今日は 「月暦十二月(師走) 一日 小寒・第二侯」
🌙七十二侯【第二侯 : 水泉動 すいせんうごく】
地中に陽気が生じて泉の水が涌き出し始める。(十二月六日から九日頃)
志賀勝「月と季節の暦 戌年(2018年版)」より
今日は二十四節気の「小寒」で寒の最中であり、これから大寒の時期に入るのですが、七十二項では「地中に陽気が生じる」とあります。標高1000m近い浅間山麓地域では、とてもそのように感じることは難しいと思いますが、先日、数か所の湧水が涌いているところへ行ってみると、枯草の中からセリやクレソンが芽を出しはじめ、場所によっては長いセリが取れました。また、湧き水の中に手を入れているときは暖かく感じるのに、水から出した瞬間、手が凍るほど冷たく感じました。
今年は雪が全く降らず、暖冬の影響か、山菜が早くから取れ始めています。成長が早いこともありますが、雪がないため山菜も見つけやすいので、アントシアニンの赤い色をした大きなナズナも、畑にたくさん取れます。嬉しいけれども、ちょっと不安な気持ちもあり。今年の夏はどのような暑さになるのでしょうか。
写真は、塩野地区の涌玉用水と、先日作ったセリ・ナズナ・クレソン入りの山菜なべです。