↓40代の二児の母にして、フル稼働中のプロジェクトマネージャーが白血病に!コンサルスキルを活用して闘病・入院生活を乗り切る!
*こちらのブログは、2021年1/30掲載した記事の再投稿です。
以前、こちらのブログに書きましたが、私の母親は、私が高1の時に、癌で他界しました。
他界する、数ヶ月前。
癌で侵された胃を半分、摘出する手術がありました。
余命2ヶ月といわれた母親にとっては、最初で最後の手術でした。
その時、私は、まだ中学3年生。
受験だし。
父親とも兄弟とも距離があるし。
母親はこんなだし。
友達言えないし。
先生は大嫌い。
気持ちは、ギスギスしてぐちゃぐちゃだし。
泣いても泣いても、誰も救ってくれない。
だって、母親が癌だといっても、受験で加点されないでしょ?
とても、冷めてて、惨めで、誰も信じられなくて。
その気持ちは、癌と戦っている母親にも向けられました。。
素直になれず。言葉も出ないし。
手術室に向かうため、移動式のベットにのった母親を見ながら、何も言葉がでませんでした。
「じゃ、お母さん、頑張ってくるね」と言った母親の腕に包帯で巻かれていたのは。
私が、小さい頃に大好きだった小さな、小さな茶色の犬のぬいぐるみ。
手のひらサイズで、私がいつもポケットに入れていた一番のお気に入り。
10年以上も前のものじゃんと、じっと見る私。
それに気がついた母親は。
「あ、これね。家から持ってきたの、お守り。手術中は、麻酔しちゃうでしょ。手から落ちないように、包帯で巻いたの。」
そんな、昔のものをなんで?と思いましたが、何も言葉がでませんでした。
「じゃあ、言ってくるね」と、母は明るく言って、手術室にベットに寝たまま入ってきました。
当時は、「なんで?」と思ったけれど。
母親になった今ならわかる。
子供の小さい頃の思い出って宝物。
今、毎日、無邪気な笑顔で、接してる息子たちもいずれは、自分の手から離れていく。
でも、思い出は、人を強くする。
きっと、母親にとって怖かった手術。強くなるために巻かれていたぬいぐるみだったんだと、今ならば、わかります。
ここまで、私の思い出に付き合っていただきまして、ありがとうございましたm(__)m
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