①②の続きです
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《母の旅立ち ③》
母が「書き置き」に
お棺には 庭に咲いてる花も少し入れてほしいと書いてあったので
ショックの中 葬儀の前に用意した 庭の花。
ピンクのナツズイセンがちょうど咲いていた。
オミナエシ、サルスベリ、
ルドベキア・トリロバ・タカオ。
今日はようやく
今年初の小さなイチジクが採れたので
お供え。
母の大好物。もう少し生きてればなぁ....
まだまだ、信じられない気持ちで....。
月曜に病院に 最後の支払いに行った時も
なんだかまだ病院に居るような感覚がして─。
病院でさえも なつかしい場所で....
立ち去りがたく感じました。
最期の日、
不思議なことがあったので 後で書く、と
お伝えしていましたね。
じつは あの日、
私が病院に着くなり容態急変し、
（まだ顔も見てない状態）
心臓マッサージされながら
人工呼吸器の用意で
急いで 他の部屋へ移されました。
その時、人工呼吸などについては
「本人から（してほしくないとか）
何か聞いていますか？」と
お医者さんに聞かれて─
本人は
《自分が倒れて死にそうになった時は
心肺蘇生や人工呼吸や
気管切開等々の措置は不要》だと、
9年も前に書いた紙があるのですが─
あまりにも急のことで、私はやっぱり、
「人工呼吸お願いします！」と言いました。
母はいまごろどう思ってくれてるかわかりませんが...
私の その判断はよかったと思っています..。
そして しばらくして病室に入るとすぐもう、
先生も 今にも臨終の確認をする感じだったのですが─
私が「手をさわっていいですか」と、
母の手をさわり、顔を近づけ話しかけたら....
息を吹き返し、血圧も上がったようで─
目も少し開いてました。
先生たちも驚き、また気を引き締め 治療の体勢に。
やっぱり、スキンシップの力とか、
思いの力というか、そういうものを感じた、
不思議な瞬間でした....。
その後も いつも家でしていたように、
足のマッサージをしていると、
足がハッキリ何度か動いたり。
（もう冷たくなってしまってたけど）
そして、その４時間半後に、
今度は本当に 息を引き取ってしまいました。
こんな別れになると思っていなくて、
いろいろ、後悔ばかり出てきますが、
自分のとった行動で、よかったと思うのは
人工呼吸の件と
駆けつける時に、万一のことを思って
「書き置き」を持って家を出たこと。
書き置きがあったから、
葬儀をどこに頼んでどんなふうにすればいいのか わかって、その点は助かりましたので。
でも、疑問点もあって。
書き置きの内容についても、他のことについてももっと ちゃんと生前に話し合ったり、
わからないことを聞いておくべきだったなぁと思いました。
死後のことの話し合いは タブー視せず
ちゃんとしておいたほうがいいと思いました。
自分の先延ばしグセに嫌気がさします...
私も、急に何があるかわからないから、
最低限のことを書いておかなくちゃと思います。
期限を決めて。
あと...じつは 母は ５月末に大腿骨を骨折し、
７月始めまで入院してました。
そちらのほうは 手術をして、
退院後も少しはちゃんと歩けていたし、
順調でしたが....
やはりその 長めの入院の間に
体調が少し乱れてしまった気はします。
だから、大腿骨骨折はやっぱりよくないですね....
皆さんも 持病のあるご両親がそうなった時は
じゅうぶん気をつけてあげて下さい。
① ② ③と続けて 読んで下さった方、
ありがとうございました。
私の話で 何か 少しお役に立つことがありましたら 幸いです。
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