ベニシアさんの名言と大叔母さんの言葉。ベニシアさん、安らかに─。ありがとう。 | 富田林・じないまちの 本と雑貨 『緑の小道』日記

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富田林市には大阪府唯一の重要伝統的建造物群保存地区の寺内町があります。古本&雑貨屋店主の日々の雑記や愛読書紹介のブログです。2021年に母を亡くした後から苦しい日々となり、心はまだ鬱状態で動悸もありしんどいですが、毎日なんとか乗り越えてます。



3つのインスタ投稿を まとめます。





......京都・大原の ベニシアさんが
先日、お亡くなりになられたと聞いて、
ショック....。

数年前からの体調不良,目が見えなくなっているとか、
あんなに愛しておられたあの古民家で暮らせなくなっていることを聞いてから、
私はとても切なくなっていて─
時々、気になっていて、
最近も、ベニシアさんのことを思い出していたのでした。
(もちろん、お会いしたことなんて、ないけれど..)

でも、どうやら最期、自宅に戻ってこられて、
天に召されたようですね...

住み始めた最初から、「ここで死ぬ」と
思っていたそうだから─
やはり、さすがだなぁ....😢

ちなみにベニシアさんは、
あの古民家を見つけるまでは、
100軒くらいの家を見ていて、
初めてあの家を見た時、

「やっと私の家を見つけた」と思ったそう。
そのことが、何年も前からずっと
私の心に残っています。

妥協せず 探し続けることが 大事なんだな、と。




これは、2014年の『MOE』の7月号。

京都・大原の古民家で
家にも庭にも 愛情込め ナチュラルに暮らされ
おそらく、
たくさんの日本人女性の憧れの存在だった、
ハーブ研究家の ベニシアさんの特集号。

(※非売品だけど、いつも店に置いてありますので、見たい人は声をかけて下さい😌)


ベニシアさんは、もとはイギリスの
身分の高い家柄の人だけど、
本当のお父さんは 13歳の時に突然亡くなっているし、
お母さんは4回結婚をしてたり─
この雑誌を読むだけでも、
まったく平凡ではない運命だったことがわかります。

番組「猫のしっぽ カエルの手」は、
私はあまりたくさんは見れなかったんだけど、
最後の、ベニシアさん自身の言葉が読まれる場面が
いつも好きでした。


『私の言葉で誰かが元気になれて、
人の役に立てているとしたら、 
それは恵まれていることです。
昔、大叔母のアンに言われたことがあるんです。

《自分の人生を無駄にせず、
地球を守るようなことをしなさい....
You’ve got to do something to help the world go around》と。』

『MOE』2014年7月号より


....あぁ、私もそうでありたい。
もともとはそうしたい人なのだった。
亡き母に頼まれ買っていた普通の洗濯洗剤、
まだ少し残ってるけど もう処分して、
環境にわるくない洗剤だけで やっていこうかな。

ベニシアさん、
簡単には会えない人だとわかっていても、
いつかお会いしたいような、
そんな存在の人でした..

あぁ、私の好きな人が皆だんだん
あの世に旅立って行かれる─(涙) 悲しすぎる。

そして、
この雑誌の中で ベニシアさんは
こんなことを言ってました。




『...どんな人にも役割があるんだと思います。
花やハーブに役割があるように。

自分の役割に気づくことができれば、
それを生かすことを考えられる。

そして、それは頭で考えるんじゃなくて、
心で感じることが大切なんじゃないかなと私は思います。』


『私もたくさんの人に助けられてきました。
本当に困った人には
ちゃんと出会いがあると思うんですね。
私はそれを“恵み”と言っているんですけれど、
そういうことが
宇宙の中できっといっぱい起きていると。』


『いろんなことを花は教えてくれます。
姿かたちが変わっていくこと。
新しい芽が出てくるまでじっと待つこと。

たとえ庭のどこかが壊れたとしても、
またつくり直すことができる。
それは人生も同じじゃないかということ。』



あぁ、すばらしい....(涙)。

MOE2014年7月号より

....ベニシアさんの番組、また見たいなぁ。
亡き母とも、ちょっと一緒に見たことがあったなぁ....。

ベニシアさん、ありがとう。
お疲れさまでした。

心より、ご冥福をお祈りいたします。





(写真はすべて小道店主撮影)

幸運を呼ぶというジンクスの7角形のコイン。

店内にエアコンがないため
暑い思いをさせてしまいますが🙏
7月は まだマシですので
どうぞ よろしくお願いいたします🙇