今日は 「月暦十一月(霜月) 十一日 大雪・第三侯」

 

🌙七十二侯【第三侯 : 鱖魚群 けつぎょむらがる】

サケ(あるいはオイカワその他、現在定説がない)が群をなして川を遡るころ。(十一月十一日から十五日頃)

 

志賀勝「月と季節の暦  戌年(2018年版)」より

 

大雪・第三侯の「鱖」の漢字。とても珍しいと思いますが、調べたら「サケ」の古い漢字のようで、私も初めて見ました。魚へんの漢字は沢山あって、興味深いです。

 

千曲川の上流にも、昔はサケが遡上してきていたようですが、私は見たことがありません。一度は見てみたいなあと思いますが、今や貴重な風景なのでしょうね。

 

写真は、先日冠雪した浅間山です。晴れ渡った空とのコントラストが見事でした。

 

今日は 「月暦十一月(霜月) 六日 大雪・第二侯」

 

🌙七十二侯【第二侯 : 熊蟄穴 くまあなにちっす】

熊が冬眠のため自分の穴に入るころ。(十一月六日から十日頃)

 

志賀勝「月と季節の暦  戌年(2018年版)」より

 

二十四節気の大雪の第二侯に入りましたが、まだ大した雪が降りません。今日はなんと雨が降っていますし、陽気もそれほど寒くありません。不思議な感じがします。

 

野菜を戸外においておいても凍みないし、水道管が凍結しないのもありがたいのですが、クリスマスやお正月までには、雪にも降ってほしいものです。

 

写真は、昨日の夜作った生姜入りの酒かす甘酒と、花豆の甘煮です。ほっこり温まりました。

 

明日は 「月暦十一月(霜月) 一日 大雪・第一侯」

 

そして「新月」朔 16:20

 

🌙二十四節気【大雪 たいせつ】

雪が大いに降るころとされる。(十一月一日)

 

🌙七十二侯【第一侯 : 閉塞成冬 へいそくふゆとなる】

人は戸や窓を閉じ、虫も土中に入って、冬ごもりするころ。(十一月一日から五日頃)

 

志賀勝「月と季節の暦  戌年(2018年版)」より

 

西暦では12月に入りましたが、月暦では明日から、十一月の「霜月 しもつき」に入ります。約二ヶ月後の「睦月 むつき」から春(新春)ですので、そう思えば、長く厳しく感じる冬も、短いものだと思えてくるから不思議です。

 

今年はまだ雪が降らないので、暖冬と言われています。過ごしやすくて良いのですが、寒い時期に寒くならないと、来年の夏はどれ程暑くなるのかと、少し心配にもなります。明日は暦通り、雪になってくれますように。

 

写真は、湧水が出ている場所から取ってきた、天然のワサビです。