今日は 「月暦十二月(師走) 十日 小寒・第三侯」

 

二日後は「土用」

 

🌙七十二侯【第三侯 : 雉始雊 きじはじめてなく】

キジの雄が雌を求めてはじめて鳴き始める。(十二月十日から五日頃)

 

志賀勝「月と季節の暦  戌年(2018年版)」より

 

寒の入りで、凍てつく寒さが続いています。十五日(1/20)が大寒、翌日は満月🌕で、かなり冷え込むと思われます。道が凍ると思いますので、車を運転される方は十分気をつけて運転されて下さいね。

 

小寒・第三侯の「雉始雊」という文字は、漢字を見ても全く読めません。「キジが鳴く」とありますが、標高1000m近いこの辺りは寒すぎて、そんな様子は全く伺う事は出来ません。暖かい場所が恋しく感じる今日この頃。

 

そんな中、注連飾りやダルマをお焚き上げする「どんど焼き🔥」が、各地で行われました。竹を組んだところへ、注連飾り、ダルマ、古い紙垂やお札などが積み上げられ、作ってきた稲の花を火にくべて焼きます。この一年健康に暮らせますようにと思いながら、どんど焼きの周りを回りました。体の芯から温まりました。

 

昨年、大きなサツマイモ🍠が取れたので、アルミホイルに包んで沢山持って行き、どんど焼きの中に入れてもらいました。出来上がりは甘くてホックホク。みんなに喜ばれて良かったです。出来たら来年も持っていこうと思います。

 

写真は、今年作った稲の花。去年は繭玉も作りましたが、お蚕さんを飼うこともなくなったので、花、葉っぱ、稲、小判、ハートを作りました。そういえば小判も使わないですよね(^◇^;) 赤大根、ヨモギ、クチナシなどを使って、自然の色で作りました。キレイな色が出ましたよ❤️💚💛

 

今日は 「月暦十二月(師走) 一日 小寒・第二侯」

 

🌙七十二侯【第二侯 : 水泉動 すいせんうごく】

地中に陽気が生じて泉の水が涌き出し始める。(十二月六日から九日頃)

 

志賀勝「月と季節の暦  戌年(2018年版)」より

 

今日は二十四節気の「小寒」で寒の最中であり、これから大寒の時期に入るのですが、七十二項では「地中に陽気が生じる」とあります。標高1000m近い浅間山麓地域では、とてもそのように感じることは難しいと思いますが、先日、数か所の湧水が涌いているところへ行ってみると、枯草の中からセリやクレソンが芽を出しはじめ、場所によっては長いセリが取れました。また、湧き水の中に手を入れているときは暖かく感じるのに、水から出した瞬間、手が凍るほど冷たく感じました。

 

今年は雪が全く降らず、暖冬の影響か、山菜が早くから取れ始めています。成長が早いこともありますが、雪がないため山菜も見つけやすいので、アントシアニンの赤い色をした大きなナズナも、畑にたくさん取れます。嬉しいけれども、ちょっと不安な気持ちもあり。今年の夏はどのような暑さになるのでしょうか。

 

写真は、塩野地区の涌玉用水と、先日作ったセリ・ナズナ・クレソン入りの山菜なべです。

 

 

 

 

今日は 「月暦十二月(師走) 一日 小寒・第一侯」

 

ならびに 「新月」朔 10:28

 

🌙二十四節気【小寒 しょうかん】

この日に「寒の入り」し、このあと節分までの約30日間が寒さのきびしい「寒の内」となる。(十二月一日)

 

🌙七十二侯【第一侯 : 芹乃栄 さりすなわちさかう】

冷たい流れのなかでセリがみずみずしく葉を開き始める。(十二月一日から五日頃)

 

志賀勝「月と季節の暦  戌年(2018年版)」より

 

今日は二十四節気の「小寒」で、寒の入りとなりました。本格的に寒い日が、今日から一ヶ月間続きます。味噌や醤油、酒など、この時期の冷たい水で仕込んだ物は腐りにくいと聞いたことがあります。

 

「寒の内」(十二月一日から卅日/1月6日〜2月4日) が明けると春が来て「新春」となり、本来のお正月を迎えます。その直前に、最後の最大の節目である「節分」がきて、「大晦日」(立春) があります。

 

この頃になると、寒い地域でもようやく山菜が芽を出し始めてくるので、七日の「人日」には、野原で七草を摘んで七草粥を作ることが出来ます。西暦では明日が七草とありますが、まだ長野は極寒の時期ですので、残念ながら取ることは出来ません。現代ではスーパーに七草セットが出回っていますので、お正月のご馳走で疲れた胃を休めるために、それで七草粥作っても良いとは思いますが、できれば月暦の七日付近(約一ヶ月後)に、自分で摘みに行って作るのが本来の理にかなっています。

 

七草全てを探して取るのは結構大変で、運動にもなります。一冬越した野の山菜はミネラルが豊富で薬効も高いですし、それを寒の水で炊いたお粥は滋養にもなりますので、ぜひやってみて欲しいと思います。

 

写真は、この時期に咲く蝋梅(ロウバイ)。これは「満月蝋梅」という品種だそうで、毎年群馬へ見にゆきます。とても可憐で良い香りがしていました。