本紹介 No.8「逃亡作法」後編 | それいけ ツナガー!!

本紹介 No.8「逃亡作法」後編

通勤中はもっぱら読書...
その読んだ本の感想
おにぎり流の装丁(表紙デザイン)をご紹介します!


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それいけ ツナガー!!

第8回目
逃亡作法〈東山彰良 著〉
宝島社文庫


ものがたりのあらすじはとてもシンプル。
舞台は、近未来?の刑務所からの脱走・逃亡劇。

キャンプ9という刑務所では、囚人は自由に動き回れる環境にいるが
それぞれ首にアイホッパーなるマイクロチップが埋め込まれている。
一度エリア外に脱走を試みようものなら
そのアイホッパーが作動しバセドウ病を誘発し、
最終的には眼球が飛び出してしまうというシステム。

十五人もの少女を殺害した殺人魔・川原昇の収監を機に
テロリストの襲撃を受けツバメを筆頭に囚人が逃亡を試みる。
様々な追っ手と、バセドウ病を誘発させるウェーブ1の放射など
タイムリミットが迫る中ツバメは国外に逃げ切れるのか?

読んでみての感想です。
この手のストーリーでは、脱獄の面白さがありますが
本作品は逃亡にポイントを置いています。

ツバメの囚人一行と他の逃亡グループ、それを追うテロリストなど
入り乱れてのゴチャゴチャな展開は楽しめるが
おにぎりの読解力が足りないのか?
途中誰が何した、どうなった、何を言っていると見失う点が多く
通勤中に切れ切れ読むにはちょっと辛い作品でした。

ただこの手の作品を読んだことがなかったので
要所要所で語られるジョークは面白かったです。

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では読み終わったうえで
おにぎり流に逃亡作法 
表紙をデザインしてみました!


それいけ ツナガー!!






























おにぎり流装丁

さてデザインですが、
これから自由を求め逃亡する
ツバメグループ一行を自分なりにキャラクター化し
スタートラインに立った様子を描きました。

そして一番手前のツバメの太い首にはA11027の番号が
その整理番号の意味するものは
実際に本書を読んでもらって...ということで。



1冊目〈LAST/石田衣良 著〉
2冊目〈スパイラル・エイジ/新津きよみ 著〉
3冊目〈ジウⅠ・ジウⅡ・ジウⅢ/誉田哲也 著〉
4冊目〈無制限/渡辺容子 著〉
5冊目〈金のゆりかご/北川歩実 著〉
6冊目〈ブレイクスルー・トライアル/井園 旬 著〉
7冊目〈凍える牙/乃南アサ 著〉