今日は 「月暦十二月(師走) 一日 小寒・第一侯」

 

ならびに 「新月」朔 10:28

 

🌙二十四節気【小寒 しょうかん】

この日に「寒の入り」し、このあと節分までの約30日間が寒さのきびしい「寒の内」となる。(十二月一日)

 

🌙七十二侯【第一侯 : 芹乃栄 さりすなわちさかう】

冷たい流れのなかでセリがみずみずしく葉を開き始める。(十二月一日から五日頃)

 

志賀勝「月と季節の暦  戌年(2018年版)」より

 

今日は二十四節気の「小寒」で、寒の入りとなりました。本格的に寒い日が、今日から一ヶ月間続きます。味噌や醤油、酒など、この時期の冷たい水で仕込んだ物は腐りにくいと聞いたことがあります。

 

「寒の内」(十二月一日から卅日/1月6日〜2月4日) が明けると春が来て「新春」となり、本来のお正月を迎えます。その直前に、最後の最大の節目である「節分」がきて、「大晦日」(立春) があります。

 

この頃になると、寒い地域でもようやく山菜が芽を出し始めてくるので、七日の「人日」には、野原で七草を摘んで七草粥を作ることが出来ます。西暦では明日が七草とありますが、まだ長野は極寒の時期ですので、残念ながら取ることは出来ません。現代ではスーパーに七草セットが出回っていますので、お正月のご馳走で疲れた胃を休めるために、それで七草粥作っても良いとは思いますが、できれば月暦の七日付近(約一ヶ月後)に、自分で摘みに行って作るのが本来の理にかなっています。

 

七草全てを探して取るのは結構大変で、運動にもなります。一冬越した野の山菜はミネラルが豊富で薬効も高いですし、それを寒の水で炊いたお粥は滋養にもなりますので、ぜひやってみて欲しいと思います。

 

写真は、この時期に咲く蝋梅(ロウバイ)。これは「満月蝋梅」という品種だそうで、毎年群馬へ見にゆきます。とても可憐で良い香りがしていました。