昨日から、春の【土用】

 

明日は、三月十五日、弥生 望(十五夜) 20:12

 

明後日は、三月十六日【穀雨】

 

 

【土用】(三月十三日 〜 四月一日)  4/17〜5/5

一年に四回あり、立夏前の土用は太陽黄経27度と規定されている。

 

【穀雨】(三月十六日 〜 四月一日)

このころよく雨が降って、万物を生育させ、百穀を潤す。菜種梅雨のころ

 

第一侯「葭始生 よしはじめてしょうず」

水辺では葭(葦 あし)が角(つの)のような芽を出し始める。

 

第二侯「牡丹華 ぼたんはなさく」

このころ、牡丹が豪華な花を咲かせる。

 

第三侯「霜止出苗 しもやんでなえいず」

霜もほとんど降りなくなり、苗代の稲苗が成長する。

 

「月と季節の暦 2019年」志賀勝発行

 

 

月暦三月の「弥生」に入り、晴明の暦通りツバメが帰ってきて、あたりを元気よく飛び回り始めました。木の上ではウグイスやヒバリの鳴き声も聞こえ、浅間山麓でもようやく春の訪れを肌で感じる事ができます。

 

先日降った突然の雪には驚きましたが、その後の花の咲く期間が長いように感じます。こちらでは梅が終わり、桜の時期に入ります。先日あんずの里を初めて訪ねて見ましたら、本当に見事でした🌸

 

 

 

これから本格的に農作業が始まりますが、今年の諏訪大社下社で行われた「筒粥神事(つつがゆしんじ)」では、あまり豊作とは言えない結果のようです。便利になった今の世では当たり前のように作物が取れるように見えますが、ここ80年程で急成長したものばかり。人類が生きてきた年数にくらべたら、ほんのひと握りにすぎません。

 

人はいつの時代も、自然を恐れ敬い、自然から学び、自然の恩恵を受けてきましたし、世の中がどんなに便利になったとしても、地球で生きる限り、それは変わる事がないでしょう。私たち人間はこれからも、昔からの知恵を学び続けてゆきたいものです。