一昨日は 「月暦十二月(師走) 廿日(二十日) 大寒・第二侯」

 

🌙七十二侯【第二侯 : 水沢腹堅 すいたくふくけん】

沢の水がびっしりと凍りつめるころ。(十二月廿日から廿四日頃)

 

志賀勝「月と季節の暦  戌年(2018年版)」より

 

更新が遅くなりました。今日は、うちの菩提寺の真楽寺で「写経会 (しゃきょうえ)」がありました。今回で3回目だそうですが、私は初参加。社務所左側にある「恵光殿」という場所で行われました。

 

30代の頃に般若心経に惹かれ、毎日音読していたので、読むことは難しくありませんでした。でも日常生活で、筆で書く事が殆どないため、278文字(真言宗 智山派の場合)すべて書き終えるのに約1時間かかりました。うまいとは言えませんが、集中して書くことが出来て、気持ちがスッキリしました。また次回も参加したいと思います🖌

 

帰り際、お寺の蓮池が凍っているのが見えました。今年は大寒でも暖かい気がしていましたが、ここの所は冷え込んでいて、今日は久しぶりに雪が降り、境内は綺麗な雪景色になりました。

 

カメラは持って行かなかったので、その様子を撮影出来ませんでした。写真は頂いた写経会カード。シールを集めると、何が貰えるかは分かりませんが、徳が積めるかもしれません(^◇^;)

 

 

今日は 「月暦十二月(師走) 十五日 大寒・第一侯」

 

明日は 「満月」望 14:16

 

🌙二十四節気【大寒 だいかん】

一年のうち、もっとも寒さの厳しい時節。(十二月十五日)

 

🌙七十二侯【第一侯 : 款冬華 かんとうはなさく】

蕗の薹(ふきのとう)が蕾を開き始めるころ。(十二月十五日から十九日頃)

 

志賀勝「月と季節の暦  戌年(2018年版)」より

 

いよいよ一年で最も寒い「大寒」に入りました。暖かいところではロウバイが咲き、フキノトウが芽を出し始めているようです🌼

 

今年は暖かくて、大寒になっても雪が降らないなあと思っていましたが、地元の裸祭り「寒納水(かんのみず)」を見に行ったら、冷たい雪が降り始めました。長野県の無形民俗文化財に指定されている御代田町の一大イベントで、見に行ったのは10年ぶり。おにかけうどんのサービスがあったり、手作り味噌を販売している地元の女性グループ「味工房みよた」のおでんに、手作りの漬物を頂きました。

 

大きな藁の焚き火に当たりながら待っていると、草越公民館から藁で編んだ兎巾(ときん)と、赤いふんどしをつけた男衆が、威勢のいい掛け声をかけながら走ってきて、大樽の水をかぶり、次の場所へ走って行きました。

 

途中で何度か水をかぶりながら、最後は村鎮守の熊野神社に兎巾を奉納します。以前「寒納水」の歴史を調べた事があるのですが、かつては熊野神社にいた修験道たちの冬の水行で、川の冷たい水をかぶっていたのだそうです。

 

今日はあまりの人の多さにビックリしましたが、今やとても有名なお祭りになって、普段は静かな村に活気が出て良いなと思いました。あまりキレイには撮れませんでしたが、今日の「寒納水」の写真です。

 

 

 

 

 

昨年の月暦一月一日、佐久 月の会では、志賀先生をお招きして、お正月のお祝いと、若水くみをしました。東京 月の会の皆様もおいでになり、一緒に楽しいひと時を過ごさせて頂きました。

 

湧き水や井戸で、新年初めての若水をくむという行いは、昔は当たり前に行われていたようで、志賀先生のお話はもちろん、色んなところに書かれています。私自身は、チャングムの映画を見て初めて知ったので、それまでは何も知りませんでした。

 

若水は、月が生まれ変わり、新年初めての自然界に現れた神聖なお水。邪気を祓う不老長寿水と言われ、まずは神棚や家の神々、ご先祖様にお供えし、お水でお茶を頂き、お料理を作ったのだそうです。

 

このお水は、月が生まれ変わったタイミングで汲むものなので、西暦の元日に汲むことは出来ません。月暦(旧暦)の日が昇る前の早朝に行う、祈りがこめられた年中行事だとうかがい知ることができます。

 

今年の若水くみは、西暦2月5日。立春(今年は2月4日)にくむという風習もあるようです。。ウィキペディアにも書いてあるので、ぜひご覧下さいませ。