今日は「月暦七月(文月)七日」七夕

 

明日は「月暦七月(文月)二日」立秋 ・ 第三侯、上弦の月

 

🌙節句【七夕 しちせき】

五節句のひとつで、中国の星祭りや乞巧奠(きっこうてん)に、日本のタナバタツメ(棚機津女、太名八太豆女)の伝承や盆行事などが習合して各地で広く行われるようになった。西暦の7月7日では梅雨の最中で星が見えにくいので、やはりこれは初秋の行事にしたい。

 

🌙七十二侯【第三侯 : 蒙霧昇降 もうむしょうごう】

このころから濃い霧があたりに立ちこめるようになる。(七月八日〜十二日頃)

 

志賀勝「月と季節の暦  戌年(2018年版)」より

 

昨日の浅間山麓では深い霧が辺りに立ち込め、今朝はさわやかな秋風が吹いて、とても気持ちのいい朝を迎えています。今年の夏は世界中が猛暑に見舞われ、干ばつ気味でありながら、台風や低気圧による水害もあったりと、例年にない自然現象が起きているように感じます。長野の朝夕では暑さは弱まったものの、これから稲刈りまでは気が抜けない日々が続きます。

 

月暦の七夕🎋の今日、南アルプス市で、志賀先生のお話と七夕を迎える行事があります。本来の七夕の行事はこんな初秋に行われるという事を、今年初めて知ることになりそうです。月暦を意識しながら、自然と対話をしながら暮らしを送る事ができたら、心も豊かになれる事でしょう。

 

写真は、穂が垂れ黄色くなり始めた今朝の稲です。

 

今日は「月暦七月(文月)一日」朔 18:58、皆既日食

 

明日は「月暦七月(文月)二日」立秋 ・ 第二侯

 

🌙七十二侯【第ニ侯 : 寒蝉鳴 かんせんなく】

ヒグラシが涼しげな声で薄明・薄暮のときに鳴き始める。(七月一日〜七日頃)

 

志賀勝「月と季節の暦  戌年(2018年版)」より

 

「夏越の祓い」の昨日、久し振りに土砂降りの雨に見舞われました。長野の畑は干ばつ気味で嬉しい雨。ただ、再び台風が沖縄へ来ているようで、降雨量が多いところも出ています。今年の雨の降り方は極端のように感じます。

 

一年の半分(春・夏)が終わり、今日から猛秋の七月で、後の半分(秋・冬)が始まります。月暦と季節を感じながら日々を過ごすと、お盆や七夕は秋の行事である事が分かります。畑では秋作の農作物の植え付けが始まります。

 

写真は、御代田町塩野から眺める浅間山です。

 

 

今日は「月暦六月(水無月)廿六(二十六)日」立秋・第一侯 

 

三日後は「月暦六月(水無月)廿九(二十九)日」晦日・夏越の祓(なごしのはらえ)

 

🌙二十四節気【立秋】

残暑はきびしいが、この日から暦の上では秋に入り、残暑見舞いに変わる。(六月廿六日〜七月十二日)

 

🌙七十二侯【第一侯 : 涼風至 りょうふういたる】

秋の気配がして涼風が吹き始める。(六月廿六日〜七月一日頃)

 

🌙その他【夏越の祓】

毎年の犯した罪や穢れを除き去るための除災行事として定着。現在では夏越の祓は西暦6月に、多くの神社で「茅の輪潜り(ちのわくぐり)」が行われるが、本来はこの日である。

 

志賀勝「月と季節の暦  戌年(2018年版)」より

 

今年は例年にも増して猛暑が続き、干ばつ気味で、長野でも雨がほとんど降りません。立秋を迎え、多少は涼しくなってくれるよう願います。

 

写真は、先日刈った古代小麦「スペルト小麦」野毛がないのが特徴的です。脱粒が難で、穂がすぐに折れてしまうため、刈るタイミングが難しい小麦でした。