Linuxの起動パラメーター "nomodeset" の意味 | しょうちゃん オフィシャルブログ

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新しいノートPCが届きました。

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ThinkPad X270という機種です。

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こんな感じ。スペックの細かいことは置いといて、液晶がFullHD(1920x1080)になりました。とても便利。


この記事にも書いていますが、基本的にOSはUbuntuで運用されています。今は、Ubuntu 16.04LTSです。

うーん、ちょっと画面がちらつくぞーってことで、起動パラメーターにnomodesetを指定してみました。

ところで、nomodesetって、知らない人が多いんじゃないかな〜とふと思ったのでブログを書いています。

nomodesetは何をしているのかというと、kernel mode settingを無効にするという設定です。mode settingは、画面の解像度やビット数を変更するための規格です。これは、kernel spaceで行うこともできるし、user spaceで行うこともできます。

kernel spaceで行う利点は、細かいことはさておきCPUの利用量が減ったりとか、セキュリティの面なんかでもすぐれている。

まぁ、専門的に書くといろいろあるんだけど、とりあえずは「画面の表示がなんかおかしーなー」と思ったらnomodesetにするのである。(身も蓋もない表現)

今回のThinkPadX270もきっと表示周りに使われているものが「最新すぎる」ので対応がおいついていないのだろう。画面の右側に配置したものが、時々、チラつくのでnomodesetにした。快適〜♪

設定方法も一応書いておきますね。

/etc/default/grubに
GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="nomodeset"
の1行を追加。

もともと、GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULTの行があるので、その次の行に追加すれば大丈夫。

sudo update-grub
を実行したら、マシンを再起動。

これだけです。快適快適(笑)