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つれづれログ

色々な事を徒然なるままに書いていこうと思います

受診してから3週間後、手術の日が近づく。

手術日は金曜日という事で事前に有給休暇の申請(初めての有給申請w)。
当然だけど、手術の為と告げると皆に驚かれる。
すぐに退院出来る旨を伝えると、安心してくれた。

医療保険の書類、スリッパ、洗面用具など細々とした物を用意して前日の木曜日に出発。

受診した時同様、手術当日に移動でも良かったんだけど、移動で疲れて手術ってのは嫌だった。
てことで前日は病院から徒歩5分のタカクラホテル福岡に素泊まり(手術日の朝食はNG)。
仕事後、自宅で夕食を取ってからの移動だったので、到着は22時過ぎになった…。

部屋はじゃらんで予約した。
6,000円のシングル。
部屋のBGMが浴室にも流せる設備!
初めてだったのでこれには感動。
枕が4種類も用意されている!
そんな感じの部屋で、リラックスした前日の夜を過ごすことが出来た。


そしていよいよ手術当日。
8時に目覚ましをセットしていたが、まさかの2度寝!
夜中に何度か目が覚めてしまっていたせいかな(汗)
9時に病院という予定だったが、目が覚めると8半過ぎ!
しかしそこは超近場のホテル。
テキパキと支度して、予定通りの時刻に日帰り手術センターに到着した。
ふぅ…。


担当の看護師さんに挨拶し、着替えを済ませる。
寝間着と共に医療用の弾性ストッキング(膝下までの靴下みたいな)を装着。
エコノミークラス症候群のような症状を防止するらしい。

朝食代わりの点滴を打つ。
実は点滴さえも初体験だったw
刺す時はチクっとする程度で、異物感もあまり無し。

で、肩から筋肉注射。
筋肉注射?って感じだったので聞いた所、リラックスさせるための薬らしい。
それほど痛いとは思わなかった。

そして、徐毛。
パンツを股間が隠れるギリギリまで下ろし、陰毛の右半分をバリカンでジョリジョリしてもらう。
傷口に当たらないようにすればOKみたいなので、あまりきれいには剃ってくれず、髭の剃り残しみたいになるw

手術室までは歩いて移動。
当日、コンタクトはダメだったのでメガネをかけていた。
しかしメガネの着用もここまで。
世界が一気に水中の如くボヤけるw

手術室はテレビとかで観るまんまのイメージでちょっと感動。
手術台に寝かされ、色々な機器を装着させられる。

で、いよいよ背中から麻酔を打つ。
横向きになって丸くなる。
腰から下を全て痺れさせる下半身麻酔だ。

かなり痛いだろうと覚悟はしていたが、それほどでも無かった。
手術用の点滴とか注射に麻酔が含まれていたのかな?
昔の歯科麻酔の方がよっぽど痛かった印象。

麻酔が効いたかどうかは、ガーゼの冷たさで判断。
上半身と比べて冷たく感じなければ、痺れてるって事かと。
触られてる感触はあったので不安はあったが、それは大丈夫らしい。

寝巻きを外されパンツを下ろさせる。
今度は何人もの前で全裸状態w
まぁ、恥ずかしくはありませんよ。
皆、同じもんが付いてる。

酸素マスクを着ける。
眠けが襲ってきて、麻酔医からは寝ていいですよとの言葉。

授業とか仕事のときに眠気がくるのと同じイメージ。
我慢しようと思えばできるレベル。
なのでもうちょっと眠気を強くしてもらう。

しばらくまどろんでいて、まだ放置かな?と思っていたら、とっくに手術は始まってた。
メガネをしていない上に、視界は遮られているので全く気付かなかった。
人の動きが見えてもちょっと怖いしなぁ。

執刀医の先生が他のスタッフと話をしているような言葉はほとんど聞こえない。
てっきり「メス!」みたいな言葉が飛び交うのかと思っていた。
たまに頭上の麻酔医さんに「痛く無いですか?」と聞かれ目が覚める。

基本的に痛くはないんだけど、ちょっと感覚が戻ってきたりはするので、素直に伝えて薬を調整してもらう。
下手に我慢して激痛が襲ってきたら大変だ…。
麻酔は背中から投入するもんだと初めて知った。
ドラマとかだとあんまり分からなかったし。

麻酔医さんと何度かやりとりをしているうちに手術は終了。
寝ぼけてるような状態だった。
あ、終わったんだ~という感じ。


手術スタッフの皆さんにお礼を言って手術室から病室(日帰り手術センター)に運ばれる。

この時、意外にあっさり終わって良かったなぁなどと考えていた。
が、ここからが真の戦いなのであった。


その④に続く
2012年8月中旬、土曜日。
仕事は休み。

鼠径ヘルニアの外来受診をするため、朝早めに起床。
佐田病院の外来診療は8:30からの受付で午前限定なので、それに間に合わせるためだ。


佐賀駅を7時半くらいに出発。
特急で博多駅まで行き、地下鉄に乗り換えて天神駅まで。
天神から西鉄福岡駅まで徒歩で移動し、薬院駅まで特急で一駅。
携帯で地図をチェックしながら5分程度の徒歩で到着。
駅の正面出入口からは病院の看板(方向付)もいくつかあるので、それに従って歩けば迷わず到着できるかと。

