この記事は2608文字です。（読破予想時間：約6分12秒）
僕のSNSの相互フォロワーさんが夕べ、『マツコの知らない世界』に出演なさってました。
◇いよいよ本日20時放映！「マツコの知らないちくわぶの世界」 | ちくわぶ料理研究家＆丸山商店・丸山店長のブログ
この方は、丸山昌代さんと言う方で、直接、お会いした事はありませんが、この方と知り合ったのは、僕のブログ記事を紹介して下さったのがきっかけです。
◇愛すべき音楽バカに捧ぐ | ちくわぶ料理研究家＆丸山商店・丸山店長のブログ
◇バンドマンやミュージシャンのSNSは、正直面白くない
未だに覚えて貰えてるかどうかすら断言出来ない間柄ではあるのですが(^▽^;)、テレビで観ていると、こちらからはけっこう親しみを持っていると自覚できます。
この方はテレビなどのメディアに出演される事は初めてではなく、随分前にも出演が決まった際に、どの番組に出演されるのかをお尋ねした際に、それは、局の意向などにより、放映の日まで勝手に公表出来ないとの事で、今まで、見る事はなくここまできたのですが、夕べ、偶然にも、たまたま『マツコの世界』を観ていたら、なんだか「ちくわぶ」の特集だと言っているではありませんか！
僕にはそれだけですぐにピン！と来ました。
「間違いない！今日は丸山昌代さんだ」と。
結果は正解で、最初から最後まで楽しませて頂きました。
僕は、ほとんど関西しか知らない関西生まれ、関西育ちの、大阪人です。
確かに、関西では、ちくわぶってあまり馴染みがないんですよね。
関東では、おでんに「ちくわぶ」が入っているのが当たり前だと知ったのは、僕が二十歳を過ぎてからでした。
それまでは、ちくわぶって言葉すら知りませんでした。
つまりは、おでんに「ちくわぶ」が入っていると知ったのと、「ちくわぶ」そのものの名前と存在を知ったのは同時と言う事になります。
僕の当時の友人達も、「ちくわぶ」と聞くと皆一様に「え！？ちくわ？」って、返しがほとんどです。
あれからおよそ３０年。
それなりに認知度は違ってきているとは思いますが、当時はそれほどちくわぶの知名度は、関西では低かったです。
今でも、スーパーマーケットでちくわぶを見かける事はほとんどありません。
でも、３０年前後もちくわぶの存在を知り続ける僕としては、徐々に、味に興味が深まってきているのです。
ちくわぶがちくわではなく、ちくわの様な形状の『麩』なのだとひとたび理解すると、生麩や餅麩は勿論の事、乾燥した一般的な麩まで、麩全般が大好きな僕としては、どうしても気になるのです。
僕は、大阪人ですが、他所の地方の食べ物より、関西こそが優れていると言わんばかりの一部の関西人の主張が大嫌いな人間です。
大阪では大阪のお好み焼きを愛しつつも、広島へ行けば、広島のお好み焼きを全身全霊で味わいたいのが僕と言う人間です。
◇広島で広島のお好み焼きを食べたかったのに・・・
なので、ちくわぶには実は興味津々なのです。
丸山昌代さんは、そう言う意味でも、凄く意義のある活動をしてらっしゃると兼ねてからずっと思っています。
しかしながら、その活動を褒めるばかりでは、その活動の広がりは、活動をしてらっしゃるご本人の力量内に留まってしまう可能性も否めません。
そこをマツコさんは、キッチリ、ダメな所はダメとダメ出しをし、イケてる所は、「美味しい！」とキチンと褒めるのです。
この番組は丸山店長にとって、ちくわぶにとって、きっと、出演した意義のある番組になるであろうと、勝手ながら確信致しました。
特にマツコさんに賛同出来たのは、例えばちくわぶの唐揚げの時に、鶏の唐揚げと言う王道があるのに、同じものを違う材料で作るだけではダメだとおっしゃった事です。
確かに、それでは、ちくわぶが鶏の代替品であると言う印象に成り下がってしまうのです。
僕の印象でも。
これは、音楽でも同じなのですが、例えば、ギンギンのハードロックの名曲を和楽器でやってみましたって企画が過去にいくつかありましたけど、和楽器の奏者は一流だし、演奏そのものは珍しくて退屈はしなかったのですが、僕としてはやっぱり、ロックは、ロック楽器って言葉はないけど、三味線ではなくエレキギターで演奏した方が圧倒的に格好いいのは間違いないと言う事の確認でしかなかった。
奇をてらった演奏なのか単なる実験なのかで、その意味も変わってくるけど、やっぱりハードロックはフルバンドの編成で聴く方がいいし、和楽器は純邦楽を聴かせる編成で聴かせて貰った方が断然いいと言う事が確認出来た事象だった。
この話は、また、一つの独立した記事として書きたいと思っていたのだが、ついつい、先出ししてしまったが、やはり、ちくわぶはちくわぶらしさを全面に押し出す料理を確かに食べたい。
代替品だと感じてしまうと、極端に興味が失せると共に、結局、鶏の唐揚げなり、オリジナル料理を食べたくなるのが人の心理と言うものだろう。
と言ってもちくわぶの唐揚げ自体がダメだと言う訳ではなく、ちくわぶに合わせた唐揚げの調理法なら問題ないと僕は考えている。
とまあ、そんなマツコ・デラックスさんの話を素直に聞き入れた丸山店長は凄いし、今後のレシピに物凄く期待が持てる。
そうすれば、関西のスーパーでも普通に売られていると言う日が遠からずくるのではないだろうか。
けっこう楽しみです。
☆*ﾟ ゜ﾟ*☆*ﾟ ゜ﾟ*
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