西暦の元日、1月1日は 「月暦十一月(霜月) 廿六(二十六)日 冬至・第三侯」

 

🌙七十二侯【第三侯 : 雪下出麦 せっかむぎをいだす】

一面の雪の下から麦が芽を出し始めるころ。(十一月廿六日から卅日頃)

 

志賀勝「月と季節の暦  戌年(2018年版)」より

 

更新が遅くなってしまい、申し訳ありません。西暦1月1日は、平成最後の西暦元旦でした。

 

天皇皇后様揃っての一般参賀は今回が最後という事で、多くの人達が参列に集まったそうですね。私も行きたかったのですが、夫がお寺の世話人をしている関係で、元日はお寺さんの御年賀詣り、二日は地区の御年始回りがあったり、子供達の獅子舞が家々を回ってくるので諦めました。

 

地区の年中行事は、少子化や過疎化などで、年々失われつつ傾向にありますが、他に変えられない大切な日本の文化だと思っています。

 

写真は、1月1日の浅間山の写真です。

 

 

 

 

昨日は 「月暦十一月(霜月) 廿一(二十一)日 冬至・第二侯」

 

🌙七十二侯【第二侯 : 糜角解 びかくげす】

カモシカの角が落ちて、生え変わるころ。(十一月廿一日から廿五日頃)

 

志賀勝「月と季節の暦  戌年(2018年版)」より

 

西暦の社会ではクリスマスが終わり、年末の慌しさが始まっています。月暦を学んでいる私たちも、一応は社会の流れに沿った暮らしを送りつつ、月暦を取り入れるというスタンスをとっています。2種類の暦を見ながら暮らすのは、大変な事のよう見えるかもしれませんが、慣れてしまえば返って楽しく思えてくるものです。

 

私は3年程前から、使い慣れた手帳を使っているのですが、「使いやすくするためのご意見をお寄せください」というハガキに、ぜひ二十四節気や月の暦を乗せて欲しいと書いて投稿してみました。

 

写真は、今日の夕暮れに照らし出された浅間山です。

 

 

今日は 「月暦十一月(霜月) 十六日 冬至・第一侯」「十六夜」

 

明日は「満月」望 2:49

 

🌙二十四節気【冬至 とうじ】

夜が最も長く、昼が最も短い日。太陽が北半球から最も遠ざかり、高度も最も低くなる。(十一月十六日)

 

🌙七十二侯【第一侯 : 乃東生 ないとうしょうず】

乃東(夏枯草)が生え始める。(十一月十六日から廿(二十)日頃)

 

志賀勝「月と季節の暦  戌年(2018年版)」より

 

今日は二十四節気の「冬至」です。ネット上でも、あちらこちらで「冬至」の文字を見かけます。

 

日本では冬至カボチャを食べると風邪をひかないと言われていますが、カボチャは身体を温めてくれ、アズキは腎臓を強くし、尿の排泄を促してくれます。この時、アズキを砂糖で炊いてしまう薬効が現れず、必ず塩で煮ることが大切です。塩味のアズキは、あまり美味しくないので、相性のいい甘いカボチャと合わせるという知恵が出来たのかな、と思いました。

 

七十二侯では、日本ではウツボグサと呼ばれている夏枯草が生え始めるとありますが、おそらく日本のウツボグサの事ではなさそうです。

 

冬至カボチャをアップする人は多いと思うので、毎日食べているミカンの皮を干して、陳皮(ちんぴ)にしているところをアップします。陳皮は、七味唐辛子や、お正月に頂くお屠蘇(おとそ)にも入っている、私達の暮らしに身近な生薬です。

 

漢方で使う場合は、最低でも1年は熟成させるというのですから、今から作っても来年にならないと薬効の高い状態にはならないという事になります。ですので、ミカンを食べたら今から作ってみませんか。ちなみに、私はワックスの心配がない減農薬のミカンを使っています。