DVD「下妻物語」 | 旧・日常&読んだ本log

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流れ去る記憶を食い止める。

2005年3月10日~2008年3月23日まで。

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東宝
下妻物語 スタンダード・エディション


ロリータ少女にも、ヤンキー少女にも、それぞれの道があるのだ!!

もうもう、沢山笑ってしまった。色々な俳優さんが出演されていて、しかも、これ、結構皆さん楽しんで演じたのでは、と思った。

ahahaさんの記事、とらさんの記事を読んで、面白そうだなぁと思っていたのだけど、期待を裏切らない出来でした。ほんとは借りるの迷ってたのだけれど、いつ行っても貸し出し中だったのが、今日に限って一本だけ置いてあったの。で、慌てて借りたというわけです。観て良かった!

■ahahaさんの記事はこちら →「下妻物語」(2004年
■とらさんの記事はこちら →『下妻物語』
                   ロリータはツッパリのサブジャンル
                  『下妻物語 完』
                  大人になるために、自分を変える必要はない
                   ということ
(*ahahaさんの記事は私と同じDVDの、とらさんの記事は原作の嶽本野ばらさんの本についての記事になります)

ミジンコをリスペクトする、ロココの美学、精神を尊ぶロリータ少女、桃子の生き方ってすごいなぁと思ったけど、ヤンキー少女イチゴに出会ってから、彼女もすこーしずつ変わっていく。「ひとり」は「ひとり」だし、結局「人は一人で生きていく」んだけど、「ひとり」と「ひとりぼっち」は違う。ロリータとヤンキー。表に出ているものは違うけれど、根本で似ている二人は友達になれる。

幸せはほんとは怖いこと(だって、もしそれで失敗したら?でも、そこで進んでいかなきゃいけないのだけど)、一人で立つことの重要性、でも友達って大切だよね、という事。いいバランスで描かれていたと思う。

嶽本野ばらさん、敬遠していた作家さんでしたが、一度原作も読んでみたいなと思いました。いや、DVD、とっても面白かったです。もう少女でも何でもないけど、ちょっとじーんと来た。