『家族を亡くしたあなたに 死別の悲しみを癒すアドバイスブック』(売れましたが紹介します) | 富田林・じないまちの 本と雑貨 『緑の小道』日記

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富田林市には大阪府唯一の重要伝統的建造物群保存地区の寺内町があります。古本&雑貨屋店主の日々の雑記や愛読書紹介のブログです。2021年に母を亡くした後から苦しい日々となり、心はまだ鬱状態で動悸もありしんどいですが、毎日なんとか乗り越えてます。






『ほとんどの人は

実際に愛する者を失うまで

死別の悲しみがどんなものか、

ほんとうにはわかっていません。


また、死別の経験は

二つとして同じものはありません。

故人とどれくらい親しかったか、

亡くなった人の、あるいは残された人の

人生のどんな時期に死が訪れたか、

どのような状況で死がもたらされたか....


これらのすべてが死別の悲しみに違いをもたらし、それを乗り越えるまでの時間も 

それぞれのケースで変わってきます。


でも、どの死別にも共通したことが

ひとつあります。

それは「苦痛」です。


愛する者を失った人は誰もが

耐えがたい感情的苦痛を味わいます。

この苦しみからのがれる方法はありません。

苦痛から癒されるためには

苦しみを「経験」し、

乗り越えなければいけないのです。』



....去年、母の他界後、読んだ本。

ずっと紹介したかったのに、約1年も経って💦 いまごろ紹介です。


とてもよかったですが、

必要な方のため手放します。


※先にインスタグラムで紹介しましたら、

すでに旅立ちました。ありがとうございます。


※申し訳ありませんが、商品を早く知りたい方は、ぜひインスタグラムをチェックお願いいたします🙇







キャサリン・M・サンダーズ

『家族を亡くしたあなたに

死別の悲しみを癒すアドバイスブック』

筑摩書房



著者自身、

10代の頃に父親を亡くされたり

まだ10代の息子さんを突然亡くされたり、

多くの死別経験されてます。



『どんな年齢の人間にも

親の死は大きな喪失感をもたらします。

老いた親の死を深く悲しむ成人の子供がいることを知らない人が なんと多いことでしょう。』



『死がもたらされたときの状況が、

ショックの大きさや

それが続く期間の長さに影響を与えることは

しっかり心にとめておいてください。』



『「この苦しい時期が

いつまで続くのだろう...」などと

先のことを考えるのはやめましょう。


悲しみのプロセスの続く期間は

人によっても状況によっても違います。

永遠に続くものではないということだけを信じて乗り切りましょう。


大切なものを失ったあと、

世界は陰気で寒々しい場所に思えます。


...略...


この苦しみを乗り切るための

近道はありません。


でも、この苦しみは

永遠に続くものではありません。

そのことを胸に、ゆっくりと前進し続けましょう。』



『私たちは 

これまで当然と思っていたことやものが、

もはや そこにないことを

知らなければなりません。


この何もない場所から 新たに出発し、

何とかして 世界を 意味と目的をもったものに作り変えなければならないのです。』



『愛する人を亡くした人は

すばらしい長所を持つようになります。


それは

同じような苦しみを味わっている人たちに対して 

前より思いやりを持つようになることです。』



『私たちは何かを失ってはじめて

その大切さを知ります。


そのときになってはじめて、

毎日の生活に伴うこまごまとしたことを

きちんとこなすためにエネルギーを使い果たし、

目立ちこそしないが人生において大切な

ちょっとした配慮を忘れがちであったことに

気づきます。』




『死別の悲しみは、

愛する人たちと一緒に過ごす時間をふやすために

生活を単純化する必要があることを

私たちに教えてくれます。』



『』内

キャサリン・M・サンダーズ

白根美保子 訳

『家族を亡くしたあなたに

死別の悲しみを癒すアドバイスブック』より




.... 本当に、亡くなった時の状況,

どんな亡くなり方だったのかというのは

残された者の苦痛の度合いに

大きく影響すると思います。



私の母の場合も、

高齢で病気持ちだったとはいえ、

あまりに急な事態で、衝撃的で理不尽で、

後悔の残る亡くなり方でしたので─


(病院がひどくて...

ちゃんと処置してもらえず

手遅れで死んだ可能性があり、

他の病院なら助かった可能性が本当にあるので、死ぬほど後悔....。

心の傷、一生引きずります...)



.....もし、もっとゆっくり静かな亡くなり方で、お互いに ちゃんとお別れもできたのなら

今の私も もう少し心身の症状がマシなのかもしれないけど..。


そして、何にエネルギーを使うべきだったのか、私もとても後悔しました。



『新たな悲しみはつねに

古い悲しみを思い出させます。』


とも書かれていて、すごく同感。 


私も、母が亡くなった後、

父の死のことも 

あらためてもう一度つらいのです。


そして 親不孝だったなぁ..と。


もう、二人ともいないのだ─ということが

本当につらくて。


大きな試練ですね。


でも、確かに私も、以前より、

他人の死別の苦しみに共感できるようになれたと思うのです。


以前はいまいちわかっていなかったと思うから、申し訳なく思うくらいです😔



死別の悲しみ・苦しみのトンネルの中にいる方には

ぜひ読んでみていただきたい本です。



あぁ、やり残してたことが1つできてよかった...。



 

 


こちらも、よかったです


https://ameblo.jp/tsukiakarinokomichi/entry-12771528504.html 


私のように、悲嘆大きすぎ

心身の症状長引いている人に...


https://ameblo.jp/tsukiakarinokomichi/entry-12766742827.html 




https://ameblo.jp/tsukiakarinokomichi/entry-12773387744.html 



お話会も、遠慮なくよろしくお願いします🙇


https://ameblo.jp/tsukiakarinokomichi/entry-12774485342.html 



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