ベースボールマガジン社が3月から始めた
『週刊プロ野球セ・パ誕生60年』。
今日発売の第5号は「1978(昭和53年)」です。
この種の冊子は、数々の記録はもちろんのこと、
当時のユニフォームのロゴやデザイン、
選手たちが使っている用具を眺めている
だけでワクワクしてきます。
今はめっきり見かけなくなったイモトや
タマザワのグラブ。ミズノの「ワールドカップ」
マーク入りの用具は憧れでした。
この年の大きな出来事はヤクルトの初優勝
(広岡監督の「管理野球」)と、秋の「江川事件」
ですが、個人的には阪急・今井雄太郎投手の
完全試合をよく憶えています。
今井投手の、肘を早めにトップに持っていく
独特のピッチングフォームをよく真似ていました
(キャッチャーのくせに)。
垢抜けないルックスも、ビールを飲んでマウンドに
上がって「チキンハート」を克服したという逸話も
好きでした。
息の長い、愛すべき投手でした。
当時は千葉県在住でしたし、パリーグは
ロクに中継もなかったはずですが、12歳の私は
阪急ブレーブスが好きでした。
福本と蓑田の1・2番コンビ。大橋の渋い守備。
マルカーノ、加藤秀、島谷と続く打線は圧巻で、
指名打者はもちろん巨漢高井。
投手陣はサブマリン山田を頭に佐藤義、今井、
そして切り札山口。名女房の中沢。
脂の乗り切った大人のチームでした。
*
と、ここまで書いておいて、
すでに春樹ファンの方はすでにお察しと思います。
この年の神宮球場での「ヤクルト-広島」戦を
外野席で観ていて、春樹さんは小説を書こうと
思い立ったのでした。
確かその試合は「安田が勝利投手」と、
春樹さんがどこかに書いていたと記憶しています。
4月1日の開幕戦ですね。
3対1でヤクルトが勝っています。
安田投手が97球の完投。
78年は「チェンジアップを駆使し、15勝を挙げる
活躍を演じた」と記されています。
残念ながらヒルトンの糸を引くようなクリーンヒットの
記事はありませんでした(笑)
ちなみに私は、大杉選手のバッティング
フォームの分解写真を壁に貼って、
レギュラー目指して毎晩素振りする野球少年でした。
- 『おくりびと』は昨年、封切り後まもなく観て
- 非常に感銘を受けました。
- 元になる書籍があると知って購入したものの、
- これもしばらく車のトランクに眠らせておりました。
納棺夫の日々のエピソードで綴られた
内容なのだろうと勝手に考えていたのですが
大きな間違いで、良い意味で裏切られました。
第三章の「ひかりといのち」は仏教、特に
親鸞を中心にした話で、難しい用語もたくさん
出てきます。
おそらく私はまだ正確に理解できていないと
思いますが、改めて死と生について深く考え
させられることになりました。
何度も読み返したくなる本です。
「悟りといふ事は如何なる場合にも平気で
死ぬる事かと思つて居たのは間違ひで、
悟りといふ事は如何なる場合にも平気で
生きる事であつた」
死の直前の、正岡子規の言葉が非常に重いです。
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- モンキービジネス 2009 Spring vol.5 対話号/柴田 元幸
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もうすぐ長篇が発売の村上春樹さんと、古川日出男さんの
70ページ以上に渡る対談が掲載されています。
古くからのファンの方にはお馴染みのエピソードも
くりかえされていますが、楽しめます。
ドストエフスキーとティムオブライエンを再読したく
したくなりました。
現在、小川洋子さんと川上弘子さんの対談を
満喫しているところです。
『異端者の快楽』、『無趣味のすすめ』と続いたあと、
どうしても龍さんのフィクションが読みたくなって
車のトランクに入れっぱなしにしておいた『空港にて』。
コンビニや居酒屋や公園やカラオケボックスや空港で、
それぞれの語り手がとてもゆっくりと切り取ってゆく
状況や心理。
著者があとがきで書いていたように、この連作短篇に
共通しているキーワードは「希望」だと思いました。
私は「カラオケにて」と「空港にて」が好きです。
超個人的な感想ですが、「空港にて」を読み終えたとき、
「ユミヨシさん、朝だ」という科白が、久しぶりに
井戸の底からぽっかりと浮かんできました。
- 空港にて (文春文庫)/村上 龍
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先々週から始まったテレビドラマ の原作ですね。
昨年は「ゴンゾウ」にハマったのですが、
今回の主人公も内野聖陽です。
原作の倉石義男と内野とは、年齢設定も
容姿も異なります。まだ第2話しか観て
いないのですが、テレビドラマはテレビドラマなりの
面白さがあって、このさき楽しみです。
倉石は検視官です。
現場に駆けつけ、その死体が自殺なのか
他殺なのかを、死体や状況から推察します。
いわゆる警察モノですが、殺し方や
死に方の推理とは別に、生き残った者、
死んでいった者それぞれの人間の描かれ方が
素晴らしい。
私の体質かもしれませんが、直接的なビジネス本や
ハウツーものを読むよりも、フィクションからのほうが
仕事に応用できる考え方や行動様式が素直に「入ってくる」
ように感じます。
一般的なことなのかな。。?
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ちなみに私の着メロは、いまでも↓これです。
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