黒い目エキストラ「リド・バンテス」の1回目です。
全5回になります。
これは「ツタイのアル」の語りです。
黒い目シリーズに於ける指向や設定について触れてます。
なので、文章は絵の説明はなく、それぞれが別の流れで書いて描いてます。
絵は、いずれ絵だけの改訂版をと考えてます。(その際はツタイのシリーズに編入します。)
物語ではなく、それについての考えとか思うことをそのまま書きました。
サイボーグ009「神々との闘い」のピュンマのセリフ『そうだろうか』から、かなり影響を受けています。
なので、あれこれと盛り込みました。
ストーリーはありません。
黒い目の設定で、造語も多用して、意味も内容も文章も辻褄のへったくれもありません。
当時の勢いで作成しました。
でも絵の方は、かなり気合いが入っているので見ていただけたら嬉しく思います。
これも昭和63年(1988年)に作成した作品です。
黒い目エキストラ「リド・バンテス」
(表紙の絵はエレボス)
・・・すると汝は、問うであろう
「お前は、誰か?何故、ここに居る?」
と・・・すると、その者も言う
「オレは、誰か?ここはどこで、何故オレはここに居るか?」
続いて、その者が言う
「お前は知っているか?お前自身の事を・・・」
そして、汝は知った。
そう、汝もまたその者と同じく
「何もわからない」のだ・・・『ツタイの言葉』より
(絵は、ゴロツキとケドラ)
ツタイのアル『わしは代言者(ツタイ)のアル 「闇(エレボス)」の意を語る者であります。』
(ツタイのアル前世バージョンです)
『今回は「在りとし在るもの(リド)」と古えよりある「相対すること(バンテス)」について語ろう・・・そして「支配(ルラー)」についても』
(異世界に漂うモノ)
Part.1「リド」
(霧の中のケドラ)
『まずは「存在(リド)」「在って在るもの(リド)」について・・・』
(霧の中を飛ぶモノを見ているケドラの目)
『さて、諸氏は、おぼえておるかナ?初めて見た「存在(もの)」を・・・』
(霧の中に林立する岩に降りるモノ)
『誰も彼もが皆、この「世(クルク)」と言う一つの「存在(リド)」を、「自己(マイン)」に気づく前に見たであろう、諸氏の産まれし時に、その個々の感覚に於いて』
(ケドラは、岩の横に開いた洞穴を見ている)
『そう、自ら在る前から在る「世界(クルク)」と、我々が呼んでいる「存在(リド)」を・・・
そして「世界(クルク)」を形成している様々な「存在(リド)」を・・・
覚えておるかナ』
(洞穴に向かうケドラ)
『時が経てば、その感覚はボヤケ、いつしか忘れてしまうのが、常で、あろう。
しかしじゃ・・・
諸氏の一人一人、皆、体験した事である事に気づいてもらいたい。』
(洞穴の前に降り立つケドラ)
『何もかもが、諸氏の目で見、耳で聞き、体で触れ、諸氏等は「存在(リド)」を知り得たのじゃ・・・
そして、そして最後に、それらの「存在(リド)」によって「自己(マイン)」に気づく』
(洞穴の中を進んでいくケドラ)
『そして、それまでの「物」「形」「音」と言う、感覚できる「存在(リド)」とは別の「存在(リド)」が自らの内に生じた・・・
諸氏達の「自己(マイン)」すなわち「心」に・・・』
(洞穴の奥へと進むケドラ)
『それは「疑問」である。
実に多くの「疑問」と言う「存在(リド)」が諸氏の「心」に生じ
その「答え」を・・・諸氏は求め初めたはずじゃ・・・「自己」の感覚によって・・・』
(洞穴の奥には、ケドラに似たモノ達がいた)
『「何故」と言う言葉で初まるその「存在(リド)」・・・じゃがその「答」は、諸氏にとって見つけられる「もの」でないことに気づいてもらいたい。
「物」や「形」、「音」、「光」は一つの例えであり「答」そのものではないことに・・・』
(奥の方へとケドラは向かう)
『何故なら、我々は移り変わる「間(はざま)」だからだ・・・
では、諸氏に問おう。
“諸氏達は、今、ここに「存在(リド)」している。では、諸氏達が「世(クルク)」に生まれる「前(ヨマ)」はどこに居た?”』
(ケドラはそこに触れる)
『フフフッ・・・諸氏は「答」えられまい。
つまり、そういう事じゃ。
我々は、我々の居る「地域(クルー)」』と我々と共に過ぎた「時」の「間(はざま)」の極(しごく)、断片しか知らないからじゃ・・・』
(生まれたばかりの赤子を抱きかかえる母の姿)
つづく
文章に面白味も無いし、ストーリーがある訳でもないので、改訂版(絵だけの)にしてからアップするかどうか迷いましたが、黒い目の設定で、ツタイのアルに語らせているので、アップする事にしました。
ツタイのシリーズの一編として、文章と絵にかなりの距離はありますが、これも自分の足跡。
文章が、下手で、あれこれと思うままに書いて、それでいて黒い目の造語を使用と言う読み手の事を考えず作成したので、見ていただいた皆さんに申し訳ないと思ってます。
すみません。
こういう作品も描いてました。
後の「雑想」の原型とも言えます。
作品として表現して描写出来たら良かったかも知れませんが、当時はこんな感じが精一杯でした。
また、見ていただき、ありがとうございます‼️
いいね!とコメント、ありがとうございます‼️
「神々との闘い」に対する渇望ですね。
また宜しくお願いします‼️
いつもありがとうございます‼️