久しぶりに美術館へ行ってきました。
地元の人たちには、Getty(ゲティ)とも呼ばれている
J. Paul Getty Museumです。
1997年12月16日の開園直後に一度行きましたが、
その時はすごい人で、長時間並んで入って
展示も自分の好きなテンポでは見られませんでした。
フラッシュさえたかなければ、写真撮影もOKです。
(左:Hendrik Goltzius "The Sleeping Danae and the Shower of Gold"
右: Jacob van Hulsdonck "Still Life with Lemons, Oranges, and a Pomegranate")
現在は予約制なので、人込みを気にすることなく
ゆっくり鑑賞することができます。
(左: Francois Boucher " The Fountain of Love"
右:作者不明 "The Fall of the Rebel Angeles")
石油王としてビジネスマンでもあり、美術収集家でもあったゲティ氏は、『芸術は社会に文明化の影響を与える』という持論を持ち、
ロサンゼルス美術館に自分のアートコレクションから寄付したり、
芸術が一般社会に広がるよう働きかけました。
(Joseph Wright of Derby "Two Boys with a Bladder")
1954年、ゲティ氏はマリブにある自分の牧場に美術館を建てました。
彼の死後、そのビジョンをもっと広げるため、
マリブの美術館は古代ギリシャやローマの美術を展示する
The Getty Villaとして大修復され、
ここサンタモニカ山脈にあるブレントウッドには、
美術館のほかに研究センターなども含む
The Getty Centerが建てられました。
両施設ともアートの展示だけでなく、建物や庭も素晴らしいです。
The Getty Centerは、
NYの建築家Richard Meier(リチャード・メイイヤー)氏がデザイン。
モダンクラシカルでしかも訪れた人が最大限に楽しめるデザインで、
南カリフォルニアの青空によく映える真っ白な美しい建物です。
建設には10億ドルかかったそうですよ。![]()
両館とも入場は無料です。
The Getty Center は、月曜日休館。
The Villaは火曜日休館。
今回はThe Getty Center のみ行ってきました。
パーキングは現在20ドル。地下7階のガレージがあります。
パーキングからは無料のトラムが出ています。
歩いて行くこともできますが、
トラムからのLAの街やフリーウェイなどの景色も抜群なのでお勧めです。
フリーウェイ405が見えます
向こうの方に見えるのがLAの街
玄関ホールを入ると、いろいろな言語のパンフレットが置いてあり、
このジャコメッティーの夫人の立像が出迎えてくれます。
(Alberto Giacometti "Standing Woman I")
二階建ての5館なので、結構歩きます。
カジュアルな格好にスニーカーが快適でした。
細かい彫刻以外はほぼガラスなしで、
作品の近くまで行って見ることができます。
ゴッホの『アイリス』も真横から見て
立体感を確かめたりできます。
(Vincent van Gogh "Irises")
ただ残念なことに、印象派の作品が展示してある西館がリモデル中?
だとかで、後2-3週間しないとドガやセザンヌは見れないそうです。
このゴッホの一枚だけ特別室のような部屋に展示してありました。
二階からの景色も素晴らしかったです。
お腹が空いたので、景色の良いカフェテリアで軽食を。
地中海風野菜巻き?![]()
お野菜だけとは思えないほど風味もよくておいしかったです。
こちらはワインのおつまみセット
(ワインなしでいただきました
)
ここからもLAの街やガーデンが見えます。
![]()
こちらはセントラル・ガーデン
真ん中の迷路のようになっているのはツツジ
左はモーブリボン(ケショウボク)、右はブーゲンビリア
ダリアでしょうか
季節外れの紫陽花
モンキー・ブラッシュ
こちらのVisitというところから予約すると、
メールアドレスにチケットが送られてきます。
当日は、そのバーコードで入場できます。
次回はThe Getty Villaの方へ行ってみたいと思います。
今日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。![]()












































































