
この国家資格が出来ると
「資格持ち」と「資格なし」に
はっきりと区別されてしまう。
今までの曖昧な3つの条件を満たしている日本語教師は
国家試験が施行されたら
移行措置と言って
登録をすれば良さそう。
だけど
学士の学位を持っていない
実習経験もない
検定試験合格者は大丈夫なのかな?
この国家資格が施行されるまでには
あと1,2年は少なくともかかりそう。
このまま大学の資格をとらずに
もし、検定試験に受からなかったら?
と思ったら
やっぱり大学の学位は取っておいたらいいのかなぁ~
と、思いました。