当日は緊張(病院に行く事さえめったに無いし、もちろん大きな手術もそう)のため、ほとんど眠れなかった。
加えて週末で電車が混んでいたので、ほとんど立ちっぱ。
そんな状態だったので、たった1時間程度の移動ではあったけど結構疲れてしまった。


病院に入ってまずは受付。
お姉さんの「どうされましたか?」という質問に「鼠径ヘルニアみたいな症状です」と回答した。


その後、外科の診療室の前でしばらく待ち、呼ばれて入室。
患部がどこかと聞かれたので、股間の右側と言うと「ズボンを下ろして下さい」と。
ズボンを下ろし、先生にお尻の位置くらいまでパンツを下ろされる。
この時、股間が丸出し状態だったが、さすがはアラサー、全然恥ずかしくないぜw

先生は幹部を軽く触ると「脱腸(鼠径ヘルニア)ですね」とあっさり。
やっぱりそうかと内心思う僕。

そこからは鼠径ヘルニアとその手術の説明。
丁寧に詳しく説明して頂けるので、ありがたい。

「手術受けますか?」と聞かれ「受けます」と即答。
手術を受けないと治らないし、ひどくなったら命に関わる。
手術を受ける以外の選択肢は僕には無かった。


手術を受けるためには検査が必要。
日を改めて来るのも面倒だし、交通費もかかる。
その日に検査してもらう事に。

検査は血液、検尿、心電図、レントゲン、身長、体重。
ほとんど寝ていないというコンディションの悪さだったため、多少の不安はあった(汗)。
一通りの検査を終えると、「日帰り手術センターに行って下さい」との指示。


同じ建物内にある「日帰り手術センター」(特別な施設ではなく病室の名前)に移動。
看護師さんから前日、当日の流れ、注意事項、用意する物などの説明を受けた。
分かりやすいプリントを貰えるので安心。

手術日として可能な曜日(月、水、金)から金曜日を希望した。
金曜日は希望する人が多いという事で、手術日は3週間後の9月上旬で決定。
多くの人は週末が休みだろうし、そうなるわなと。

日帰りを希望していたが、20代~30代の人は「痛いですよ」との事…。
若いと筋肉が密な状態になっているためらしい。
という事で、1日は入院する事を前提に考える事に。

加えて手術と入院の費用の概算を教えて頂く。
日帰りで約50,000円、一泊で約70,000円。
基準が全く分からないので、そんなものかぁという感想。
決して安くは無い金額だけど、外科手術を受けるにしては高いとも思わなかった。
医療保険も出る見込みあったし。


当日の会計は約5,000円(3割負担の金額)。
クレジットカードで支払い。
病院を出たのは11時頃だった。


その後はキャナルシティ博多をブラブラして帰宅。
寝不足で炎天下の中歩いたので、かなり疲れた(自業自得)。

その③に続く
ほとんど風邪さえもひかない身体の頑丈さには自身のあった僕だがこの度、鼠径(ソケイ)ヘルニアになってしまい、治療を経験した。
情報として同じ病気になった人の役に立つかな?と思い実質休止状態だったこのブログに経緯を書いてみようかと。



2012年の8月中旬、以前(半年前くらい?)から感じていた股間の違和感が大きくなっていた。
睾丸が3つあるようような感覚。

よく見ると股間の右側にしこりのような物が!
大きさとうずらの卵より大きくニワトリの卵より小さいくらい。
痛みなどの感覚は特に無し。
ただ、前々からくしゃみをした時などに股間が疼くような感じはあった。
その程度だから、しばらく放置してたんだけど…。


これはヤバいかもと思い、とりあえずグーグル先生に聞いてみた。
検索ワードは「睾丸 3つ」。

色々と情報はあったけれども、僕の場合は鼠径ヘルニア(脱腸)だと思った。
鼠径ヘルニアに関しての詳しい情報はコチラ

簡単に書くと、太ももや足の付根から腸などの一部が飛び出してくる病気だそうな。
自然治癒は不可能で、治すには手術が必要との事。
ひどくなると命に関わる事もあるそうで…。

成人男性の発症率は5%程度との情報も有り、学校のクラスに一人と考えると結構メジャーな病気なんだなぁと思った。


次に調べたのは鼠径ヘルニアを治療してくれる病院。
グーグル先生に「鼠径ヘルニア 病院」で聞いてみると、お隣の福岡県に鼠径ヘルニアの名医がいる佐田病院 があった!

この佐田病院、鼠径ヘルニアの日帰り手術が出来る病院で、土曜日の外来診療(午前中)もしてくれる。
大きな病院だと求められる紹介状も不要。
最寄りの薬院駅からは徒歩5分程度の好アクセス。

ちなみに僕が住んでいる佐賀にも鼠径ヘルニアの日帰り手術が出来る佐賀病院 がある。
距離的には佐賀病院が圧倒的に近いんだけど、土曜日の外来診療が無く、国立だの大きな病院だけあって紹介状も必要。


仕事の休日が土日祝の僕にとっては、土曜日の外来診療はありがたい。
僕は善は急げで、その週の土曜日に佐田病院に行く事を決意。

その②に続く