昨日は、四月一日、卯月 朔 7:45

 

今日は、四月二日【立夏】

 

 

【立夏】(四月二日 〜 四月十六日)

春から夏へと季節が移り変わるころ。

 

第一侯「蛙始鳴 かえるはじめてなく」

田野のカエルが繁殖期を迎えて遠近で鳴き始める。

 

第二侯「蚯蚓出 きゅういんいずる」

ミミズが地上に這い出るころ。

 

第三侯「竹笋生 ちくかんしょうず」

このころ、筍が地上に顔を出す。

 

「月と季節の暦 2019年」志賀勝発行

 

 

昨日は卯月の朔で、佐久〈月〉の会では、うすだスタードームへ見学に行きました。本来なら夜空の観測に行く場所ですが、日中でも開館していて、太陽を見せてもらうことができました。

 

 

昨日の空は飛行機雲が沢山飛んでいたり、薄い雲が鳥のように流れていたり、彩雲も見れたりと、とても美しい姿をみせてくれました。天体望遠鏡が顔を出すドームから見る日中の空も珍しいのでパチリ。

 

 

「こどもの日」という事で、子供は入場無料。スタードームのオリジナルカレンダーもいただきました。

 

 

観測で一番おどろいたのは、太陽を映し出す顕微鏡が、太陽を追いかけるように少しづつ動いているという事。顕微鏡の動きを止めると、太陽がどんどんズレていってしまうのです🤭

 

 

スタードームの学芸員・坪さんのお話がとても面白くて興味深かったので、お月様に特化して、お話をお聞きできたらいいなと思っています。

今日は【八十八夜】

 

【八十八夜】(三月廿八日)  5/2

立春後八十八日目の日。農家に大きな被害を及ぼす遅霜がなくなる目安とされた日。

 

「月と季節の暦 2019年」志賀勝発行

 

 

昨日は「平成」から、新元号の「令和」へ変わり、日本各地でお祝いムードが高まりました🎌 二日前には、今上天皇さまの最後のお言葉があり、そのお姿を日本国民全員が見守った感じを受けました。本当に本当に、30年間お疲れ様でした✨

 

私事ですが、昨日やっと自動車のタイヤをスタッドレスに履き替えました。本来ならもう少し早く変えるのですが、今年は関東地方で桜が咲いた頃、長野では雪が降って冷え込みました。突然の雪に、私たちもビックリ。暖かさと寒さが入り混じった春となり、お陰で桜の咲く期間が長くなりました🌸

 

桜が咲く前には、普通は梅や桃、コブシや木蓮花が順に咲くのですが、今年は同時期にさきはじめました。それは今年に限らず、年々そうなっていて、冬から春を通り越して一気に夏に変わってしまう感じがします。

 

 

自然現象でいうと、先日、長野県内で「環水平アーク」という現象が現れて、私はその前に現れた日輪を見ました。新元号に切り替わるタイミングという事もあり、吉兆の現れとして、沢山の人達がsnsに写真をアップされていました。神々の粋な計らいに、恩恵を感じた、春の一日でした🌈

 

昨日から、春の【土用】

 

明日は、三月十五日、弥生 望(十五夜) 20:12

 

明後日は、三月十六日【穀雨】

 

 

【土用】(三月十三日 〜 四月一日)  4/17〜5/5

一年に四回あり、立夏前の土用は太陽黄経27度と規定されている。

 

【穀雨】(三月十六日 〜 四月一日)

このころよく雨が降って、万物を生育させ、百穀を潤す。菜種梅雨のころ

 

第一侯「葭始生 よしはじめてしょうず」

水辺では葭(葦 あし)が角(つの)のような芽を出し始める。

 

第二侯「牡丹華 ぼたんはなさく」

このころ、牡丹が豪華な花を咲かせる。

 

第三侯「霜止出苗 しもやんでなえいず」

霜もほとんど降りなくなり、苗代の稲苗が成長する。

 

「月と季節の暦 2019年」志賀勝発行

 

 

月暦三月の「弥生」に入り、晴明の暦通りツバメが帰ってきて、あたりを元気よく飛び回り始めました。木の上ではウグイスやヒバリの鳴き声も聞こえ、浅間山麓でもようやく春の訪れを肌で感じる事ができます。

 

先日降った突然の雪には驚きましたが、その後の花の咲く期間が長いように感じます。こちらでは梅が終わり、桜の時期に入ります。先日あんずの里を初めて訪ねて見ましたら、本当に見事でした🌸

 

 

 

これから本格的に農作業が始まりますが、今年の諏訪大社下社で行われた「筒粥神事(つつがゆしんじ)」では、あまり豊作とは言えない結果のようです。便利になった今の世では当たり前のように作物が取れるように見えますが、ここ80年程で急成長したものばかり。人類が生きてきた年数にくらべたら、ほんのひと握りにすぎません。

 

人はいつの時代も、自然を恐れ敬い、自然から学び、自然の恩恵を受けてきましたし、世の中がどんなに便利になったとしても、地球で生きる限り、それは変わる事がないでしょう。私たち人間はこれからも、昔からの知恵を学び続けてゆきたいものです。