末吉里花さんの『はじめてのエシカル 人、自然、未来にやさしい暮らしかた』 | 富田林・じないまちの 本と雑貨 『緑の小道』日記

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富田林市には大阪府唯一の重要伝統的建造物群保存地区の寺内町があります。古本&雑貨屋店主の日々の雑記や愛読書紹介のブログです。2021年に母を亡くした後から苦しい日々となり、心はまだ鬱状態で動悸もありしんどいですが、毎日なんとか乗り越えてます。





この すばらしい本─

まず去年の3月に紹介してました。





なかなか安くは入手できなくて困ってたけど
先日、
ほとんど私の利益は無いのを覚悟して、
ついに1冊置いてみました!





『はじめてのエシカル
人、自然、未来にやさしい暮らしかた』

末吉里花 山川出版社(1400円)



.... 地球も、動物も、
海の向こう側にいる人たちも傷つけず、
そして
自分も 笑顔でいられる日々を続けるために、

どうすればいいのか─??

何ができるのか─??


... 誰かの ほんの小さなアクションも、
積み重なれば 
やがて大きなうねりとなり、
世界の変化となっていくかもしれない。

...この本を読むと 
そんなことをあらためて感じられる。


著者の末吉里花さんは、
フリーアナウンサーや
『世界ふしぎ発見!』の
ミステリーハンターの経験者。

現在は、
一般社団法人エシカル協会の代表理事。


2004年に、アフリカ最高峰キリマンジャロ(5895メートル)の山頂の氷河が
どれだけ減少してしまっているか
確認するために 登山された時のお話に、
すごく感動。

5500メートルを過ぎたところで意識を失い、
諦めた方がいいような
危ない状態になられたけど、
登る決心をして無事に登頂された。

この時のことが 
人生の大きなターニングポイントになられたそう。


『世界の現実の中には、
「まさか」と驚いてしまう話もあるかもしれません。

でもやっぱり すべては「知ること」から始まります。

そして、知ることは、
未来を作る大きな力になります。

自分自身が本当に健全だと感じる生き方をすること。

そして、毎日を楽しみながら、
「私にいい」と「世界にいい」を
つなげていくこと。

この本から、
そんな新しい暮らしが始まっていくことを
祈っています。』


『今、目の前にあるものを通して、
それを作ってくれている人たちや
運んでくれている人たち、
そして その仕組みを想像し、
遠くの人や環境に配慮する社会になっていくこと。

── これが「エシカル」です。』

.『』内
末吉里花『はじめてのエシカル』より


....とはいえ、末吉さんも書いてくれていますが
衣・食・住のすべてのものを
完全にエシカルなものだけに切り替えるというのは、お金もかかるし、
難しさも ありますね....

なにしろ、今の世は 
エシカルではない商品であふれているし、
家族も自分と同じ考えだとは限らなかったり...。

末吉さんは

『自分に無理のない範囲で、
等身大のエシカルライフを続ければいい』

と書いて下さっていて、励まされます。

(もちろん、ストイックにスパルタにやっていきたい人は やるのがいいと思う。)


この本には、「海のエコラベル」とか
バナナペーパーとか、
よく知らなかったことが書かれてたし、
エシカルなショップ,ブランドも
巻末に掲載してくれている。


エシカル,フェアトレード,オーガニック,
有機,環境保護などなど、
これらのワードに1つでも関心ある人に
ぜひ読んでほしい。


... こういうことも 小さなアクションであると 
信じて─。


表紙カバーめくると、かわいいイラストが現れました。










去年の記事



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